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中国の紅い星、毛沢東の研究書である。英語版が出てから素早く邦訳が出たことに喜びを感じる。本題は、神聖視された毛沢東を暴くというスタイルだが、そもそも毛沢東という人物が中国で評価が一定しない。神聖にして犯すべからずだが、大躍進運動・文化大革命と2000万人を殺した(餓死)といわれる人物だからである。最近は周恩来の方にシフトしているらしいが。
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毛沢東の評伝。今まで神聖視されがちだった毛沢東の裏側の部分が余すところなく暴露されている。しかしながら、その暴露内容も研究者の中では当たり前の話だったりして、実は世間一般で言われているほど衝撃的な内容ではない。
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うーむ、重い。本も内容も。私があまり中国近代史に詳しくないこともあるのかもしれないです。途中で何度も投げ出そうかなと思いましたが、下巻も買っちゃっているし・・・と、眠気と闘いつつ意地で何とか読了。
良い意味でも、そうでない意味でも巨人であったことはわかりました。
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ハイ。まったく知りませんでした。毛沢東ってこんな人だったんですね。でもどうして全中国を支配できるまでの力を手に入れたのか、それが知りたくてページが早く進みました。とてもためになりました。
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卑劣、狡猾、利己的、誇大妄想著しく、女たらし。敵対者を政治的告発し粛清する非情な権力者。共産主義は自己を絶対者にする道具でしかない。
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沢東の独裁者としての側面に焦点を当てた暴露本(?)。アメリカでは結構流行った本。なぜ、能力も金もコネも人望も無かった毛沢東(この本ではそのように描写されているが真偽は不明)が中国を支配できたのかが分かる。結構、無差別殺戮の記述が多くヒいてしまうところもあるが、今の中国の裏の側面を理解するには面白い本であるし、世の中で嫌われている人が出世するプロセスとしても面白い。
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中国に関わる人間として避けては通れない毛沢東について、圧倒的な一次資料からまとめあげた筆者のパワーに感服。
史実と主観の区別が(おそらく故意に)曖昧であったり、読み物としての迫力に欠けていたり、筆者の毛沢東への怨念が散見されたり、とノンフィクションと歴史書のどっちともつかない立場で読み手を困惑させるところもあるが、それを補って余りあるものが本書にはある。
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土日にやっと、ユン・チアンの「マオ」を読み終えた。
上下巻で結構分厚かった。
ユン・チアンは「ワイルド・スワン」で有名な中国出身の女性作家。
どちらも文化大革命を軸に、批判的な視点で描かれたノンフィクション作品で読んだ人も多いのだろう。
「マオ」は毛沢東の一生をかなり辛辣に描ききっている。
それなりに読み応えがある本だが、賛否分かれるかもしれない。
正月に実家に帰れず、「ワイルド・スワン」を読んで気晴らしをしていたが、その延長で読みきった。
本筋の深みは残しておくとして、
核の発射権をごく一部の支配者層が用いるような体制、
というのが極めて危険であることを、「マオ」を読むと感じることができる。
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近代中国のことが知りたくて読んでみた。
すごく、勉強になった。
毛沢東のことをきっちり調べて書いた本で、いままで知らなかった(個人的にはあまり中国にはくわしくなかったし・・・)ことが沢山知れた。
毛沢東の残酷さ、目的を達成するための貪欲さ、我の大きさ、などが歯に衣着せぬ感じで書いてある。人としては全く尊敬できないけれども、ここまで徹底してやれば徳・人気による政治とは全く違う、恐怖と懐疑による支配ができるのか・・・と感心をした。彼の設立をした中国はまだあるわけだし。なぜ、中国があんなにも情報を流通させることを嫌悪するのか、は非常によくわかった。下巻もあるので、読み進めてみたい。中国にかかわる仕事があるのであれば、かなり、参考になると思います。
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5年ほど前に一回読んだが・・・途中で挫折したかもしれん。覚えてない。 時間があればもう一回読みたい。
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100ページ目で挫折してしまった><ウゥッ
きっと暑いせいに違いない・・・
涼しくなったら再トライ☆
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教科書の「ケザワヒガシ」でしか知らなかった彼を調べようと、中国でのビジネスが深まるにあたって読んだ本。悪意に満ちた記述のオンパレードでヘトヘトなんだけどたぶん本当なんだろう。
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訳者によるあとがきに、
『マオ』は、とにかくショッキングな本である。それも少々の驚きではなく、呆然とするような衝撃だ。
とあるのが、全くこの本の内容を言い得ていると思う。
この本を覆うのは、信じられないほど多くの人間の死体。
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とてもわかりやすく書かれていてすらすら読めます
信ぴょう性についてはまったくわからないので書きませんが作者が同時代に生きていたというのは大切なことだと思います
第二次世界大戦が終わった後も世界に中国の状況が知らされていなかったとかほとんど誰も毛沢東の暗殺を考えなかった、で、とんでもない命令にしたがっていたというのは恐ろしいですね。結局毛は権力を握ることしか考えてなかったと。なんでこんな人間が形成されたのかというのは謎ですね…
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「墓標なき草原」読後、文革、毛沢東、中国共産党について読み直している。
共産主義には暴力は不可避なのだろうか…スターリン・毛沢東・連合赤軍…
前回印象に残らなかった、遠藤教授の長春封鎖作戦が登場