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地方の進学校を舞台にした短編集。話自体は取り立てて特別なところはないんだけど、なんせ文章が、国語の教科書に載せたくなるような読みやすくて綺麗な文章。この作者の人の他の作品も読んでみようと思いました。作品では「金子商店の夏」と「ルパンとレモン」がよかった。リップクリームとか、野球の応援のテーマとか小道具の使い方に萌え〜。甘酸っぱーいという言葉がぴったりくる。あとがきにも萌えました。
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夢を追いかけている瞬間や諦めきれない辛さ、恋する事を知った時の嬉しい痛みや悲しい痛み。小さいけれど大きな青春。切ないけれど幸せだったあの頃がいっぱい詰まった短編小説です。あの頃にタイムスリップしてみませんか?
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20050827
レモン、成る程、酸っぱい。
気になったのは、進学校進学校って言いすぎじゃない?
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すごい。
少女漫画を読み終わったあとみたい。少女漫画って、つまらない小説より断然良いけど、それってコマの割り方や、そこに置かれている小道具や、人物の表情とかで、セリフより視覚的なものの方から受け取る気持ちの方がむしろ余韻になって、それは漫画だから成立するんだよな、だからこそいいんだよな、と思う部分があって。小説はこうはいかないよな、とずっと思っていたら・・・。すごいなぁ。読み終わった今、登場した秋元や白田や橘や佐々木や辻本の表情が、私に深い余韻を残している。
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よかった!!おもしろい話とそうでもない話と差があったような…?ハッピーエンドではないのがかえってよかったと思う。人の気持ちは変わるものだということが描かれていた。
(2005.6.10読了)
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「えーーーそれでいいの?」って思うトコがあって、最初は納得できなかったけど、後からすっきり感っていうか爽快感がジワジワとくる作品。
個人的にはバンプの『車輪の唄』がよくあってると思う。
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「地味な人なりの青春」を描いた短編集。地味なひとにスポットを当てているのがとても良い。甘いことばっかりじゃない、酸っぱくてでもそれが青春なんですよね。
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ぱっと目に付いて、借りたんだけど、さらっと読めて良かった!!同じ場所での、何人かの視線から描いてる短編集で、1話目の主人公が後から脇役として出てきたりしてます。わたし、たぶんそうゆうのがすきだー
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ああ、リアルだなあって思う。
地味な高校生活を送ってない人よりそういう経験がある人のほうが多いだろうなあ。
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田舎の高校を舞台にした、普通の人たちのありふれた話。恋愛や進路、卒業や失恋、オブニマスでコンコンと進んでいくが、この人の描く人の感情の機微が新鮮で爽快な読後感。好きだなー、この人。
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高校生活ってこんなんだったなぁ、と思い出した。
「レモンとルパン」「雪の降る町、春に散る花」は、秋元の心変わりが、よく書かれていたし、「ラブソング」の白田の恋心のどきどきも伝わってきた。青春はこういうものだろう。
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7つの短編が入ってる短編集だけど、全部どこかつながってる。「ルパンとレモン」が一番好き。なんてことない高校生活のお話なんだけど、文章が滑らか!というか、流れがとてもスムーズな感じ。言葉が飾り気がないのに綺麗。そして短編の題名をつけるのが上手いと思った。
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レモンみたいに、色鮮やかな酸味が効いた時間が
誰にでもあったはず。そういうお話がたくさん詰まってる。
連作短編集というのかな?
ひとつひとつの話が独立しているんだけど、
少しずつお話が重なっている。
「ラブソング」と、「金子商店の夏」がよかったな。
この時期にぴったりかも。
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山と田んぼに囲まれた、コンビニの一軒もない田舎の県立高校の四季を舞台に
誰もが通ってきた「あの頃」「あの瞬間」を鮮明に思い出させる作品。
檸檬のころを過ごしている彼、彼女たちと
その季節を通りすぎていった大人の視点とを交互に綴っている連作短編集です。
この7つの短編ののどこかに自分を投影して
気がつけばクラスメイトになった気分にさせられる。
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高校3年で読んだ。特に大きな出来事が起こるわけでもなく、田舎で地味な高校生活を起こる人々の短編集。でも全てがどこかで繋がっていて、普通の高校生のリアルな日常にとても共感した。