投稿元:
レビューを見る
唇をきつくきつく噛み締めながら、謝ることはなんて残酷なのだろうと思った瞬間、口の中に血の味が広がった。
(P.150)
投稿元:
レビューを見る
読んでいる内にいい意味でイライラしてきた。
救われないし救いたくもなくなるような。
惹かれれば惹かれる程どうしようとしてもどうしようもできない。
投稿元:
レビューを見る
「人は憎しみが大き過ぎると自家中毒を起こし、憎んでいる相手以下の人間になってしまうのだ。」・・・すごい!
投稿元:
レビューを見る
読んでいてどんより気持ちが重たくなる「いじめ」の内容です。そしてその環境で芽生えた感情にいつまでも逃げられない哀しい現在との交差した展開。いじめってどうして起きるんだっけ、と思って読みました。わかったようなわからないような。わかれば無くなるものでしょうか。
投稿元:
レビューを見る
今思い返しても、学生時代って残酷な事がありすぎる。友達という危うい人間関係が全てといっても過言ではないかと思う。あたしとあなたの関係も、2人がバレー部でなければ、ここまでこじれる事はなかっただろうし、自分を守る為に、また、他の友達を傷つける事もなかったに違いない。いかに、平穏に生き延びるかが、学校生活の課題だとすると、胃が痛くなる思いだ。
投稿元:
レビューを見る
女子中学生の世界にとどまらない、人間関係の普遍性が描かれているのではないか。「ヤマアラシのジレンマ」を思い出した。近づこうとするとお互いの持つ針がささり、尋常ではない痛みを伴う。しかし、自分が自分である限り、針を捨て去ることはできない。自分を捨てた時のみ、人と触れ合うことができる。そんな出口のないアンビバレンスを生きるしかないのだ、たとえ残酷でも。
投稿元:
レビューを見る
091114読了
いじめがリアルすぎてうへえってなりました。
女らしくてあるあるすぎて読んでてつらかった
この人のことは正直よく思ってなかったんですけど、意外と普通の文章もかいてるんだなあ
投稿元:
レビューを見る
陰鬱とした中学校時代をリアルに表していると思う。
こんな場面避けて通れる人は幸せだろうが、よくあるリアルな描写だと思う。
これは著者のノンフィクション的な一面がうかがえる一冊。
投稿元:
レビューを見る
何の予兆もなく始まる精神的な威圧感、いじめ。
私はあなたに陶酔にも似た、憧れを抱き、あなたからの
呪縛から逃れられないまま、大人になってしまった。
正直、あなたにそんな魅力は大して感じられなかったのだが、
何の変哲もない同級生が何故か眩しく見えるのは、誰にでも
あることではないかと思う。
しかし結局は自分もそうなりたいという痛烈な感情が、
憧憬にもなり、剥がれない依存を生み出している。
多分あなたは何も知らず、感じず、今を生きているのだろう。
最後の結末は誰も知らない。
だからこそ怖い。
投稿元:
レビューを見る
魚喃キリコの表紙や、冒頭の感じで、
たまにある、少女らしいきれいめ百合的物語かと思ったら・・・
鬱死にしそうだ・・・
投稿元:
レビューを見る
重い…
でも、あぁこういう感情わからないでもないなぁ…
他人と関わるってコトは、重くて深くて、ちょっとしたコトで歯車が狂っていく
人間ひとりひとりが違う、だからこそ、「イジメ」も生まれてしまうのだろう
結論は、でない
ただ、その感情に触れるだけ。
投稿元:
レビューを見る
後ろの帯に長編小説と書いてあるけれど、本は(物理的に)凄く薄く、全然長編小説じゃない。
編集はなぜこんな帯をつけたんだろうか?謎である。