紙の本
くろくなりたいの・・・
2010/04/02 00:20
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:蒼空猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
MAYAMAXXさんは絵画、絵本、商品デザイン、テレビ出演など、ジャンルを超えた多彩な活躍しているアーティストです。
そのダイナミックでありながら、おおきく包みこんでくれるような画にココロにじんわり届く文がとても魅力的なのです。
まっくろのお母さん猫から産まれた四匹の子猫。
三匹のお兄さん猫たちはみんな黒いのに、一匹だけ白い毛のしろちゃんは 自分だけ白いのが納得できなくて、どろんこになったり 炭に体をこすりつけたり それはそれは一生懸命「黒く」しようとするのです。
けれど、おかあさんはそんなしろちゃんをすぐに舐めて綺麗にしてしまうのです。
それは「あなたはあなたでいいのよ。そのままでいいのよ。」と、おかあさんからのメッセージでしょう。
自分だけが「違う」という不安、淋しさ・・・
「同じ」でありたいという願い・・・
程度はあれど、そのような想いを抱えることがあるものです。
ある日、おとうさんが帰ってくることをしらされた しろちゃんは自分が白いのが恥ずかしくて 家を抜け出します。
その途中で出会ったのは 大きい 大きい まっしろな猫だったのです。それは しろちゃんが初めて出会った自分以外の「白」
その白い猫は実は・・・
最後の絵は大喜びのしろちゃんの笑顔。
親と似るって ちょっと恥ずかしくて、ちょっと嬉しい。
ちょっと困ることもある。
でも、本当はしろちゃんの色もしろちゃんだけの色。
じぶんだけのいろ。
おにいさんたちの黒だってきっとみんな同じ黒じゃないはず
じぶんのいろにはちゃんと意味があるのです。
しろちゃんはこれから、自分が白くあることに自信をもっていきるでしょう。
小さな子どもが「同じ」であったり「違う」ことに疑問を持ち出したとき、本書を読んであげるといいかもしれませんね。
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黒いお母さん猫に黒い兄弟たち。自分だけが白くて、悩む猫。最後に出てきたお父さんが白猫だったのだけど、びる子も日本とNZとの間でアイデンティティに悩む時が来るかもしれないと思って、何かの役に立てばとこの本を買いました。
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一匹だけ白いことに悩む白ネコちゃん。
お兄ちゃんたちもお母さんもクロネコ・・・・
でもでも御父さんは♪♪
とっても可愛いネコちゃんの表情が好きです。ネコ好きの子にあげたくなる絵本。
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自分だけほかとちがうとかずれてるなあとか思うことがけっこうあるけれど、
それもちゃんと受け止めてくれる人がどこかにきっといるはずだって、
すなおに思える本でした。
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まっくろのおかあさんと3匹のまっくろのおにいちゃんの中でただ一人まっしろなしろちゃん。みんなと違うことがとてもイヤなしろちゃんはある日まっしろなことが嬉しくなる出来事に出遭います。読んだあと、「しろいことが好きになれてよかったね。」って一緒に嬉しくなりました☆2yrs6mths
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Bさんがユイ丸に読んでくれていた絵本。
隣で聞いていて私は涙ぐみました。
ユイ丸はこの絵が好きみたいで、自分でひっぱり出しては眺めています。
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何このいとおしい絵本…!! というのが最初の感想。
泥まみれになるとこできゅんときたけど、やっぱりなんといってもラストです。こんな短いお話に涙を誘われるとは…。
これは絵よりもストーリーです。MAYA MAXXさんは絵描きさんだけど、これは絵本としてとても素晴らしい。
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まっくろのおかあさん猫から、真っ黒な子猫が3匹と真っ白な子猫が1匹生まれました。
ある日、白い猫のしろちゃんは、自分だけが他の子たちと違うことに気付きました。
