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むっちゃかっこいい。
奈津川家のマザコン美形四男坊がかぁちゃんの敵討ちに疾走するすっげぇドライヴ感がたまんねぇ!!!!!
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この人の話は殺人があってもそれは最後には結局どうでもいい感じの解説で終わっちゃうとこがえーってなりつつクセになる。
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またも舞城さんの文に呑み込まれるように読みました。
奈津川家の痛々しい家族愛、なのかなぁ。なんじゃこりゃというようなミステリーのトリックなのですが、すごい怖い場面なのに半笑いです。不思議な文だなぁ。
四郎のようにチャッチャッチャッハイ。とつぶやきながら仕事してしまいます。
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リズムは流石と言ったところ。
ミステリーとしてはどうでしょうね。
馬鹿馬鹿しいっちゃ馬鹿馬鹿しい内容だけど、
家族愛に溢れて…ますよね?(笑)
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初の舞城作品を読了〜。「文圧」と評される切れ目無い一人称の文章は、確かに圧力を感じるけれど、時々表れるスラグが、ダラダラした印象を払拭する爆弾となっていて、良い感じ。しかし、言葉使いが汚いやね(笑)。ここではとても書けませんです、はい。一応、ミステリ作品の賞となっているメフィスト賞の19回目の受賞作品なのだが、事件そのものよりも、主人公の四郎とその家族「奈津川家」の物語として書かれている作品。東北圏(新潟は東北じゃないけれどね…)に住んでいるので、イマイチ関西圏(物語の舞台は福井県)の言葉使いがしっくりこない。奈津川家の家族同士の会話は関西弁でも違和感が無いのだが、他のキャラ、特に日本の女性キャラが話している関西弁が、聞きなれず、いつもケンカ越しなのか?と、訝しみながら読んでいたので、文のニュアンスが受け取りにくかった。チャンドラーの名作「長いお別れ」の引用や、映画関係、特にサスペンスとサイコスリラーモノの引用が多くて、ちょっとほくそえんでいたが、やっぱり新本格ファンとしては、謎に対する回答の出し方を大切にして欲しいかなと思うんだよね。これはこれで面白いのだけれどさ…。
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私が友人から借りて初めて読んで衝撃を受けた舞城本。奈津川さん家の四男、四郎ちゃんが主人公です。パっと見、長い文章がツラツラと書かれているようですが、読めばどんどんページが進むから不思議。
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ドラムンベース聞いてる感じに似てるかな。
あのカックンカックンしながら、ゲラゲラ笑い出す感じ。
気持ちいいのか悪いのかよくわからん宙ぶらりんさ。
だからさ。これが文学かどうか。
なんてのどかな問いはもうやめようよ。
そんなこと、どっちだっていいじゃん。
ていうか、余裕あるじゃん、お前。
いっぺん死ねよ。
「しゃんとしろこの野郎。目を開けろ。苦痛はお前を苦しめはするが殺したりはしない。苦痛は確かにあるがそれから逃れることは今のところできない。ゆっくり休みたければ仕事を済ませてしまえよコックサッカー。ドントビッチアバウトエブリシング。ドントビッチアバウトエブリシング!」
これ以上何が言える?どう言えるだろう?
この声なんて消えてしまえばいい。
痕跡さえ残さず。完全に。完璧に。
僕なんて消えてしまえばいい。
お前なんて消えてしまえばいい。
訪れた二度目の『枯木灘』はさらに荒んで、こんなに笑えたんだった。
あるいは。
『百年の孤独』も皆で分かち合えばこれほど饒舌でカラッポだ。
でも。
こんな遠くへ来るつもりじゃなかった。
海へ行くつもりじゃなかったんだよ。
煙か土か食い物。
Smoke,Soil,or Sacrifices.
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最強ですね。これ。びっくりしました。舞城のデビュー作。暴力的な描写ばかりですが、ミステリチックだし、、、、ホント舞城天才です!
