世界の終わりの魔法使い Çａ ｎｅ ｆａｉｔ ｒｉｅｎ みんなのレビュー

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ポップカルチャーっすか？　なんか西島大介にはサブカルチャーのにおいを感じる。多分にＳＦ的趣向と、こ憎らしいがゆえにかわいいキャラクター。っつーか、ＳＦというのはサブカルチャーの最後の砦じゃなかろうか。みうらじゅんもあまり気にしない、という基準だけで言ってますが。絶滅品種の儚さと、なんだかわからない勢い。

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世界がぜんぶ嘘っぱちで、そんななかで生きていく。嘘なんていつか終わっちゃうものだけど、「反抗的で、やんちゃで、優し」くCa ne fait rien（どうでもいいさ）って。何かが生まれる。

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音楽、芝居、本、映画・・・ボクが強く心惹かれるものに共通しているのが、青さ、ほろ苦さ、センチメンタル、虚無。

西島大介の作品は、これら全てが散りばめられているんだな。

大きな戦争があった後の退廃した世界が舞台で、そこではみんな魔法を使える。主人公の男の子を除いては・・・

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一冊できれいに映画一本分ってかんじ。おつかれさま！っていいたくなる面白かったけどやっぱりもうちょっと緻密な絵で読みたいな

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2006. 11月頃　古本市場で偶然見つけた。僕の中では二作目の方が断然切ない。というよりこっちはあまり切なくない。僕の中では。そういや来年第三部出る予定なんだっけ？

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たった一人、人と違うことは怖いことだと思うけれど、それを跳ね除ける力を持っている子もいるということ。だから信じられる。

世界が、果てしなく広いはずなのに、何故か終わりが見えていて、すべてが虚構だったというオチを、だけどハッピーエンドにすら感じることが出来たのです。

戦って殺していくことと、愛していくことを、私は今まで相反するものだと思っていたけれど、この二つが手を取り合う世界が教えてくれた。

ムギとアンが教えてくれた。

だから、この漫画はハッピーエンディングなんだ。
あたしの中では、絶対的に、泣きたいほど幸せな終わりなんだ

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多分、たった１つの言葉を伝えるためだけにかかれる物語があるんだと思う。
これが、そういうお話。

彼女こそが、ぼくの奇跡。

でも、待って欲しい。
彼女と出会っただけで、夢のような冒険が始まって、すべてが満たされてしまう。
そんな素敵な彼女。

でも、からっぽの自分は、何も変わっていない。
何も変わらないまま、しあわせになるために必要な彼女なんだから。

出会った瞬間から、ぼくを信じて、ぼくだけを見てくれる。

それはなんて都合のいい。

でも、西島大介には、

「それは、全部フェイクだよ」

と言ってしまう悪意もある。
そんな都合のいいこと、みんなにおこるわけなくて、残される人間はずっと残される。

「どうでもいいさ」

とつぶやいて。

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魔法VS化学のお話。
ファンタジーと見せかけて実はＳＦなので、おとぎ話的なものを期待するとちょっと予想を裏切られるかも。
オチはちょっとありがちだけど、そこに至るまでの過程は斬新。
ジャンルのいり混じった世界観が大丈夫ならばおすすめ。

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すごく素敵なファンタジーです。設定は、ちょっと切ないけどね。
?（本作）を読んで、?（恋に落ちた悪魔）を読んで、もう一回?を読むと、もっと切ない。。

そして絵柄も、お話しにピッタリ。こんなに少ない線でも、ここまでの表現が出来るんだ。。

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魔法の言葉はサン・フェアリー・アン。愛の言葉はプー！君が好き！憂鬱で退屈な嘘だらけの世界にキスを。爽快なファンタジー。

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めちゃめちゃポップな絵柄の子供主人公のファンタジーだけど、ところどころの演出が、大人向けの作品をにおわせる。
この絵柄でベロチューしちゃうあたり好き。

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単純なイラストだけど、かわいい！
このイラストであの壮大なストーリーをかけるのはすごいです。
表紙にひとめぼれして買ったけど、大当たりでした。

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「いつか世界が、君に気づいてくれたらいいのに…」
自分の子供に読ませる、最初の漫画にしたい。

プー！

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西島さんの漫画はあいかわらずのっぺりしてて、強弱、メリハリが感じられないのだけど、こんかいのは、浮遊感が半端ない。
あと、魔女がかわいい。