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ハイ。私もそう思ってました。
一例を挙げると、集団で居ると火災警報器を無視してしまう、ということ。たしかに私も、まず信じないんです。あれだけやかましいのに信じない。あまりに誤作動・点検の経験が多くて、ひょっとすると一人でいても無視するかもしれない。
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防災の日を前に、読書。
人間は様々なバイアスによって、本当に身に危険が迫っているのに、逃げない(逃げられない?)、ということを理解しました。
韓国地下鉄の事故が悲惨ですね。
乗務員が「小さな火災ですから、そのままお待ち下さい」
とアナウンスして、乗客はじっと車内で待っていたら、そのまま死んでしまったのですから。
乗務員はドアを締め切ったまま、自分だけさっさと逃げてしまったとか・・・。
9.11のときも、防災センターが「ビルの中に留まってください」といったアナウンスをしたようですし。
結局、有事のときに現場に居ない人のアドバイスなど参考にならないということです。
今後は自分を信じて、逃げるときは逃げる! という行動を取ろうと思います。
この本に出合えてよかった。
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そう、私もまた「自分だけは死なない」と思っている口であり、だからこそ本書を手に取ってみた。結論。「自分だけは死なない」と思っている輩につけるクスリなどない。
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人は「自分だけは地震で死なない」と思う。実は人は逃げない。パニックは簡単には起こらない。などなど防災オンチな日本人の心理が実になるほど、と思わせる例をあげていて分かりやすい。
そう「周りが逃げなくても、逃げる」日本人には必要かもしれない。
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東日本大震災を経験し、初めて真剣に防災を考えた。
本書の「人は都合の悪い情報をカットしてしまう」のとおりだったが、前よりは現実に向き合う気持ちになったと思う。
もし、非難しなければならないほどの地震が来たらどうするか…
この考えたくない問題を考える時期かもしれない。
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「想定してない天災とは、出来るのに想定しなかったことによる人災」。集団心理、専門家バイアスなど、行動心理から安全神話にメスを入れる一冊。過去の災害における実例が豊富で面白い。
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防災心理学の観点から、なぜ人は災害時に危険な行動を取ってしまうのか、実際の災害で起きた死亡例に基づいて解説している本。非常ベルが鳴っても「火事が起きるはずがない」と思い込んで逃げずに死んでしまった人とか、館内放送で「次の指示を待ってください」と言われてそのまま待ち続けて死んでしまった人とか、「誰も逃げないから」と自分も逃げずに死んでしまった人とか…。確かに、どれも緊急時に起こりそうな心理的な罠である。結果的には何も起きなかったとしても、とっさの判断としてはとにかく逃げなくてはならない。
日本のように便利で安全な世の中に慣れてしまうと、防災に対する危機意識を持ち続けることは難しいのだが、今回の震災を機にさっそく色々と見直してみた。水と非常食の備蓄を3日分から1週間分に増やした。停電になっても情報が得られるよう携帯ラジオを購入した。使用期限の切れていた乾電池を買い替えた。心理学の理論からすると、この気持ちを何年も持続させるのは難しいのかもしれないが、それでも1年に1度は災害用品の見直しを忘れないようにしたい。
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今回の震災で、動揺してしまった経験から、災害時心理に興味がわきました。元々、パニックというか根拠となる論文や事実などを示しつつ、わかりやすく説明されており、参考になりました。
結果論ですが、「情報が入ってこないとわかった時、本当のパニックはおきる」という言葉は、今回の震災でまざまざと証明されたように思います。
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予想外だったことは「パニック防止のための情報規制」によりデマが発生しパニックになるということ。
パニックは恐れるほど起きないこと。
防災意識がマニュアル通りや形だけになるのではなく「一歩先」を考え、意味を理解し習慣にしなければ続くもんじゃない、と感じた。
これ読むと、有事の際に私は静観してるうちに死ぬなぁ。
とりあえず、意識しようと思いました。
道具やマニュアルではなく、意識しておくとよいことが事例つきで載っているので、オススメ。
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このままでは私も「正常化バイアス」や「エキスパートエラー」やなどで死んでしまう、と思って怖くて何度も読み進められない時があった。
これは、日頃から学校や職場で基礎的な知識とするべき本だと思う。
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2005年出版。ホテル火災、韓国地下鉄火災、阪神大震災、新潟中越地震、スマトラ地震などの事例を基に防災心理学という観点から人間の行動を分析した本。
