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電車で化粧は私はただ恥ずかしくて出来ない。確かにあーだこーだと化粧について何も知らないおじさん評論家の意見よりも(俺達を男として見てないんじゃないかと言う考えの人々)、米澤さんの方が女子は共感できるかも。女の化粧って好きな男の為って言うより結局自分の為にしてる。まあそれを俺のためって思ってる男子がいる事はある意味楽かもしれないです。
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化粧は「読み」「書き」「語る」ものである。なるほど。
自分のことをサクサク言われてるようで胃が痛かった。
女はあほである。どこまでも自分を愛したいあほである。男もだけど。
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面白かった。
書いた人が、当時学生だった、ということにも少し驚く。
最近は見なくなったけどね、電車の中で化粧する女の人。
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はっきりいってコスメ業界についてはさっぱり理解できないが、女性が美を追求するのは良いことだ。
でもすっぴん美人が好き。 美容はあなたの人生を変えたか?という質問にみんながYesと回答しているが当たり前だろう。化粧は化けることだから。
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改めて痛感したのは、女性って女性独自の美意識のうえで評価されなきゃダメなんだって事。
自分の中のミューズ(文中ではフィギュア)に近付くのが女性のオシャレなんだなと。
ファッションの流行にしたって、レギンスやらムートンブーツやら男ウケは最悪でもあれだけの女の子が身につける訳だし。
自分を理想のものに近付ける、再構築する傾向は女性の方が絶対に強いと思う。
改めて考え直す機会になりました。
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心理学的、社会科学的な内容かと思いきや、「化粧」そのものがどういったものなかを解説した本といったおもむき。具体的に「化粧」について、その方法や価値観の変遷を解説してくれいるが、男の自分にはさっぱりわからなかった。テクニカルターム多すぎ。最後の章、アニメやマンガにはまる「オタク」とコスメフリーク(化粧マニア)の性質の類似点を挙げている部分が興味深かった。自分自身に最大の価値を置く生き方というのは、前に読んだ「人格障害の時代」に触れられた「自己愛」云々を思い出した。自分自身にしか価値がおけず、その価値を上げるためにあくせくする、現代はそんな時代なのかもしれない。
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自分がどうして恋愛には興味なくファッションとかにはめっちゃ興味あるかわかった。すごく納得した。自分のことを自分で愛しているから。好きな服を着てメイクしている自分を愛せるから別に男からの評価は求めてない。
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あまり感知していないところで、そんな変化が起こっていたのか。
コスメフリークが登場するまでの過程についての背景は、「そうなのか」という感じ。化粧とは「読み」「書き」「語る」ものなのですね。
最後のオタクうんぬんの箇所は、少々強引か?という印象。
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本の名前と内容が大分思ったものと異なっていて、欲しい答えは得られなかったが、
・女が化粧をするのは男のためだけでない。周りよりかわいい自分に「萌え」たいだけ
・電車内で化粧する女は、誰のために化粧をするか。降りて行った先の集団の価値観に縛られているが、車内の人々を風景のように扱うということは、人間を差別することにも繋がる
等が学べて良かった。
オタクとコスメフリークの共通点や、90年代の女性の化粧文化の変化の要因など詳しく語られていてとてもわかりやすかった。
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タイトルが『電車の中で化粧する女たち』となっているので、きっと、そういう女たちを批判する内容なのかな、と思ったあなた。甘い。それじゃあ、まるで私と同じレベルです。
ごめんなさい。私も、そういう軽いのりでこの本を読んでしまいました。
でも全然違うのです。この本はもっともっと深いところにテーマを置いて書かれています。
そもそも、私は化粧というものをしたことがありません。(きっぱり)
私の妻も、どうやらあまりしている様子がありません。
ですから、化粧とはほど遠い毎日を送っていることは確かです。
この本を読む前の私は、化粧なんて身だしなみの一つなのだから、人前でするもんじゃあないでしょ、とまあ、オヤジ然とした意見しか持っておりませんでした。
それから叶姉妹のお二人。なんであの人たちは毎日テレビに出てるの?と、全く意味がわからず、毎日不思議に思いながら過ごしておりました。
それらが全部、100%、ことごとく否定されました。(さっぱり)
そして化粧は、好きな男の前でかわいい女性を演じたいなどという、男の手前勝手な妄想とは全く無縁の世界へ進化していることを思い知らされました。(ファンファーレ)
感動したのはp.150。「九〇年代に、生身の女は人形(フィギュア)になりたがり、男は現実の女に感心を(関心の誤植でしょうか)示さなくなった。女も男も理想のフィギュアを追い求めて、虚構の世界を生きるようになってしまったのだ。」
なんと、男と女が同じ方向を向いてしまったと指摘します。スルドイかも。
本当はp.165あたりからが一番面白いのですが、それを書くと完全にネタバレになりそうなので、あとは実際にお読みいただくとして、この本のあとがきを読むと、どうやらこの本は、著者の大学院時代の論文が元になっているということがわかります。
その影響でしょう。雑誌等からの引用がかなり使われています。本当だったら、元の雑誌も眺めながら読まないと、筆者の主張の真偽があいまいになってしまうところですが、そういうことは抜きに、目から鱗の化粧文化論をどうぞお楽しみください。
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90年代〜00年代初頭の化粧文化とオタク論についての一冊。
90年代美容雑誌やカリスマ美容師の台頭とともに現れた「コスメフリーク」という名の「オタク」であり、彼女らは現実(素顔)より虚構(化粧)を大事にしているというのが著者の主張。
当時の世相と合わせながら面白く読めたと同時に、2021現在の化粧文化はどのようになっているのだろうと思った。