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森博嗣が大学についてQ&A形式で答えていく
ただ、言っている内容は大学の研究室でボスが言っていた事とそんなに変わらないので、個人的にはそんなに目新しさはなかった
ただ、世間一般的な人からすると意外な事実なのかもしれない
大学で研究したことがない人や高校生が読むべき本
大学は研究機関であって、教育機関ではない
研究のスタートラインにたたせるための教育はするが、それが主管業務ではない
なのに、ポストが上にあがっていくにつれて研究への配分が下がっていくジレンマ
いびつな構造をなんとかしないといけないんでしょうけど、なかなか難しいでしょうねぇ
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大学をテーマに作家で工学博士でもある森博嗣さんへのインタビューを取りまとめた一冊。中は文字も大きく内容もそこまでない。しかし森さんの独特の考えが示された良本であると思う。
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内容のほどんどがインタビューを文書に起こしたものなのでサクサク読め、手軽に大学の内情を知ることができます。
予算を取るにはゴマカシやウソをつく必要があったり、無駄や不正を廃するために導入したシステムが却って新たな非効率を生んでることが分かりました。
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作家の森博嗣氏が、名古屋大学の助教授を辞めた年に出版した本です。偉くなると雑務が増えてしたいことができなくなるのは企業も大学もいっしょのようです。
66ページの学士、修士、博士の違いというコラムはなるほどと思いました。
要約しますと、
学士:仕事と手法が与えられたとき、それを的確に解決できる
修士:仕事が与えられたとき、手法を自分で模索し、方向を見定めながら問題を解決できる
博士:そもそも、そのような問題を与えることができる
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森先生の人となりが垣間見えるような、教育についての対談。
研究者とはどのようなものなのか、大学とはどのような組織なのか。
すべてが~の作品で出てくる研究室の背景がここにある気がします。