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紙の本
先が読めるようになると、生きることに自信がつく!
2005/07/24 01:22
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投稿者:paco - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の渡辺パコです。この本は、先の読みにくい時代の中で、「今から5年後、10年後にどのようになっているか」を先読みしていくときの方法論について書いています。
先を読むというと、「今年のヒット商品は?」「今後相場はどう動く?」といった短期的なものも含まれますが、本書で扱っているのはもう少し長期的な期間を前提に、大きな流れやうねりをとらえる力を身につけることを狙った本です。来年どうなるかはこの方法ではわからないかもしれませんが、5〜30年ぐらいのスパンでものを考えると、どんな方向に進んでいくのか、そしてその理由はどうしてかを考えることができるようになります。
前半の理論編では、先を読んでいくための方法論を、「縦軸(歴史軸)」「横軸(地球軸)」「先の読める人の言動を見る」「今見え始めている兆候」などの切り口で説明します。後半では実際にいくつかのイシュー(テーマ)について、この先どのような方向に動くかを、切り口に沿って考え、推測していきます。
もちろん、どのような方法論を使っても、未来を確実にとらえることは、人間にはできない相談です。しっかり考えてもはずれることもあるでしょう。先を読むことの意味は、あたるかはずれるかではなく、将来に対して仮説をもって生きることで、自分の生き方が前向きになり、自信が持てることが、実は最も大きいのです。不確実に見える時代だからこそ、先を読む意思を持つことで、自分の生き方に自信が持てるようになる。それが、実は、この本の真のねらいなのです。
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