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フェロモン。名前は聞いても正体は知らないという人が多いと思う。当書は生物学見地から学ぶ“色っぽさ”の学術書。人間でもフェロモンは出ているし、それをキャッチするセンサーを持っているそうな。
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[ 内容 ]
精子はその昔、バイ菌だった。
相性は遺伝子で決まる?
などなど。
フェロモンと遺伝子に関する最新の知見が解き明かす、男女のふるまいの秘密。
あなたの行動はここまで動物的だった。
[ 目次 ]
第1章 ヒトのセックスフェロモン
第2章 フェロモンセンサーを追う
第3章 ヒトの同性愛と性同一性障害の生物学
第4章 ショウジョウバエの同性愛と遺伝子
第5章 脳の性モザイク
第6章 女たちのフェロモン
第7章 相性は遺伝子で決まるか
[ POP ]
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☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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フェロモンとは実際に存在するのか。そして存在するとすればどういったメカニズムで作用し、人間にどの程度の影響を与えうるものなのかをわかりやすく解説している。恋愛対象の相性に少なからずにおいが関係している。
加えて、レズやゲイ、バイ、トランスジェンダーがある程度先天的な要素を孕んでいることも示されている。
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2004年に書かれた内容です。
分かりやすく書かれた部分と、専門的過ぎて飛ばす用語も多かったです。
フェロモンが鼻から(他種の動物はまた別)吸われるにも関わらず、匂いとは殆ど認識されず(別経路)、それでいて強力な、本能的な作用を脳に起こしている事を知り驚きました。
ヒト以外の実験結果も興味深かったです。
フェロモンを受け取るセンサー役や運び役、そのものの正体に迫り、遺伝子や免疫にまつわる白血球の動き(『はたらく細胞』の世界)等までいきます。