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諏訪慎也(30才位・デザイナー)×駒野崇生(14-5才位・クチナシの精?)。とある島での一夜がとんでもないことに。すべてを捨てて二人で生きる?どうする?究極の選択!どうなっていくのかハラハラドキドキ。こんな形の幸せもあるのだ・・・。それにしても女性は強かだ。あ。挿絵めっちゃ多い!特盛り?でご馳走さま〜、うぇっぷ。
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元々ピアス誌に掲載されていただけあって、ハードです。ハードエロです。
しかし、男娼、閉塞的な「島」という世界、地位と名声を手に入れた男が、たったひとりの美少年にあれよあれよと堕ちていくさまは見物です。
日常の世界で成功を収め生きてきた男と、閉塞的な島という空間で男娼以外では生き残る術のなかった、ある意味「非現実的」な世界で生きてきた少年とが、お互いどうやって歩み寄り二人で生きていくのか…やっぱりこれしかないよな…と、ちょっと後味が悪い感じがするのですが、私はこういうの、好きです。
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凄くエロくて、痛いお話しです。でもこういう暗ーーい話し、嫌いじゃありません。最後がBADじゃなければ、途中どんなに暗くて痛くてもOK
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三十路男だから「おじさん」ってほどではないんだけど、読みながらお前は谷崎潤一郎かっ、て密かに突っ込み入れてしまいました。ラストになって救いがあって良かったよ。あのままじゃ二人とも社会的落伍者ですから。救いのないBLには手が出ないですからね。
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間違えて注文してしまいました・・・。しかしそれでもあらすじはなかなか面白そうだったのですが、激しいBLエロでちょっとげんなりとしました。デザイナー×男娼(それも性しか知らないような)で、最後が報われるものの色々深く抉っていくので読み進めるのが辛いものがありました。読者を選ぶでしょう・・・
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トンデモ設定の比較的多い綺月陣さんですが、これはそんなにおかしくはなかったです。むしろ、私的にはかなりアリです。
倒錯的というか、どん詰まりというか、JUNEっぽい雰囲気で結構引きずっておいて、最後に読者向けの救いを入れましたね。救いを入れなくても、いい話になってたと思います。
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綺月さんの『梔子島に罪は咲く』まだ読んでるんだが、なんつーの、よく「乾く暇なし!!」って言うけれども、正にそれだよ、崇生のあ○る、乾く間ない…(笑)。生い立ちの特殊性を考えると、乾いてしまうと崇生の精神衛生上宜しくない、と言う異常性が際立っている。
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JUNE的で耽美ものに見えて、意外にラストはしっかりBLになっているので、読んでいる間ずっと死亡フラグが攻と受に立ちっ放しで心配でしたが、安心できる展開でよかったです。
知る人ぞ知る、M県某女郎島をほうふつとさせる「梔子島」。
その島唯一の男娼で、崇生という名の美少年に、身も心も入れあげて、地位も名誉もすべて失ってしまう、人気デザイナー慎也の転落人生が鬼気迫る筆致で描かれています。
人生のすべてを捨ててもいいとまで思わせる崇生とは、いったいどんなびっちで魔性なのかと思ったら、島という遮断された狭い世界で純粋培養され、ただ性欲に素直なだけの、くちなしの花のように無垢な少年でした。
何もかも欲しいままにして生きてきた慎也が、あっという間に浮世離れした少年に夢中になってしまったのは、その美貌とものすごく淫らな身体の虜になってしまったからなんでしょうね。
独占欲が嵩じた慎也は、島から東京へと連れ帰るのですが、仕事も約束もすべて放棄して、朝から晩まで崇生の身体に溺れまくってしまいます。
当然、慎也は周囲の信用を失い、今まで築き上げてきた一切をなくして落ちぶれていきます。
金もプライドも無い惨めな慎也の姿が、これでもかというほど痛いです。
このままだと最悪な結果になるんじゃないかと、本当にヒヤヒヤさせられます。
それでも、彼は崇生を愛し続けるんです。ただし、その気持ちは愛憎混濁で決して平坦ではないけれど、揺るぎないものがあります。
そして淫乱な崇生もまた、慎也だけは特別だ、というのが伝わってきます。ずっと入れっぱなしにしてとか、わがままで欲張りだけど、その裏に慎也への底なし愛が見えていて、邪気がありません。
この二人は周囲から見れば転落してるのですが、むしろ相手とのH以外何も目に入っていない残念さが逆に救いです。パワーを感じてしまいました。
崇生のための服を作ろうと、デザイナーとして再起する慎也の姿に、愛の力ってすごい!と、つくづく感じたのでした…
生きる意欲というか、原動力というか、堕ちるところまで堕ちてまた復活しようとするパワーは、愛する者がいるからですね。
エロ的には殆どがエロなので、おなかいっぱいになります。なので、萌えることは萌える。でも、それよりいい年した慎也が美少年に血迷っている姿の方が、もっとドキドキして興奮しました。
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売れっ子デザイナー・諏訪×男娼・崇生。女郎島で崇生を見た諏訪は崇生にのめり込んでしまう。島から連れ出し、自分のマンションに連れてくるけど崇生は普通の生活に馴染めない。諏訪がいないと寂しくてオシリがたいへんだ!色んなものが入ってしまった…。諏訪は諏訪で仕事に支障が出るくらい崇生に構いたおし、女に追い出された崇生を追って島に。諏訪、人生転落から這い上がってこれたのも、崇生がそれを応援してわかり会えたのもよかったと思います。