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大学で何をするのか、何がしたいのかを再確認させてくれた本。
「大学院に行かないという選択は、経済的な理由以外にない」
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どこかで森さんが、質問をするかしないかではなく、質問の内容で成績を決めるって言っていたことが印象に残っていました。それからずっと森さんの教授としての考え方や、大学というものに対する価値観が面白いって思っていて、この本はお誂え向きだと。でも森さんのブログやエッセイなどを読んでいる人には新鮮味が欠けるかも。彼の大学への根本的な価値観が書かれているんで。国立大と私立大では経営面ではぜんぜん違うけれど、大学という場で学ぶ学生という立場にはそんなに違いはないと思う。月並みだけど、自分はなんで大学に行ってるんやろー・・・って疑問に思ったら、読んでほしいと思います。
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細川選。
「最高」学府ならねえ…
http://blog.mf-davinci.com/mori_log/index.php
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とっても読みやすいものでした。あっという間に読めちゃったよん。それにしてもこの人は、ホント理系人間だなぁーと。絶対に私とは交われないと思った。うなずくところも?と思うところもそれぞれありましたが、相変わらずの森節でした。チャンチャン。
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論理的思考・客観的思考がとっても大好きで、
頭の切れる人に、尊敬の意を持たずにはいられない自分ですが、
自分と同種の人には、この本はかなりおすすめだと思います。
この本の内容は、今まで通りに三つに分けようと考えていましたが、
結局一つにまとめられる事に気づきました。それは、
1:客観的事実に基づき思考せよ!
理論も、理性も、感情も、過去も、経験も、未来もいらない。
客観的データだけが事実であり、真実でもある。
って事に尽きます。
それだけです。
それを思い出させてくれただけで、この本は買う価値ありです。
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大学一、二回生におすすめ! 大学の意義と意味、学問と学生のするべきことがわかる新書本。
これは大学一、二回生のときに読んでほしい。
例えば、
教育は、学生にやる気がなければ成立しない。
大学の講義は、ガイダンスである。
など大学と大学生に関する森先生の考えがよくわかります。
大学院の実態、国立大学に在籍する助手の存在など、その運営とシステムが興味深かった。
そのため、どなたが読んでもためになるかと。
国立大学の内側と裏側など普段わからないところがわかり、疑問に思うところも。
余った予算は返上しなければならない、という意見には賛成です。
ただ、大学の経営面で、縮小すればいい、人員を削ればいいという意見は少し暴論のような気がする。
削られる人々が気の毒だ。
最後に、森先生がすごした三重大での生活は本当に楽しそうでうらやましかった。
やや物足りなかったので、★4つ。
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ありのままの事を、語っているのでうれしかった。
人と比べる事で、幸せはかんじるとはちょっと違う気がするので。
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先々週に森さんの本を後輩に紹介して
もらって以来、8冊近くの本を読破しました。
スカイクロラの映画も見に行きましたしね。
この本は私も人生の多くの時間を投資している
大学という組織について書いてあります。
しかも、地方旧帝国大学ということで
かなり共感できる部分も多くありました。
心を動かされた部分が一つあります。
それは「ニート」や「学力低下」ということについて
先の事を心配して、豊かさが無くなるという事に対して
批判する事は良くないと言っていた事です。
そもそも、勉強をしない人やしないような仕組みを作った国だったとしたら
経済的に韓国、中国や他の国などに比べて
一歩二歩遅れたとしても、どうにか生きていける
国や人生を歩もうとしているのだから
それは批判すべきでないという考えでした。
まだ、うまく考えられていないのですが
怠惰な人を見て、怒ったり変えようと思うのは
傲慢なのかなぁと考えさせられました。
努力をしない人というのはそれでもしょうがない人生を
選択しているのだから、それを捕まえて批判するのは
自分の価値観を押し付けているっていう事だなぁと
実感します。
森さんの考え方はすごく共感して学ぶところが多くあります。
しかも、小説も素晴らしいですしね。
とりあえず、森さんの本は全部読んでみようかなぁ。
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森 博嗣って優秀そうなのになんでずっと助教授なんだろうっていう疑問が解決した。
大学の中にある政治的な部分や予算に関するバカバカしい規則なんかがよくわかる。
大学教員がこんな本だせるなんてすごい。
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文系とか理系とか言っていると馬鹿にされますよ。この世の中は何でもありなんだからね。大学がいかにダメなところかがわかる。情けない国だ。
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将来のため、勉強の一環としても参考になりました。
自分の考えを固めるまでには、知識も経験も不足ですが。
何を自分の人生から切り離すか…。
捨てることも選択の一つであるということを、改めて感じました。
人生における選択も同じなのだなあと。
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助教授・森博嗣が「大学」について語った!
