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教育開発・国際教育協力全般について、非常にわかりやすくまとめられている本です。まさに大学の授業の教科書にうってつけ。というか、実はそれを狙って作られた本のようです。2005年度の日本比較教育学会のラウンドテーブルで、黒田先生がそうおっしゃっていました。第4部で研究の分析手法について触れられているのが斬新的で、実際にフィールドに出て調査を行う際にも役立つ一冊です。
第1部:国際教育開発の理論(教育学からのアプローチ、社会学からのアプローチ、経済学からのアプローチ)。
第2部:教育段階別の課題(初等教育、中等教育、高等教育、識字・ノンフォーマル教育、産業技術教育・職業訓練)。
第3部:国際教育開発のグローバルな課題(ジェンダーと教育、教育と健康、紛争後の教育復興)。
第4部:国際教育開発研究の分析手法(教育開発研究の方法論的課題と実践、教育と開発に関する分析手法、教育改善のための分析手法、教育現場における調査技法)。
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なかなかの良本!
国際協力における教育分野の論点が、多方面にわたりよくまとまっています。
ただし、どちらかと言うと既習者向けな感じもしなくもないです。
すでにある程度バックグラウンドがある人、もしくは、授業などでこれらに沿って誰かが解説してくれる人、などは非常に要領よく復習、さらなる理解をすることができるのではないでしょうか☆
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・著者の黒田さんが国際教育学で有名だと知り、手に取ってみた。
・国際教育開発の基礎を網羅できるとっても便利な一冊。これまでに見聞きした情報が整理されて載っていて感動した。一方で、後半の評価方法らへんは難しかったので再読せねば。
玉に瑕なのは、少し情報が古いこと。基礎を理解するのには十分だけど、今の潮流を知るにはより新しい本などで情報をアップデートした方が良さそう。