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書名からは「本当は気弱で優しい諸葛亮」なんてのを想像していましたが、そんなモノではありませんでした。おかしいですこの孔明。関わり合いになりたくないですこの孔明。と言いつつ傍目から見てる分には非常に楽しい壊れっぷり。
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後宮小説からのファンとしては、もう酒見さんってばスゴイのよ!と叫びたくなるのもしょうがないでしょう…。
また新たに増えたフェイバリットな蔵書に乾杯。
時代物はもっとフランクにならなければ…柔らか頭で書かなければ…と思う私にとっては、酒見さんは尊敬する人物の一人。
なんかもうマイブーム時に買っておきながら、英語が苦手すぎて、結局読んだのは1頁、弱程度ででお蔵入りしてる英語版三国志を、押し入れの奥から引っ張り出してきたくなったよワクワクワクワク…。
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『泣き虫弱虫諸葛孔明』というより『奇人変人諸葛孔明』といった内容。三国志にブラックなツッコミをしつつも登場人物活き活きと動き回り小説としても飽きさせる事なくぐいぐいと酒見賢一の三国志世界へと引き込まれてゆく。
一番腹を抱えて笑った所は英訳・三国志で「ナイス アタック ブラザー!」と喜びあう劉備三兄弟が金髪碧眼の荒くれカウボーイに見えてくる所。他、脱線ともとれる作者の雑学雑感を交えその脱線とも思った文章が一章の大きな主題に見事に繋がり無駄に見えて無駄がない。無駄こそが酒見賢一を他の歴史小説家たちと一線を画し、そして唯一無二の作家たらしめているのではないかと思った。
真面目な三国志読者には酒見賢一の毒舌とひねくれ揶揄するような描写で語られる孔明像は不愉快に思うかもしれないが何十、何百と出版される三国志関連の書籍の中でこのような異色作があっても良いではないかと思った。
是非とも赤壁の戦い、五丈原に散るまで酒見賢一の孔明の活躍を見たいものです。
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裏・三国志の名にふさわしい作品。
私のバイブルですね。
最高に面白い。
自分を売り込むための臥龍プロジェクト、宇宙の話をし、世界一の醜女の嫁さんと1日中イチャイチャ、ここまで破天荒な諸葛亮ははじめてですね。
個人的に気に入ってるのは嫁取り。あれは傑作です。
電車の中で思わず噴出して周りに変な人のように見られました。(笑)
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諸葛孔明の見方が180度変わった本。
兎に角面白いの一言です!!
人間離れしたイメージのある諸葛亮ですが、やっぱり彼も普通の人の子だったんですね(笑
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●うっわー、めっちゃおもろいが、正統派三国志ファンの人が読んだら怒るんじゃないかコレ?
などと余計な危惧を抱きつつ完読。
とりあえず、三国志は三国×双しか知らねえよレベルの人は、先にフツーの三国志を読みなさい。おわかり?←なんだ貴様
●・・・などと、エラそうにほざくには、理由がございますんですのよ、と。
とにかく本作では、酒見賢一天才のツッコミお笑い芸が炸裂しとるんですよ。
ヘタレ劉備の魔性の魅力も、殺人マシーン張飛の楽しい虐殺も、呉の強力ヤクザ孫権一家、忘れちゃいけない主役のド変態イカサマ師諸葛孔明も、基本の三国志を読んでないと笑い切れますまいて。うむり。
ついでに、某超有名トラウマアニメの主題歌とか、基本の格闘技ワザとか知っとくと、笑える度数割マシかもしんない。
そんな、とってもステキな30代向け三国志でっす☆ アーハーン☆☆(´∇`)←わからんちゃ・・・
●なんてねー。
実は読了したのが10日以上前なので、あまり熱く語ってませんが、本当に大爆笑だったんですよで賞。
光栄の爆笑シリーズとか白井恵理子(・・・)で若き日を過ごした世代(・・・・・・)には、もひとつ笑えるで賞。←それもどうだ?
追記:フツーの三国志って何?とおっしゃる若人には、おばちゃんの読書歴を教えといてあげるだに。え、いらんだに?
1:桃園→玉璽→三顧の礼→長坂坡→赤壁(終)な児童書版。
2:今は亡き松本竜助のパンチパーマが懐かしい人形劇版
3:吉川英治版。戦前の作品。
・・・・・・・・・ええ何かご意見でも?