読了日:2006.12.15
分 類:エッセイ
ページ:188P
値 段:720円
発行日:2005年10月発行
出版社:中公新書ラクレ
評 定:★★★
●作品データ●
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テーマ:大学
語り口:Q&A形式
ジャンル:エッセイ
対 象:一般向け
雰囲気:インタビュー
聞き手:名倉 宏美
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---【100字紹介】--------------------
某国立大学助教授だった森博嗣が、
「大学」について様々な質問に答えるインタビューの模様を書籍化。
Q&A形式で、最近の学生についてや内部からの視点で見た大学など
学生論、大学論として様々に語る「大学の話」。
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副題は「最高学府のデバイスとポテンシャル」。
すっかり作家として定着した森博嗣が、元々の正業である「教員」として、大学についてのインタビューに応じる、という内容です。聞き手は、中央公論新社から出る森氏の本でも名前をお見かけする(N倉氏として登場)名倉女史。森氏の担当編集者さんですね。
内容としては概ね正論であって、大学内部にいたことのある人なら「まあ、そうだろう」とうなずく内容かと思われます。ここでいう大学内部とは、大学で働いたことがある、もしくは大学院に在学したことがある、という意味くらいでしょうか。学部だけで大学を出てしまうと、あまりぴんとこないかもしれません。
大学そのものに関わらない部分については、賛否両論かもしれませんが、菜の花はこちらもほぼ同感で、「そりゃそうでしょうね」と納得の内容が多い感じですね。ああ、でもときどき「え?そりゃどうだろう?」というのも完全にゼロではないので、「そうか…こういう見方もあったか」と
面白く読めました。変な「専門家」や「識者」が語るより、現場にいた人の言葉は興味深いものです。
この森氏もついに大学を辞められましたね。(とっくにやめていますが、この作品の出た頃の感覚ではそういう感じ。)これからは大学を見る目も、外の視点になっていくかと思いますが、そうなったときにどういう意見を語るのか、がとても気になります。しかし…そうしたら自分の興味のあること以外、見ない人ですから、大学にはもう目を向けることもなくなって語ったりはしなくなってしまうのかな、とも思います。大学、特に理系の研究室から見たような小説、エッセイが面白い作家さんだったんですけど、これからは普通の人になってしまうのか…、それとも、もっとまにあっくな趣味の世界にはしってしまうのか…、まあ、十中八九、後者かと思われますが。。。
●菜の花の独断と偏見による評定●
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文章・描写 :★★★
展開・結末 :★★★
簡 潔 性 :★★★
独 自 性 :★★★+
読 後 感 :★★★
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インタビュ形式なためか大変読みやすかった。短時間で読めました。
森さんの「専門外のため軽々しい断定は控える」姿勢や「自分の目や肌で得た情報を判断材料にし、軽々しい是非や批判はしない」点は非常に好感・共感を得ました。
ただ、こういう意見ってどのコミュニティまで受け入れられるものなのでしょうかねえ。(若手中堅職員には共感得やすいけど、お偉方には煙たがられるとか) 自分の意見の基盤作りのためにこの本を読み始めたので、そんなことが気になった。(自意見基盤なら自分で考えろ、せめて複数冊参照しろ、と云われてしまいますが)
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楽しー!自分でものを考える人だな、という印象をうけた。
仰々しい名前をつけるとしたら大学論、大学院論、大学運営論、大学教育論、ですかね。
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森博嗣という研究者が大学をどう捉えているのか。研究の場としての大学と教育の場としての大学の面から語っています。日本の大学教育の変革は意識の変革と言ってもいいと思っているので、著者の考え方に賛同しています。