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秀逸なタイトル。本を開いてすぐの「指」の写真とその解説に惹かれた。
購入からもう2年経つのに未だに読み終わらない。
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サブタイトルの通り、現代技術の基礎の基礎を比較的わかりやすく説明しています。ノートを1冊つぶす程度の覚悟が必要かも。
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1 進化―複雑さの出現
2 DNA―生物学の合理化
3 エネルギー―収支勘定の通貨
4 エントロピー―変化の原動力
5 原子―物質の還元
6 対称性―美の定量化
7 量子―理解の単純化
8 宇宙論―広がりゆく現実
9 時空―活動の場
10 算術―理性の限界
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図書館で借りた。
生物の進化から始まり、数学で終わる章立てになっている。
各章は歴史と研究成果が大雑把に紹介されているため、
目次を開いて面白そうな章だけを読んだり、
ニュースで出てきた話題を調べたりするのに便利そうに思う。
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進化、DNA、エネルギー、エントロピー、原子、対称性、量子、宇宙論、時空、算術。このように“10大理論”のタイトルだけ並べても何だかよくわからないが、読み進めると引き込まれる。学問的な説明だけでなく科学者達の人間ドラマも織り交ぜて語られるため飽きることなく読めるのだ。筆者の構成力の高さに脱帽する。
前半は比較的普通の人にも感覚的にわかる話で、理系であればたいていの人が勉強したことのあるテーマだ。しかし後半に入ると、私たちの日常感覚から遠く離れた世界に放り込まれる。複雑性の歴史と対称性の美、極微から極大の世界を旅して、最終章では「理性の限界」が暴れる。
「事実は小説より奇なり」と言うが、「科学は空想より奇なり」と言い換えても良いだろう。ガリレオが提唱した科学的手法による実験観察の結果は、人間が素朴に考えていた世界観を根底から覆しつつある。それはもちろん、無視できるほど小さな敗北であり、誇るべき大きな前進だ。
私が脳科学に関する本のレビューで、科学が哲学を追い越したと書いたのはそういうことでもある。時空は連続ではなく、事象は決定論的にはふるまわない。しかも算術は不完全なのだ。
大部な本なので読み始めるのに覚悟がいるが、読み始めたら一気だ。
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ガリレオを先駆者とする現代科学の成果の中から選んだ10大主要理論について、その歴史から始まり現代に至るまでを解説している。物理化学者であると同時に一般向けのポピュラー・サイエンスの著者としても名高いアトキンスが解説している科学書。進化、DNA、エネルギー、エントロピー、原子、対称性、量子、宇宙論、時空、算術の各理論について、専門的ながらも一般の読者にも分かり易く解説されている。
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ビッグバンから量子力学まで、かつて自然科学や物理をこよなく愛した全ての方へ。
入門書から一歩進んだ感じです。科学読み物としても上出来かなと。
量子力学のあたりにくるとちょっとしんどいので、物理の基礎程度は押さえておかれたほうが良いですが。
理論入門+そこへ至る歴史的解説があり、頭の体操程度によいかと思われ。
(文系の方には少々しんどいかもしれませんが、一々立ち止まらずにまずは全体を一読してしまうと良いと思います)
ただし。
著者の解説というより独断かな、と思しき部分も多少はあって、その辺ちょっと読む人を選ぶかもしれません。
大胆を通り越していそうな部分が多少・・・。個人的感想ですが。
日本語訳がこの種の本としてはこなれていまして、読みやすいと思います。
一読されたら、興味深い章をさらにじっくり読まれてもよし、そこから色々関連書籍をあさってもよし。
涼しい夜、ちょっと賢くなった気分やアタマの満腹感を味わいたいときに。
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前半は良かったが、やはり後々難しく感じた。
科学や実験が好きな人には楽しめる本なんだろうな。 なので、興味本位で楽しめるようなものではないと思った。
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1 進化―複雑さの出現
2 DNA―生物学の合理化
3 エネルギー―収支勘定の通貨
4 エントロピー―変化の原動力
5 原子―物質の還元
8 宇宙論―広がりゆく現実
10 算術―理性の限界
まで読んだ。
6,7,9はongoing。ちょっとまってね。
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かなり難解であった。副題にある通り、現代科学の基礎となる10個の理論についての解説で、いわば大人のための本格的な教科書である。進化とは、エネルギーやエントロピーとは、原子、宇宙、時空、数学とは・・・。すべてを理解できるわけではないが要所でなるほどと思わせることがあり、ひとまずそれで十分かと。しかし、これだけ幅広い分野の専門的な内容について著者の解説はどれもかなり深く鋭く、サイエンス・コミュニケーターというのはかくあるべきかと思う。
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1 進化―複雑さの出現
2 DNA―生物学の合理化
*2017/11/16ここまで
3 エネルギー―収支勘定の通貨
4 エントロピー―変化の原動力
5 原子―物質の還元
6 対称性―美の定量化
7 量子―理解の単純化
8 宇宙論―広がりゆく現実
9 時空―活動の場
10 算術―理性の限界
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460ページを超える厚い本だけど、科学を網羅的、統合的に分かりやすく解説してある。科学というと分野別に書いてあることがほとんどだが、科学の横軸を通すような視点で理解が深まる。特に4章エントロピーから7章量子論まで今まで読んだことないほど楽しめた。難しいことを分かりやすくとはこのことだ。こんな先生に教わることができる人は幸せだ。
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え、あのアトキンス?? そう、本書は、化学系の多くの方が大学時代お世話になった教科書『アトキンス物理化学』の著者が書いた本だ。教科書のような専門書だけでなく、このような一般向けの書籍も出しているとは知らなかった。
本書では、科学研究が新しい方向へ進み出した転機となるような10の「深遠なアイデア」について解説した本だ。進化、DNA、エネルギー、エントロピー、原子、対称性、量子、宇宙論、時空、算術、これら10のトピックについて、そのアイデアの持つ意味、世界に与えた影響、歴史などについてそれぞれ40ページ程度で解説している。少ない文量にもかかわらず、重要はきっちり書かれており、わかりやすい。