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ユニセフは少年兵の数を25万人と想定している。では子供達が戦場でどのような攻撃をしているのか――
http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20090215/p1
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アフリカ西部にあるシエラレオネ共和国は「世界で最も平均寿命が短い国」として知られる。
ダイヤモンドを産し、けっして貧しいだけの国ではないが、長く続く内戦で疲弊している。
村を襲っては子どもをさらい、村人達はあえて殺さずに手足を切り落として生かしておき、恐怖を植え付けて服従させる。
さらわれた子どもは兵士にし、さらに残虐な行為をさせる。
身の毛もよだつような恐ろしい事態が起きているとい。
筆者は厚生施設で、かつて子ども兵士として小隊を率い、「やぶの殺し屋」として恐れられた少年ムリアと出会う。
過去を受け止め、未来を変えようと懸命にもがく彼の姿に胸を締め付けられる思いがした。
いつも戦争を起こすのは大人であり、犠牲になるのは女性や子ども達といった弱者なのだ。
アフリカに希望はあるのだろうか。
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子ども兵の社会復帰は現地住民の深い理解が必須で、それは憎悪や偏見を払拭する事から始めなければならない。
将来、この絵本を子どもに読んで聞かせてあげたい。
昔はな、こんなひどい事があってんやぞって過去の話として子どもに伝えたい。
そんな大切な事を思い出させてくれた
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シエラレオネ。
この国にダイヤモンドは、豊さではなく紛争をもたらした。
文字が大きく児童向けにかかれたと思われる一冊。ブラッディーダイヤモンドでも有名だけど、日本や先進国でおしゃれのために買われているダイヤモンドの利権争いから紛争が勃発している。そしてその紛争には、子どもたちも巻き込まれ子ども兵士という形で洗脳・利用される。
この本にでてくるムリアくんも麻薬を体に埋め込まれ洗脳され戦わされていた。
実質的な戦いの場から逃れても、心の傷は癒えない。大切なひとが殺されたこと、誰かの大切なひとを殺してしまったこと。
『わたしたちは許さなければならない。しかし決して忘れない。』
わたしたちにできることは、なんだろう?
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児童書です。
シエラレオネでかつて兵士として戦った少年について、簡潔書かれているので、大まかなことを知るにはいいと思います。
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図書館借り読了。
後藤さんが何を伝えたかったのかを知りたくて読みました。
麻薬を体に埋め込み子供を兵士に。
信じがたい事実が海の向こうにある。
ムリアさん達は今何を思うのだろう。
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アフリカ西部太平洋沿いの国「シエラレオネ」。
平均寿命が世界で最も短い国。
男性32.4歳。
女性35.7歳。
原因は内戦。。。
ジャーナリストとして、人間として、後藤健二氏は立派だった。
日本人として誇りに思う。
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(2015.02.05読了)(2015.02.04借入)
副題「子ども兵士・ムリアの告白」
冒頭に以下のように書いてあります。
―――――――――――――――――――――――
シエラレオネ。
アフリカの西部、大西洋岸に位置するこの国は、
「平均寿命が世界で最も短い国」として知られています。
長引く戦争は、国民を苦しめ、
たくさんの人が戦闘にまきこまれて亡くなりました。
シエラレオネは、質の高いダイヤモンドの産地としても知られています。
しかし、このダイヤモンドは国民の生活を豊かにしてはこなかったのです。
その利益は戦争の費用となり、銃などの武器に変えられてしまいました。
そして、その銃は、大人だけでなく、子どももにぎったのです……。
―――――――――――――――――――――――――
シエラレオネは、イギリスの植民地だったので公用語は英語。平均寿命は、男性32.4歳、女性35.7歳。人生30年ですね。
戦争によって、手や足を切られた人が、沢山いるそうです。兵士が切られたわけではありません。一般の人や子供達までも切られています。
少年兵士たちがやってきて、切るのだそうです。
後藤さんは、手足を切られた人たちに話を聞き、その後、手足を切った側の元少年兵に話を聞いています。