個人的には周星馳の監督・主演で映画化希望。
ワシの脳内イメージでは、もう星馳が白羽扇持ってるもん。
ドブスメイクした莫文尉が(はるか昔に別れたけど)黄夫人だもん。
なにい!?メイクはそんなに要らんだとう!!? 失敬なッッ!!o(`ヘ´)←どっちがやねん。
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ギャグでした。諸処に・・・と言うかもう常に著者のツッコミ搭載。
一般に知られている三国志の人物像とは違っている事も笑いの原因。
孔明出廬までの話ですが、劉備が孔明を引っ張り出そうとする辺りがちょっとくどく感じらたのが最後に溜息を誘います。
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この作者が奇人なのか、諸葛孔明というキャラクターが鬼神なのか。…あー、下手な言葉遊びはやめよう。悴んだ指でややこしいことを書こうとしても打ち損じが増えるだけ。
とにかく変! 変!(誉め言葉)
なんつうかもう、 「なんじゃこりゃあ(鼻血のついた掌をまじまじと見ながら/誉め言葉)!」
「できたら友達にはなりたくねえなあ」っていう人は私の好きな人リストにそれこそアホほど名を連ねているけれど、ここまでの人はちょっと見たことなかったなぁ…。
(見たことないといえば180cmを超える長身の黄氏なんてのも見たことなかった)
とりあえず、一番印象に残った場面は「しあわせ?」。これだけ書くと何がなんだかわからないけれど。
あとただのアレ(どれよ)でしかない劉備とか(かなり好きだ!)。徐庶ーッ!(万感籠めて)とか。ホウ徳公はどうしようかと思ったけど、彼に関しては幸か不幸か先入観がなかったし、もう私の中ではああいう人という方向で行こうかな…とか…
…なんとも未整理な感想だなあ…
困った癖なのだけれど、熱中して本を読んだ後、まるで夢でも見ていたようにその内容が記憶できていないことがある。
たぶん本の内容を頭の中で整理する前に意識が次の場面に移ってしまうのだ。現実の出来事がそうであるように、掬い取れるのはほんの少しだけで、あとはもう起こるそばからボロボロ落としていってしまう。
この本を読むのもそういう感じだった。小説というよりはエッセイに近い形なのに、まるでサーカスか何かみたいに、妙な興奮ばかりばらまきながら転がるように展開していくように見えた。
読むのを中断すると中毒のように続きが気になって仕方が無い。なのに読み終わってみれば何かを成し遂げたような、なんというか、爽やかな気持ちになってしまっているのだ。(久しぶりに徹夜で読書なんかしてしまったからボケてるのかもしれない。)
それだけ作者が上手いのだろう。
…いや、えっと、でも。…
…せんせー、これがいわゆる臥龍マジックですか?(真顔)
感想を書くために一部分だけでも読み直そうかと思ったけれど、課題も山と残っているのにまたこの本の術中にはまるわけにはいかないので断念しましたとさ。
(そもそもこの時期のこの時間にこんなものを書いているという時点でかなりもうダメだ)
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三国志×『魁!男塾』、シャレを解さない三国志ファンは読んではいけない地雷ですが、一騎当千のツワモノたちのぶっちぎれかた、そのデフォルメっぷりを許せる方には是非読んで笑っていただきたい。「自分の愛する武将を汚した!貶めた!」という類の思い込みがなければ、こんだけ笑える三国志はないです。
用兵に於ける、ホント神かってくらい崇め奉られ称えられている諸葛孔明を天才なんだかアレなんだか、という存在として描いているのをはじめ、人望しかない大酒飲みのバトル大好き傭兵団・蜀、オジキをトップに据えた男弁の仁義なき集団・呉(「くれ」ではございません)、優秀な人材を見ると集めずにはいられない人材マニア曹操率いる・魏が繰り広げる戦いと、あくまでもマイペースを貫く珍孔明、これ三国志に疎い方にもお勧めです。
現在2巻まで発売中、続編が出たら何を差し置いても読みたい。
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私の愛する諸葛孔明像ランキングで、SWEET三国志の孔明に並びました(笑)。
抱腹絶倒です。それでいて、中国物に激強な作家さんだけに安心して読めてしまいます。
激しくお薦め。
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ヘンタイすぎる諸葛孔明とバカすぎる劉備とその仲間たちが大好きだ!
笑い声をあげてしまうので、一人にときにしか読めません。
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孔明が劉備に呼ばれるところまでの話。
いやーー。三国志は齧った程度だけど、コレは面白い!
作者の細かいツッコミが笑えます。
早く続編も借りてこよ〜っと
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三国志を真面目に語っていると思いきや、お笑い入りの諸葛一族&蜀のみなさんのおはなし。
諸葛均が振り回されすぎです....そこの孔明ッ!黄氏といちゃつきすぎ!
「元直・・・・しあわせ?」
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酒見さんの著者後書きの語りがそのまま小説になったような本。それにしても三国志本を読んでこんなに笑ったのは初めてかもw。
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三国志に少しでも興味がある人なら、是非一度読んで欲しい一冊。ただ、出来る事なら、一度きちんとした本を読んでからの方が良い。
この本に描かれているのは、題名通り「諸葛孔明」の物語。彼の幼少期から、かの有名な三顧の礼までのエピソードまでが収められている。何よりも印象に残るのが、彼の嫁取りのエピソードだろうか。ただでさえ、変な兄に振り回される諸葛?が、兄嫁月英にも虐げられている(?)姿に爆笑。ここに描かれている孔明は、他の作品に見られるような、冷静沈着で仙人のような人柄ではない。破天荒というか、とにかく問題児なのだ。変人としか言えない。
小賢しい策を労し、三度の飯よりも火計が大好きな狂人の様に描かれている。しかし、そこに反論しようとしても・・・残念ながらできないのである。確かに彼は火計が大好きだ・・・。
そんな彼に振り回される諸葛?を哀れみながらも、笑いが止まらない、そんな作品です。