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日本人と中国人の思考回路を上手に描けていると思う。著者は他の日中関係のことを書く中国人と比べて、非常にバランスの取れた人ではないかと思う。非常に分かりやすい日本語で、我々に訴えかけている。読みながら様々な思考をめぐらせましたね。日本人って、本当の悪人なんていないという前提から、A級戦犯が本当の悪人であるとは誰も思ってないだろう(?)中国人は同胞であろうと愛国のモデル、売国奴のモデルがおり、これは不動のものである。日本はそれぞれのモデルとなる人っていないよなあって思う。この本について言いたいことは多々あるが、どこから話したらよいか…。私、中国人の思考回路分かりますよ。本当に。でも、一言いうならば、そうですね、歴史的にみることが好きな中国人って、治らないのかなあ…。
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本書が掲げる5つのキーワード(1)「愛国」―中国人にとって「愛国心」は中国魂 (2)「歴史」―中国人にとって「歴史」とは判例集(3)「徳」―文化の力を重んじる中国人 (4)「中華」―敵と味方を分かつもの (5)「受容と抵抗」―中華文明vs西洋文明です。中国には「愛国心」は大人になるための条件であるとともに、人間にとってきわめて価値の高いものである、ただし、中国人にとって「愛国心」という言葉の意味は、日本人が使う「愛国」と違っています。日本よりも中国でのほうが、かなり重い言葉です。日本人には容易に理解できない中国人の精神構造を、本書は徹底的に分析してる。興味をとってる人はぜひ読んでください
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唐さんのブログを見て、5年ほど前に読んだこの本を思い出して、読みなおした。
「愛国」の意味が中国と日本ではかなり違うことを再認識した。
愛国=反日か? 親日の愛国もあるのか?
日本人から見ると歯がゆく感じる書き方のところも多いが、中国人のものの見方を感じることができる本。
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[ 内容 ]
なぜ彼らは「歴史認識」にこだわるのか。
「靖国参拝」に反対する真の理由とは。
じつは日本文化に憧れながら、反日デモを起こすという中国人の相矛盾した行動はどこから生まれてくるのか。
日本人には容易に理解できない中国人の精神構造を、本書は徹底的に分析する。
キーワードは5つ。
「愛国」「歴史」「徳」「中華」「受容と抵抗」。
改革開放以降、急速に欧米化するライフスタイル。
しかしそこには、中華文明という名の呪縛が横たわる。
文化を重んじる中国人が抱える葛藤、そして小さな変化の兆し。
知られざる心を暴く。
[ 目次 ]
第1章 中国人にとって「愛国心」は中国魂―中国を理解するキーワード「愛国」
第2章 中国人にとって「歴史」とは判例集―中国を理解するキーワード「歴史」
第3章 文化の力を重んじる中国人―中国を理解するキーワード「徳」
第4章 敵と味方を分かつもの―中国を理解するキーワード「中華」
第5章 中華文明VS西洋文明―中国を理解するキーワード「受容と抵抗」
第6章 中国人の思考回路―「違い」から見えてくるもの
第7章 愛国教育の真実―文化を通じて発信されるサイン
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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・中国は縦軸文化、過去、先祖、歴史から学ぶ。
日本は横軸文化、和をなす、謙虚な姿勢、他から学ぶ⇒日本の発展
・恨みは忘れない。日本の侵略⇒今後も取り上げられる。
・反日デモは、日本に対する受容と抵抗のジレンマに過去の侵略がきっかけになり起こる。
反韓国、反英国デモもある。
・中国自国がメディアが国が検閲されることが当然なので、日本からの情報も国が検閲したうえでリリースされていると思いがち。