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借りたもの。
イラストレーターの作品を誕生日、生まれ曜日、血液型から統計を取り、その傾向を分析した”占い“本。
イラストの分析からの性格占いというよりも、「誕生日占い」「誕生曜日占い」「血液型占い」を前提に、イラストに現れる傾向・特徴を照らし合わせたもの、性格がイラストにどの様に反映されるかを探し出そうとしている本のように思えた。
占いはある種の統計学なので、さもありなん……
分析した元データの開示できるものもまとめてあるので、興味深かった。
収集したイラストデーター300というのは、ある意味少ないと思う……
それは収集したものが「今」を生きるイラストレーターのもののみで、生年にも偏りが生じているので、ちょっと難しいものを感じる……
そのためか、的中率――「そう思う」と感じる主観が半々なのも、高いとみるべきなのか、悩ましい。
折角なら、もっと昔のイラストレーター、竹久夢二、小林かいち、中原淳一ら辺りも混ぜて良かったのではなかろうか……?
占いは「当たるも八卦、当たらぬも八卦」だけれども。
私も絵を描く人間なので、ちょっと「当たってるかも…」と思った。