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主人公のキリコが特に魅力的で、近藤さんのシリーズの中では歌舞伎物と並んで続きが楽しみな本。
これを読んでもお掃除好きにはなれないけれど(笑)、せめて頭と心の中だけはすっきり整理整頓して、屈託なく生きていきたいものだと思う。
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まさか続きが出るなんて!こんな奥さんいたら幸せすぎるよなぁ。。。とちょっと思いつつ。面白さは断然1巻のが上ですね。
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●お掃除少女キリコちゃんシリーズ第二弾。
いや、かるがるしくお掃除などとゆうてはなりませんな。
ミニスカ&ブーツにへそだしスタイルのキュートなキリコちゃんは、お掃除にかけてはプロ中のプロ・スーパースペシャルプロフェッショナルな、清く正しく美しいオフィス清掃員なのです!
日々悩める会社員の皆さんも、運良く彼女に遭遇できたなら、すでに八割解決も同然!
七人の小人さんを合わせたよりも強力な妖精さんなのです☆ ●・・・とか言ったら怒られるな。
実際、窮地に立った人間には、地上に降り立った天使としか思えない存在だったりするわけなのですが、彼女もまた立派な人間です。
悩みも困りも逃亡(!)したりもするのです。
しかし彼女のエラいところは、自分で解決しようとするところだ。うむり。
どうもいい子すぎるし、何もかも自分ひとりでがんばりすぎなキラいもあるし、彼女みたいな友達がいたら、思わず恥じ入って穴掘って隠れなくてはならないと言う説もありますが、だからこそ、読者としては応援したり、電信柱の陰でそっと目のフチを押さえたくもなってしまうわけなんでしょう。 ●正しい本格ミステリ短編集でした。
第一作目の『天使はモップを持って』とあわせてどうぞ。
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★あらすじ★キリコシリーズ第2弾。若き清掃人・キリコが出入りするオフィスの謎を解明する連作。3作と、キリコと前作の語り手・大介のその後を描いた一作を収録。
★感想★現代っ子でありながら、聡明なキリコちゃんはやっぱり魅力的です。自分の近況とも重なり、「鍵のない扉」が印象に残りました。「心を擦り切れさせて同じ場所にとどまるよりも、別の方法があるのなら、それを探したい」という言葉にすごく励まされました。
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080210貸出。080223読了。
前作がよかったので、読んでみた。
雰囲気はよいんですが、結婚してからちょっと違和感。なんやろ。純粋でいてほしかったのかな・・・?
すっきり爽快な雰囲気は変わらずいい感じ。
☆スカイ・クロラ(森博嗣・080301読了)も再読したが、ココにはカウントされず。
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どれを読んでもハズレなし。
最近急上昇な近藤史恵による、キリコちゃんシリーズ第二弾。
なんてことない短編集なのに惹きつけられる。息もつかずに一気読み。
素直に面白かったです。満足。
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モップシリーズ続編も合わせて読破。
人妻になったはずのキリコさんですが、
まったくそんな雰囲気をかもし出しません。
でも、最後のお話は・・・いいねぇ。
前作に引き続き、ラストがいい!