少年兵によると、ある日、反政府軍の人たちが家にやってきて、少年を兵士として出すことを拒否した両親を殺害し、少年を訓練する場所に連れて行った。
訓練された後、少年たちだけのグループで民家を襲って歩くのだそうです。その際、顔の頬の部分を切り、麻薬を埋め込むのだそうです。そうすると、残虐な気持ちになって、殺すのも手足を切るのも平気になるのでしょう。少年たちは、麻薬中毒になります。
話を聞いた少年は、反政府勢力のもとを脱走し、いまは、施設から学校に通っているそうです。
【目次】
1 「自由」という名の街
2 手や足をうばわれた人たち
3 家族をおそった子ども兵士たち
4 子ども兵士を探して
5 「やぶの殺し屋」とよばれた少年
6 麻薬にむしばまれた子どもたち
7 傷ついた心
8 戦うことから解き放たれて
9 ムリアの学校
10 「大統領になりたい」
11 自分のために生きる
~ムリアのある一日~
シエラレオネという国について
あとがき
(2015年2月6日・記)
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後藤さんが亡くなって、メディアが取り上げる中で、
数年前に読んだことのあるこの本が、後藤さんが書いた本だと知った。
当時、ダイヤモンドを巡ってコンゴなどアフリカの国で内戦が続き、私たちの生活の中の一部が、内戦の遠因になっていることを知って、とてもショックだった。そんな中で、少年たちが銃を持って戦うことを強いられたと聞いた。
後藤さんは、目の前で両親を殺され、誘拐され、人々を殺す兵士となってしまったシエラレオネの一人の少年兵を、丁寧に描いている。なぜ、子供たちまで武器を持って戦う、いや戦わされるのか?ずいぶん前に読んだ本なのに、とても印象的な一冊だった。
今も、後藤さんが訪れた国では、年端もいかない少年、少女たちが、同じ状況におかれ、戦場へと連れて行かれて、平和に武器をむける存在になってしまっているのだろう・・・
後藤さんの揺るぎない平和への思いが
書かれたこの一冊を、心にとどめておきたいと思う。
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亡くなった後藤健二さんの著書。
手に入りにくいということで。
(増刷されたことでしょうが。)
イスラムだけでなく、アフリカも訪れていてくれた、少年兵問題も取り上げてくれていた。
こんなに温かい眼で世界のことをしらせてくださっていたのに…
今となっては、ただこちら側から観ていただけの私としては言葉もありません。
合掌。
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後藤さんの書かれた本ということで読みました。
シエラレオネの事を何もしらない自分が恥ずかしくなりました。しかもこの本は今から10年も前に書かれていたなんて。
世の中の状況が平和ではない方向に進んでいる今、後藤さんのようなジャーナリストを助けられなくて無念です。
子どもたちが武器ではなく、ペンを取れる世の中になりますように。
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シエラレオネの内戦で、少年達が兵士になり、銃を持って人を殺していたことに驚きました。
しかし、その少年達の中で、武器を持った勢力から脱走し、立ち直って学校に通い勉強している子供達がいる事に救われます。この国の平和がずっと続きますように!
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ぼくくらいのこどもたちが戦争にかり出されて、
たくさんの人たちの家族を殺してしまったことがかわいそうだった。
戦っている人には殺すか殺されるしかなくて、
正しい理由なんてないと思った。
戦うなら、
本来力試しであって、戦うものじゃないと思うけど、
世界中のスポーツやチェスや将棋とかで競った方が良いと思う。
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子供にも読めるように書かれているところが、素晴らしい。
子供よりも知っていて当然なはずのいい歳をした大人が、この本を読むまでシエラレオネのことを全く知らなかった。
親を目の前で殺された上に無理矢理連れて行かれ、人を殺す訓練を受ける毎日・・・麻薬を顔や体に埋め込まれ、麻痺させられ、まともな思考が働かないまま、命じられるままに人の命を奪うことを余儀なくされる子供たちー。何の罪もないのに、ある日襲われて腕や耳を削ぎ落される人たち。訪れることのない平和。罪と後悔。こんな過酷な状況の中で、やっと生きている人達がいるということを、この本は教えてくれる。
どこかの国で今も起きている凄惨な現実を知る機会を、後藤さんは遺してくれた。他の著作も読まねば。
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少年兵士の実像と苦悩がわかる。
日本の「いちど人を殺してみたかった」という少女のほうが異常な気がする。