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身体障害者であった木藤亜矢氏の少女の頃の物語。つらかったこと、その中に見つけた大切なもの そんなことを描いた感動の1冊です。
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作画により、重過ぎる描写にならずに10代の少女の等身大の視点で捉えている。
私のレビューは原作よりも紺野キタにウェイトをおきたい。10何年も前に買った同人誌が紺野キタ(作画)さんの作品に入るきっかけ。2004年の読みきりもよかった。病弱な双子の片割れが亡くなってしまうストーリー。10代のカサカサとしたささくれだった心情が表現されていた。
読みきりでは、冬空の雲にはしごをかけて昇っていってしまうという、軽くありながらなんとも切ないラストでした。
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いつもとかわらない生活をしていた少女が頻繁に転ぶなどの症状を病院に検査をしにいき、そこで脊髄小脳変性症と診断された。
医師からは手足の不自由だったり最終的には運動機能をすべて損失してしまう病気であることを告げられた。
この病気は大脳がしっかり残っているので自分の体の不自由が自分自身でわかってしまい、とても残酷な病気です。
だが、それにまけずと精一杯生き抜こうとするお話です。
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ドラマ化されたことを思い出して、読んでみました。
不治の病に冒された少女の物語。
脳と心は健常なのに、身体がどんどん動かなくなっていくために、自分の身体と心が離れていってしまうところが可哀相でなりません。
一人ではまともに歩けなくなっている彼女を、周りのクラスメイト達が守りますが、結局養護学校へ転校することになります。
彼女や家族としては、普通学校に通わせたかったのですが、学校側からすると、やはり特殊な生徒を持つのは負担が大きいのでしょう。
いつも手を貸して助けてくれる友達も、迷惑だったというよりも、素人のため、責任を感じながらおっかなびっくり手を貸していたということに気づき、彼女は転校を決意します。
この辺の気持ちの納得させ方は、本当に難しいものですが、少女は自分に与えられた不条理にもがきながらも、一生懸命受け止めていくのが、いじらしく哀れです。
ただ、話が友人たちと別れるところで終わるのは、あっさりしすぎだと思いました。
原作もここで終わりなのでしょうか。これからが病魔と闘う彼女の、過酷なすさまじい物語になると思うのですが、さらりと涙を流させるだけで終わったような気がしてなりませんでした。