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今回はサイドストーリー的に里香の主治医夏目の過去が中心。小夜子と出会った高校時代から学生時代を経て静岡勤務までのおはなしです。
「よう、奥さん」「やあ、旦那さん」という会話が印象的だった夏目と小夜子。生と死という重いテーマで、ややもすれば殺伐とした雰囲気になりがちなのですが、この「ほにゃほにゃした感じ」がそれを緩和しています。もっとも、二人の行きついたところは逆に切ないのですが。この二人と裕一・里香のイメージが重なっているところへ挿入される数年後の裕一の姿。そこには里香は・・・これは夢として終わるのでしょうか、それとも5巻以降への導入なのでしょうか?
本編は裕一のがんばりどころ。里香と会うことを禁じられた裕一はどうするのか。里香の気持ちをもっともよく知っているのは裕一なのですから、ここで立ち上がらなくちゃ。
いちばん大切なことはなにか、考えさせられる作品。ライトノベルという枠でくくるのはもったいないです。 (2005.03.16)
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里香の手術が終わった。里香の主治医夏目はもう里香に会うなと言う・・・。
そこで傷心の戎崎祐一がとった行動とは・・・。
この巻の大半は夏目の話になっています。夏目の秘められた過去が明らかにっ
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愚かな少年、愚かな少年「だった」男。汚れて、もがいて、なくなって、それでも後悔しないって誓えるか?できるならもう迷わない。
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MAX最高、神懸ってます。
なんて上手い心理描写、あざといキャラとベタな設定でスタートした本作がこんな名作に化けるとは思いもよらなかった・・・
刊を追うごとに面白くなっていく。3巻の展開には洒落にならんほど震えたんですが今回もそれに近いものが。
ベタだけど、83ページ1行目には背筋が薄ら寒くなった。秋山テイストすら感じられた。
セリフ的には今回は小夜子の『先に死んじゃうけどごめんね』と、裕一の『でも短くもないよ』。なんつーか、描写がクロスしてもう・・・(涙
ザッピングしすぎで読みづらくもあったけど、これがあったからこその↑クロス。最高でした。
電撃文庫らしくない作風ですが、全てのラノベ好きな人に読んで欲しい作品。
次刊は今年後半かなぁ・・・
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今回は夏目先生の昔話が多く出てきます。切ないです・・・。
最後は裕一、めちゃくちゃって訳ではないけれど、かっこいいですvv成長したな、って思いました。あ、里香も!
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シリーズの主人公である裕一と里香よりも、脇役夏目がメインになる作品です。夏目の過去(心臓病を抱えた奥さんが居り、裕一と同じような状況にあった)について描かれ、夏目の裕一や里香に対する行動のモトとなる出来事が分かります。夏目の過去の話のラストは涙無しには読めません。
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手術後、里香は、そして祐一は....。
夏目の過酷な過去。
まだまだ半月は続く。前回の勢いも衰えず、話は佳境へ。
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「もう里香には会うな、邪魔なんだよ、おまえは――」
里香の手術直後、主治医夏目の口から放たれた言葉に、裕一は戸惑う。
そして訪れたのは、生ぬるい日常。
あまりにも当たり前で、捉えようのない日々だけだった……。
一方、その宣告を下した夏目は、ずっと裕一を避けていた。
ヤケになった裕一がバカ騒ぎを繰り広げる夜、夏目は亜希子に自らの過去を語りだす。
大好評シリーズ第4弾、ついに登場!
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里香の先生「夏目」の過去話がメイン。
その他、裕一が里香に会えなくなったり
・・・て、大変ですよ!?
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半月はほんとにいい小説。
その中でもあえての4巻です!!この4巻を読んで橋本先生のすごさを感じました。
夏目先生の過去と裕一の決意が・・・・涙なしには読めません。
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『彼等の孤弱を憐れんで、今後とも道塗に飢凍することのないように
計らって戴けるならば、自分にとって、恩倖、これに過ぎたるは莫い。』
(中島敦『山月記』)
夏目の過去と裕一の決心。
経験者は自分が苦い思いを味わっているから、似た状況が繰り広げられて
いるのを眼前にすると「やめとけ」って言ってしまう。
ただ、それは当事者にとっては、ただのおせっかいに感じるんだろうね。
行動して始めて理解できることもある。身に覚えありまくりだ。
なんか青臭い気持ちになるが、それもまた良し。
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今回は、夏目先生が陰の主役?
雄一パートと夏目パートが錯綜。
雄一に対する夏目の態度も緩和されているように思うけど〜
どうしてだろ?
この人の雄一に対する態度が、
雄一のためというよりは、余裕がないようにしか感じられないんだよなあああ。
度量が狭いよ〜
想像力も貧困だよ〜
亜希子さんは、雄一の視点も、りかの視点も、お母さんの視点も
鑑みた上で、
客観的な意見を出してるのに。
う〜ん、私は夏目先生にはもはやからい評価しかできないのでだめですね。
でも夏目先生の嫁は凄くよかった!!
あの嫁を選んでいるということだけで、
この人の本質が垣間見えた気がした!
結局、りかとおんなじで、
気づいてほしいナイーブな自分を隠してるけど、
でも誰かに気づいてほしい
それをほれほれっとうちひらくのが嫁だったんだなあ。
偉大なり。
今回はチボー家のなぞもあかされぬまま。
次へれっつらごー
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2010/10/29(~329終)
3・4と一緒に借りたので、読む。
4巻はかなり、お涙が要求される話でした。
意味不明でひねくれすぎているため好きではなかった夏目先生の過去が暴露されるたびに、「ああ・・だからか」と悲しさの納得をしました。
そして、裕一と里香の今後がさらに気になる展開にまできました。
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夏目を出した時からこれがやりたかったんだろうなってのを、きっちりと描けてるのが丁寧で良いね。これまでで一番好きな巻。
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諦めきれずに裕一にある言葉を言った夏目
その夏目の諦められなかった過去話から裕一が思い切る
その一連の流れがよかった
小夜子さんかわいいね