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別冊文藝春秋連載中の爆笑孔明伝(本書で扱われるのは三顧の礼まで。現在第二部も連載中)。孔明も超人ではなく「生身の人間」であるというある意味当然の前提に立ちつつ、該博な歴史知識と先入観を排した資料の読みを基礎として、自由に想像力を駆使した著者一流の切り口が楽しい。本書の孔明は、「泣き虫弱虫」というより「ひねくれねじくれ」という感じだ。しゃれのわかる三国志ファンは必読。
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酒見講談とでも名付けたいくらいの名調子。これで終わりでは殺生だよねえ。赤壁のすったもんだのくだりは是非にも読みたし。マッドサイエンティストな黄夫人と孔明のバカップルな活躍がもっと見とうございます。
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おおおおおおもしろかった…!ほんと、すごいおもしろい。けど、最後の尻切れっぷりはどうなのか(笑)それでもほんとおもしろい!
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孔明×月英好きならこの本は読むべき!かなーり御馬鹿な内容ではありますが、なのに笑えるし感動できるし、馬鹿夫婦と哀れな弟を応援したくなります(笑)実はまだ買ってなく、立ち読みの見解なので4で。読みきったら5にしますv
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三国志の歴史が一通り分かっている人には面白すぎる本!
蜀の人たちを英雄にするために犠牲(?)にされた人の無念を晴らすように、作者が気持ちよく突っ込んでくれます!
特に蜀は好きではなった自分がいつの間にか、蜀を見るたびにほくそえんでしまいます。
これは、諸葛亮の策か!?
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とにかく面白い!
既存の孔明像を覆す大胆発想に爆笑です。
「策をくだされーッ!」と絶叫する劉玄徳、恐ろしき殺人マシーンの張翼徳、奇声を発しても爽やかな(?)趙子龍…酒見さんならではの人物斬り、痛快としか言いようがありません。
しょっぱなから孔明さんのことを「おとなげない」と言い切る人はこの人、酒見さんしかいないんじゃなかろうかと思います。
またその発言が「言われてみれば確かに」と思える辺りが酒見さんの凄さだな、とも思うんですが。
諸葛孔明が好きな方はもちろん、そうでない方にもお勧めしたい一冊です。
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はっきり言って面白い。マッドサイエンティストの黄氏と奇人変人の孔明のバカップル。勘だけで生きる何処が人徳者?の劉備。殺人マシーンの張飛と関羽等など。既存の三国志モノでは決して味わえない面白さです。三国志好きなら絶対読んで損はないと思います。
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諸葛亮のキレっぷりと劉備の泣きっぷり、諸葛均の歪みっぷりに大爆笑!三国志好きなら一度は読むべき!
内容のアレさに較べ普通の本っぽい装丁が残念。装丁に凝ればもっと売れると思う。
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演義を基にした三国志小説によくある「完全無欠の天才軍師・諸葛亮孔明」に飽きた人に。同じ天才でも奇人で変人な孔明なら気になりません。劉備をはじめ関羽張飛趙雲黄夫人に至るまで、今までの彼らのイメージをぶち壊す人物描写に爆笑。
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ギャグ三国志。
いや、さすが酒見さん。文章に脱帽。この手の文章は下手するとイタイ事になるんですが、すごく綺麗にまとまってました。
そして何より孔明がおかしい・均が可愛い・劉備ヤクザ・趙雲がカンフーというノリがもう。
徐庶が可哀想で良かった。
徐庶母が恐くて良かった。
スーッと読めてしまうので、娯楽本としては最高でした。ただ分厚すぎて持ち歩けないのが難点。
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好きだ。登場人物も作者も。
三行に一回は笑う。そんな中に酒見氏の皮肉じみた鋭い視点が冴えている。堪らない!
かわいい男がいっぱいだけど、彼らに関りたくは無い。
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こういうの大好きです!ちょっとバカっぽくて。吉川英治のあとに読むと新鮮。登場人物が濃い…孔明が好きになりました(笑)けっこう分厚い本なのに、すぐに読めてしまう面白さ。酒見賢一という作家を知ることになった本です。
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笑った!登場人物の壊れっぷりが素敵。五丈原まであったらよかったのに!蜀はあんまり好きじゃないけれど、こういうのならオッケーな感じ。
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酒見賢一ってシリアスな作家のイメージがありましたが、これは全編パロディー調の一編。とはいえ、諸葛孔明です。一筋縄ではいきません。
殺伐としていた遠い昔、人々はどんな風に生きてきたんでしょうか。歴史書にあるような思いつめた英雄たちの姿は本当なのか。そんな疑問を解消すべく、できるだけ等身大に、いやそれ以下に(笑)描き出していきます。劉備3兄弟の桃園の誓いは繰り返し披露していく内に完全に様式化した宴会芸になっちゃってるし、趙雲微妙にハブられているし、曹操は人材オタクだし。そんな中、天下の大奇人、諸葛孔明が弟を泣かし、姉をヤキモキさせ、徐庶を適当にあしらい、奥様は発明マニア。もう向かうところ敵無し。虚名を流布し、時流を掴もうとするも、なんか結局劉備に引っかかっちゃう。
時事ネタあり仁義あり戦いあり、マカロニウエスタンあり(英訳三国志演義より。ある意味面白そう)とその筆の軽いことといったら。三国志ファンは抱腹絶倒または怒り心頭間違いなし。
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『水滸伝』とか『三国志』とかこの際『金瓶梅』でもいいや、とにかく中国の小説読んでて「えっ、それヘンだろ」と思ってもつい流してしまうことを、「やっぱりそりゃヘンだろ」と全身全霊でツッコミを入れる、酒見賢一の面目躍如たる一冊。『聖母の部隊』の「地下街」のノリをそのまま持ち込んだ力作。「三国志だからしょうがない……」と思ってしまう弱気な心を吹き飛ばしてくれて、なんだかカタルシスすら覚えます。特にヘンな英訳エセ西部劇調三国志とか。ラストの「三顧の礼」のくだりは出色!粗筋だけ知ってれば楽しめます。……格好いい孔明様が好きな方にはオススメいたしませんけどね。<諸葛均はほんとにかわいそうでした……(笑)