紙の本
驚くほど、アクション小説。
2006/06/17 16:59
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あおっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙やタイトルを見ただけで、なぜか気になってしょうがなくって買ってしまう本がある。この本もそうだった。「なんで買ったの?」と聞かれたら、「面白そうなニオイがしたから」とでも答えるしかない。ちなみに、面白い本を嗅ぎ分ける鼻は、結構利く方だと思う。
そして、面白い本を読むと、いつの間にかその面白さを説明する文を考えてる。それが、これ。活字ホリッカーの自分らしい癖だ。
ギャグマンガの間や雰囲気を小説で表現するのが難しいように、アクションを小説で描くのは難しいと思う。でも、この本はアクション小説としかいいようがないほどにアクション小説だ。びっくり。帯のアオリは見ていたけれど、これ程とは思わなかった。
「高校生の殺し屋なんて、ありえない!」とか、「こんなにザクザク人が死んで、教育上よろしくないのではないか」とか、そんな議論は、この際、この本では何の意味も無いと思う。
これは、アクション好きなひとが読むためだけに特化された娯楽小説だもの。この読み始めたら止まらないスピード感や疾走感の魅力に惹き込まれないなら、体質が合わないんだと思う。残念だけどね。
私もこれを読む前に、「銃のこととか、クルマのこととか、何ページも使って描写されてたら(偏見ですかね?)ヤだなぁ」ってちょっとアタマを過ぎりましたが、それも心配無し。使う銃を選ぶのには意味があったりするので、全く無いワケはないのですが、それも文章の流れを殺すようなもんじゃない。むしろそういうトコが好きな向きにはがっかりされるんじゃないかってくらい最小限。
二段組の構成も、まったく気にならない。これもむしろ、細かに視点が移動することで、効果になってるんじゃないかと思うほど。
紙の上で文字が軽快にリズムを刻み、どんどん加速しながら、流れていく。
それほどに、アクション小説。
主人公たちが、若い殺し屋(ヤングガン)として銃を使った仕事に臨んでいるときの緊張感や緊迫感、格闘シーンの緩急自在の描写や展開は、むしろ、コマ割りのマンガや、撮り方の難しい映画とかでは表現できないんじゃないかと思ってしまうくらいに。
流れていってしまうからといって、内容や登場人物がカルいってわけでもない。人がザクザク死ぬからといっても、そこに理由が無いわけでもない。
1巻はまだまだ登場人物の紹介っぽい雰囲気があって、ちょっと食い足りない気がするかもしれないけど、これを読んで「面白いかも」と思ったら、ぜひ2巻目にチャレンジしてほしい。そこからが、アクション小説の真骨頂。
読み終わるまで、きっと眠れなくなるよ。
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とにかく面白い。
高校生殺し屋が悪人相手にライフルや二挺拳銃をぶっ放し、殴り倒し、蹴り倒す。気分爽快です。痛快アクションとはまさにコレ?
普段、あまり読まない類のお話なんですが、たまたま本屋で平積みになっていたのを見て、フラフラと引き寄せられるように買っていました。
何だか、ゲームにできそうな内容です。
プレイヤー男バージョンと女バージョン(笑)。
でも女バージョンのハッピーエンドは、意中の女子高生・伶と結ばれる事だったりして(笑)。
ギャップに弱い私としては、やっぱり明らかにひ弱そうな眼鏡君、実は犯罪結社<ハイブリッド>の凄腕のヤングガン。な、小暮塵八がお気に入りです。
あと、分かりやすく塵八に片思い(両思い?)な由美子ちゃんも好きですね。
個性的な登場人物多数。白猫さんも好きv
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重くなりすぎず、軽くなりすぎないバランス感覚が好きです。
豊平琴刃が強すぎて、反則だと思う。
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百合、BL等の「設定」(百合は結構濃厚でありますが許容範囲な人は…、うん)がちょこちょこ見られますが、アクションものとしてはもうばっちり。あぁもう最高。
この作品のおかげで小説の好みがガラリと変わってしまったといっても過言じゃありません。笑
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シリーズ1作目。
主人公は男女の高校生。二人ともまともなのに壊れていて、殺伐としているけど恋もしてる。そんな高校生殺し屋の物語。アクションシーンもなかなかです。
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やっと読むことが出来た!!!このシリーズは薬屋並に(いや、その一歩手前くらいには)ハマりそうな予感がします。っていうかハマりたいです。いやハマります。
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やっと手に入れました。
読みにくい上にあまり面白くなく…最後まで読めませんでした。
アクション物を書きたい人、銃の専門的知識が少しでも乗っていればいい!という人にはお勧めかも。
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数年前、本屋で全部立ち読みした本。
シリーズ物のラノベを探していて出会いました。
設定も特殊で面白かったけど、シリーズ長すぎて定価買いはやめましたが、その内続きを読もうとは思ってる。
殺し屋の話なので、好き嫌いが分かれそう。
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シリーズ既刊10冊以下続刊。「正義の味方みたいな殺し屋」塵八と弓華が裏社会の「悪い人間」を殺しまくる。アクションが爽快!
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レズやらホモやら変態やらバイオレンスやらいそがしいかんじであった。
いろいろ鼻につくところもあるはあるけれど、総合的にみるとけっこうおもしろく読んだかもしれない。
勢いがあるよね。
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↓所持リスト↓
バウンド・トゥ・バイオレンス
銃と恋人といま生きている実感
天国で迷子
ドッグハウス
そして少女は消えた
愛しき日々、やがて狩の季節
前夜祭・標的は木暮塵八
開催・バンケットの死闘
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殺し屋をやっている高校生の話。
エロでグロで爽やかなので人を選ぶと思う、かなり。
何故かラスト2冊を前に読み止めてしまっているのであった。
オチがつくのが嫌なのかなぁ……と思ってみたりする。
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「誰か作者を逮捕しろ!」
過激なキャッチフレーズがここまで似合うものにあったことがない。
限りなく現代に近い日本で、恐ろしいほどの殺戮が展開されていく。高校生のヤングガン。少女売春。銃刀法違反。殺人。暗殺。殺す側と殺される側。弱者と強者。同性愛者。強姦。死姦。これだけ危ない単語が入ってるのになぜか手が止まることがない。純粋に面白い。リアルな駆け引きや、一瞬で主要なキャラが死ぬ理不尽。
それでもどこかスカッとする場面があるからなおいい。
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高校生の殺し屋、『ヤングガン』がメインの小説。
初めて出会った時衝撃やな。
この人のやつ全体的にいえることやねんけど
「ここまで小説でいけるもんかね?」と思った。
戦闘シーンのスピード感が半端じゃない。
頭ん中で繰り広げられる戦闘の臨場感が凄い。
ここまでのもんははじめてかも。
ただ、殺したりが嫌いな人はあかんかも。
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本屋で最初に見たとき、なんだこれは、と思ったのがきっかけで読んでみた一冊。表紙のイラストに惹かれたのも理由の一つ。
ガンアクション・アクションの書かれ方がすごくリアルで、読みながらの想像がしやすくていい。この巻の後に10冊ほどあるが、読みやすくどんどん読める。銃やナイフ、体術などが事細かに説明されながらの内容なので、そのことに詳しくない人でも分かりやすいのではないでしょうか。
キャラの個性が濃すぎるくらい濃いので、登場人物が多い割りにはすんなり頭に入ってくると思います。高校生の殺し屋・木暮塵八と鉄美弓華がメインキャラクター。
オススメ対象者 : 銃やアクションが好きな方
発売日 : 2005年6月30日