この防災心理を知っていることで、災害に直面した際にどの様に行動したら良いかが判断できるようになると思います。
災害時の危機管理だけでなく、企業運営でのリスク管理にも役に立つ本だと思いました。
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この本は東日本大震災よりも前に書かれている。この時点で「日本人は防災意識が低い」と警鐘を鳴らしているいるにもかかわらず、果たして私たちは今回の震災にどれほど備えがあっただろうか。「コンビニが私の冷蔵庫です」などと言って食料の備蓄ゼロのことはないだろうか。私自身、「いつかは防災袋を買わなきゃ」、「そのうち窓ガラスに飛散防止フィルムを貼ろう」などと言っているうちに今回の震災に遭った。
また、興味深いのは、地震警報を発令しても、パニックは起こらなかったことである。私たちが一番恐れているのは災害時のパニックであるが、パニックというのはそう簡単には起こらないのかもしれない。むしろ必要以上に落ち着いてしまって、非常時であることを認識できないかもしれないことを恐れたほうが良い。
そしてこれを読んだ私たちが最も気を付けなければならないのは、「ふーん」で終わらせないことである。他人事ではなく、常に最悪の事態に備えて、出来る限りの備えをしようと思う。
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出版社 / 著者からの内容紹介
地震列島に住む日本人が知っておくべき防災心理
あなたは、ちゃんと地震に備えていますか?「過去に大地震が起きても、なぜ人は十分に備えられないのか?なぜその被害を忘れてしまうのか?」「災害の現場で人間はどういった行動をとるのか?」本書は、地震における人間の行動と心理を解明する。防災マニュアルなんて読まなくてもいい。防災グッズを買わなくてもいい。災害時の人の本能を知ってこそ、逃げ切る道がある。
準備、心づもりというのはとても大事ですよね。
何よりも準備です。
いろんなことに対して。。。
色んなことに。。。
考えよう・・・
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防災システム研究所所長であり長年防災・危機管理意識の啓発に努めてきた著者が、災害を目の前にした人間がどういった心理状態に陥り、どういった行動をとるかを心理学的な見地から解説した一冊。
実例を交えて紹介されているので納得感が高く、自分の身に置き換えて考えやすい。
本書の主張の骨子といえば、人間には無意識に様々な心理的なバイアスがかかており、それらを知ることが本当の意味での防災対策となる、ということだろう。
本書で述べられている、心理的なバイアス、とっさにとってしまう行動は次のようなものがある。
・一般の人は、専門家が指示するとそれを疑わずに信じてしまう(エキスパート・エラー)
・集団でいると、自分だけがほかの人と違う行動を取りにくくなる。お互いが無意識にけん制し合い、他者の動きに左右される(集団同調性バイアス。
・ある状況下におかれると、自分の都合の良い情報だけを受け入れ、都合の悪い情報を自動的にカットしてしまう(楽観的無防備)。
・実体験よりも「見たこと・聞いたことがある」といった間接的疑似体験に基づいて判断する習慣になっていると、災害時でも現場の状況より先入観を優先してしまう。
・ひとつの誤報やデマでパニックは生じない。パニックが起きるのは、情報不足により人々が冷静な判断力を失った時。
・リスクがあると分かっていても、それが自分に都合が悪い場合には、無視したり、情報自体を都合よく変えてしまうことがある(認知的不協和)。
・人は自分が評価されないと力を出さない(集団的手抜き)
・都市生活者ほど、危機管理・防災意識が希薄。
・多くの人がいる場合は責任が分散し自分一人の責任ではなくなる(責任の分散)。
・他の大勢の人がいるとその人たちの目を気にして行動を抑制する(評価懸念)。
・他の人がどう考えているかわからない場合、勝手に緊急性を過小評価してしまう(多数の無知)。
本書に取り上げられている内容は、よくよく自分の体験と照らし合わせてみると、そのような事になりそうなものばかり。
まずは自分達がそのような特性を持っていることを知り、正しい情報を集めることが重要だということに、本書を読んで気づかされた。
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東日本大震災前に出版されていた本です。
まるで予言書です。本書の内容をしっかり読んで準備をしていれば,もしかしたら,もう少し被害が少なかったのかも知れないなと思いました。
社会心理学的な立場から,防災や危機管理について述べています。
人は,とっさの時,どんな行動を取るのか? それは一人でいるときと集団でいるときでどんな違いがあるのか? 防災無線はどれくらいの人が聞いていて,それによりどれくらいの人がすぐに行動するのか? パニックを起こすから本当のことを小出しにするというのは,正しいのか?
日本では今度の震災で「想定外」の津波が起こり,「想定外」の原発事故が起こり,未曾有の被害が出たことになっています。
しかし,本書を読む限り,それは<想定内の人災事故>でしかありません。
本書の題名通り,「私だけは大丈夫」と,なんの根拠もなく思っている私も,けっこう反省しました。
今回の地震で,「地震予知はできないのではないか」と思われています。地震予知ができるといって,大規模地震対策特別措置法などを制定しているのは日本だけだとか…。
著者は,地震予知について「東京大学のロバート・ゲラ-博士の意見にこそ耳を傾けるべきだ」と云っています。予知に頼っていると,いつも想定外の地震しか起きないのですから…。