お母さんやお兄さん達のように真っ黒になりたいしろちゃん。わざと転がったりして黒くなろうとするのですが、お母さんに綺麗になめられしまいます。
そして、しろちゃんたちは初めてお父さんに会うことになりました。白い体が恥ずかしいしろちゃんは、こっそり抜け出すのですが・・・。
白黒の絵ですが、生き生きした猫たちが今にも絵本から飛び出してきそう。そして、白は色がついていないのに、白というすごく輝いた色に見えるのが不思議です。
兄弟たちと違う自分を恥ずかしく思うしろちゃんが、自信を取り戻す結末にほっとします。威厳ある父猫と、どこまでも優しい母猫の存在も大きい・・・1歳前後から読める絵本ですが、深いです。
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一匹だけ真っ白なしろちゃんは自分の毛の色が嫌でした。
そんなしろちゃんですが・・・
よく分かる展開ですがそれだけにほんわかできます
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真っ白な子猫のしろちゃん。
でも、しろちゃんのお母さん、お兄ちゃんたちはみーんな黒猫。
そのことに疎外感を感じるしろちゃん。
ある日、まだ一度も会ったことがないお父さん猫が帰って来ることになり、
しろちゃんは自分だけ白いことが恥ずかしくて家を出てしまいます。
そこで自分の何倍も大きい、真っ白な猫を見つけて後を付けて行くと、
なんとそこはしろちゃんの家。
その白猫はしろちゃんのお父さんだったのです。
揺れ動く子どもの気持ち、ほっとする絵本です。
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これだけシンプルな絵でこれだけの豊かな、感情が伝わってくる表情を描けるのはすごい。ストーリーも短くて簡単だけど心にふれるものがあります。
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真っ黒いお母さんネコから生まれた4兄弟。末っ子のシロちゃんは、自分だけ白いのが恥ずかしくて、家を出ました。ところが途中で立派な白ネコに出会い……。大好きな親に似ていたい子どもの心を描く。
母の日と父の日がある5月6月に読むことが多い本です。
親に似ているところが欲しいのは大きくなっても変わらないらしく、短くて単純なストーリーながら高学年にも対応可能です。
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中古購入
2〜4才向き?
対象年齢を見てビックリした
もっと対象年齢上げてもいいと思う
大人が読んでもいいくらい
子どものうちからこういう話を
たくさんしていきたいな
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インパクトを残すMAYA MAXXさんの絵。
母さん猫も兄弟たちもみんな黒猫。家族の中で一匹だけ白猫のしろちゃんは「なんで自分だけ…」としょんぼり。でも最後の最後に、自信と喜びを同時に手にするしろちゃんにほっこり。よかったねぇ。親子の良さだねぇ。しろちゃん家族集合の裏表紙まで幸せが溢れる。
3歳0ヶ月。
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4歳0ヶ月
幼児絵本シリーズ2歳〜4歳向きの印字あり
お母さんも兄弟もクロネコで
自分だけシロネコなのが気になり、
みんなみたいなクロネコになりたくて、
白い毛を黒くしようと一生懸命。
お父さんが帰ってくる日も
自分ひとりだけ白いことが恥ずかしくなって、、、
ラストは
お父さんもしろちゃんも嬉しい気持ちになるお話でした。
こどもに
「何で最後にしろちゃんは嬉しくなったのかなー?」って聞いたら、
子) パパが帰ってきたからじゃない?
「なんでパパが帰ってきて嬉しかったのかなー?」
子) ママ(おかあさん猫)に見られてなかったからじゃない?
なるほど。こどもにはそう感じたんだね。
自分と同じ白い猫がいて、嬉しかった。
それがパパで、家族で自分だけがシロネコじゃないってわかって嬉しかったみたいよ。
ひらがなが読めるようになってきたので
タイトル何が書いてあるか一文字づつ教えてもらいました。
しろねこのしろ までは順調でしたが、「ちゃん」は難しかったみたいです。
図書館本で他の絵本に夢中なので、
2、3回しか読めてません。
返却前に「この本、全然読んでないから読んでくれる?」と持ってきたので、最後にやっと落ち着いて最後まで読み聞かせすることができました。
というわけで★2つにしてます。
遺伝の考え方の種まきにも使えそう。
実際のクロネコとシロネコは1:3にはならないけど。