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ワクワクが止まらない!
これが読んでいる間中、私の中で起こっていたこと。
私も手紙を書くことが何よリも好きだけれど、もっと楽しみたい、もっとこだわりたい、そして奥深い世界をもっと知りたい!
心をくすぐられる写真と、読みやすい文章に心臓がドキドキと反応してしまう。
私には手紙を楽しむ本気度が全然足りないぞ。
もっと、もっと、もっと…と、どうしたって触発されるのを止める手立ては無いのだった。
興奮状態…。
本当に好きなんだよね、と自分自身に再確認。
拝啓から始めるのは堅苦しいと勝手に思い込んでいたけれど、「ハイケイ、足柄山からこんにちは。」という、”いつもの出だし”で始まる手紙というのは、すごくいい。
ちょっとしたユーモアなんだなぁ。それで印象がすっかり変わる。手紙にこうじゃなきゃいけない、と言うのは実につまらないし、勿体無いことだ。
人それぞれの楽しみ方がある。
そこに学ぶことがいくらでもあるのが手紙の魅力だと思う。
著者の木下さんは、私が感じたようなことはとっくに余所に置いておいて、肩の力を抜ききって手紙を楽しんでいるみたい。私もそんな風に手紙を楽しみたいな。