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キリコシリーズ・第2弾。
第1弾ではずっと同じ会社で清掃作業員として働いていたキリコが違った職場に派遣されて、事件を解決する。
新入社員や娘との関係に悩む・中年課長、女性ばかりの小さな編集社の女性ライター、つきあっていたモデル仲間に二股掛けられていた駆け出しのモデル。不思議な事件と遭遇した彼らは、キリコの力を借りてそれらをすっきり解決していく。
普段、オフィスの掃除をしている人なんて、気にかけていないことが多い。でもキリコみたいにオフィスを磨くことに一生懸命になっている人がいるから 良い環境で仕事できているんだなあと改めて思わされた。
今回、キリコと大介の話は出てこないのかな〜と思ったら、ラストに登場。それまでの3話とちょっと雰囲気が違う。
仕事と家庭と介護の中で揺れるキリコの姿には、共感する人も多いだろうと思う。
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面白かったです。キリコシリーズ第2弾です。日常の謎と言うかちょっとした悪意が元になってるのでそんなにハラハラドキドキもなくサラッと読めます。
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かわいらしいミステリでした。表紙に「本格ミステリー」って書いてありましたが、うう〜〜ん。。。。これが本格なのか。。。。
ちょっと勘のいい女の子のお話って感じですね。
重いミステリーを読んだ後の箸やすめって感じにはいいです。ふわふわのマシマロを食べた感じです。
ただ最後のキリコちゃんの結婚生活の章はいらなかったかも。
いい子のダメ押しでくどい。不思議な女の子のままのほうが読後感は良かったと思う。
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『天使はモップを持って』の続編。
前作は、梶本大介という新入社員の視点で語られる連作短編だったが、本書では、キリコが働くビルに入っている、いくつかの別の会社で起こるトラブルを、キリコが解決に導くという連作短編になっている。
典型的なサラリーマン課長栗山、編集プロダクションに勤める編集兼ライターくるみ、彼氏に二股をかけられていたモデル葵、そして最後の1編は大介の語り。
これはこれでおもしろかった。それぞれ違う会社の話なので、いろんな職種の苦悩がわかったりして。
でも前作の方がワクワクしたかなぁ。キリコが、前作の方が活き活きしていたような気がする。やっぱりそれって大介のせいなのだろう。著者は、あとがきで<天女の羽衣を隠してしまったのは、大介ではなく、わたしだった>と書いているんだけど。
とはいえ、たぶん、キリコ本人の中ではなんにも変わっていないのだと思う。今置かれている状況の中で自分が最大限できることを、精一杯やっている。掃除に対しての情熱も、まったく失われていない。彼女を見て(読んで)いると元気が出てくるのよね。キリコちゃんてば、えらい! 彼女の姿勢はぜひ見習いたい。
続編もう出ないのかな。キリコちゃん大好きだから、これからも読みたいよぅ。またキリコちゃんに会えますように!(2006.2.3)
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前作が凄くよかったモップ片手に事件を解決していく
「キリコ」シリーズの2作目。
前半のミステリ部分は前作同様に切れいい推理と
洞察力でオフィスの事件を解決していくスタイル。
少しキリコの印象が優しく、丸くなったかなーという感じ。
ラストの1編は...ド直球な恋愛もの。
弱いんだよなーこういう展開。自宅で読んでいた訳じゃないから
色んなものを堪えるのが大変だった...。
大介のダメっぷりは愛しいし、そんな大介に対するキリコの
手紙なんて...うぅ...瞼が腫れぼったい。
このシリーズはもう1作あるんだよね。
なかなかお目にかからないけど、根気よく探そうっと。
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これもまた短編でした。
1巻の最後の話は、夢落ちか、それとも何年後かの話か…と思っていたら
そのまま継続(?)話だったのですね。
ちょっとした騙され感が…w
前のバイト先を辞めたために、色々な会社を渡り歩く掃除人。
あちらこちらの謎や疑問を解くのはいつもの事なのですが
職場の人間って色々いますね〜本当に。
一番最初の会社の上司ですが、あれはちょっと驚きでした。
こういう人って本当にいるんでしょうか??
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推理小説といっても事件は血なまぐさいとか、派手だったりというより
誰にでも共感できそうな日々の小さな、でも本人達にとっては
重大な事件をお掃除が上手でお洒落でかわいい女の子がするするっと
お掃除するように解決してくれて気楽に読める本です。掃除が嫌になった時に読むとちょっとモチベーションあがります
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「天使はモップを持って」続編。未読の人は、是非とも前作を先に読むべし。ネタバレが一部あるのもさながら、メインの物語「きみに会いたいと思うこと」の良さが半減しちゃうと思うので。
今回もやはり良いなあ。一見ささやかだけれど、実は深刻な謎。そしてそこに潜む悪意。でもやはり、読後感はすっきりとマイルド。お薦め。
この「悪意」って恐ろしく感じるけれど、誰もが少しは持っていそうな、そんな気がするんだよなあ。明確に誰かに向けることはしなくとも、「……こうなってくれたら都合がいいのに」って思うことくらいはきっとある。だからこそ……怖いな。それをまざまざと感じさせられた「オーバー・ザ・レインボウ」が今回のお気に入り作品。