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舞城王太郎作品。長編。本当に最高。あの家族にあったら惚れてしまうね!でもどっかやっぱくるってるけど。最高おもしろいです。
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リズミカルに描かれる、暴力と家族愛が交叉する物語。文章は山田悠介とは別の意味で読みやすい。この人の文章は真似できない。この人にしか書けません。いやぁ、おもろい。
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「舞城」という名のジャンルが確立されてしまった。改行が皆無という特徴は、まさに舞城の描く世界に於いてはそうあって然るべきもので、重厚な疾走感(とでも言うべきか)は読者の感覚をまるごと全部奪い取り去って行くかのようである。文体によって加速する暴力と、その風圧で軽やかに舞い踊るストーリー進行は秀逸。アクセントに乱歩の二銭銅貨を踏襲したりするそのセンスの良さが光っている。一度伏線を張ってそれがヒントになったけど結局その真意は…?関係ないのか関係あるのか結局判らず仕舞いになりそうなところで回収!おおっ!これは!……くだらねえ!等々、エンターテインメント性でも及第点。息を吐かせないってのはこういうことなんだ、と思わせてくれる。この『煙』は、どちらかというと謎解きの傾向が強く、ミステリ的な要素も申し分ない。謎とその解答のバランス、判りやすい判りやすさ、つまり難易度的に絶妙。また、圧倒的に暗く熾烈なバイオレンスは、アドレナリン分泌を促してくれます。ストーリーの進行度に比例して加速する臨場感、そしてクライマックスでの再加速!おいおいおいおいまだこの車スピード出せるのかよアクセルベタ踏みじゃなかったのか?リミッター外れちゃったけど、ソー、ゴーゲットディスサノバビッチ、マザファッカー!てな感じで、常套句だけど「先がとにかく気になる」。スピードのその先の先の先の先の……どこまで加速できるのか試したくてしょうがなくなる。時に愛や暴力をも「舞城」は燃料として消費させてしまう。とにかく圧巻だった。思う壺だった。ああ!どうしてくれる!
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とにかく読み始めると作者のリズムとテンポに引きずり込まれる。ジェットコースターのように暴力的に振り回されて、最後に思わぬ涙が。
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舞城先生のデビュー作。これもメフィスト賞。この人は勢いで読むのが一番だ。途中で止めちゃったけど;タイトル本当にぴったしだぁ…奈津川家シリーズで四郎視点。こんな家族愛もアリなんでしょう。いやお母さん目覚めるの?それにしてもルンパパ・・・(06/0625)
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額を打ち付けられるような暴力と罵倒と下品さと卑猥さと純粋さと愛情が、ものすごいリズムとスピード感にあふれ描かれた作品。随所に複線が忍び込ませてあったが、トリックの素晴らしさの割りに犯人やその関係性、はては結論までがうっすらと確信できたのが惜しい。そうであっても好きな感じだった。推理小説の枠にはめるのは惜しい素よりはめきらないだろう。奈津川四兄弟を主軸にして語られるひとつの愛と希望の話。けれどその湿度はとびっきり乾いていて同時に血なまぐさい。デンジャラスでサイコ、ストレンジ∩ファッキンマザーファッカー!!でもハートフル?そうかもしれない。これは暴力にあふれているけれど愛情の話でもあるんだ
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やっぱりファウスト賞作家の文章は、慣れるまで読み難い。慣れるとテンポ良く読める。その最初の読み難さをどう乗り越えるか、だなぁ。
タイトルの『煙か土か食い物』という言葉、龍子の残したこの言葉が沁みた。こんなにも暴力だらけの物語の中で、この言葉だけが、妙に浮き上がって、際立って、ノックアウトされた気分。プロットやキャラクターが特別どうこう、という感想は持たなかったけれど、これだけの心に残る言葉を残す、ということが、この小説の評価を決めている。