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平凡な幸せに包まれる主婦・真梨枝と、
友人たちと会社を立ち上げ成功を収めた、理沙。
幸せであるはずの2人の心には、何か物足らなさがあった。。。
そんな時、2人は、偶然、ネットの隠れサイトで知りあうことになる。
同じように、今の生活にもどかしさを感じていたため、
2人は急速に親しくなるのだが。。。
いつの間にか、その隠れサイトの罠にはまり、
取り返しの付かないことに。。。
この本を読んでいると、
「こんな生活でいいのか?」とか、
「自分は、いったい、何をしているのだろう。。。」とか、
「もっと、自分にとって、素晴らしい人生があるのではないか?」とか、
ふと、思ってしまうことがあるのは確か。。。
だから、ここに出てくる女性たちの気持ちが、
なんとなくわかったりもして、読み始めたら止まらない。
ほんの小さな「悪意」が、恐ろしい結果を呼ぶ。。。
彼女たちは、まさか、こんな結末になるとは思ってもいなかったはず。。。
と、ネットの恐ろしさも、しみじみ感じたりしたのでした。
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内容(「BOOK」データベースより)
誰にもさらせない弱味を抱えて、隠しサイトで出逢ったふたり。
現実から“はぐれていた”女同士が、見知らぬままに本音をぶつけあう。
不感症、味覚障害、ストレスの果て、虚勢を張り続けることに倦み疲れ、共振しあった女たちがいきつく黒い罠。
悪意に染まる歓び。インターネット社会の闇をえぐる驚愕の書き下ろしサスペンス長編。
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いやいや怖かった・・・
自分は頭いいと思ってる主人公たちが足元をすくわれる感にひやっとしました。
(2009.8.9.)
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どんどん引き込まれていった。
ネットの世界は恐ろしいですね。
ネットで悪いことをしちゃいけませんね。
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「悪意に染まる歓び」という帯の文句が、読み終わった後にぞくりときます。
前半と後半、二人の主人公の印象ががらりと変わっちゃう。いや、たぶん根本的には変わってないんだと思うけれど。傍目にはどんどん歪んでいくように見えて、それが非常に怖い。「悪意」をここまで解放できるのか、というのが驚き。
その分、ラストの幕切れはあっけない。ぷつんと断ち切られた感じで、後味が悪い。その後味の悪さってのがこの作品の真髄かもね。嫌いじゃないもん、こういうの。
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現代人が少なからず抱えているストレス。ストレスが原因と思われる味覚障害を抱える理沙。そして周囲からは幸せな主婦として羨望の眼差しで見られているが不感症を抱えている真梨枝。この2人が裏サイトFMペンタゴンで出会い,そのサイトの裏側を知っていくことになるストーリー。
基本的にこの本は女の汚い部分が見れます。女なら一度必ず抱いたことのある暗い感情がふんだんに出てきて,女は怖いと改めて思いました。ちょっとサイトの運営とかに関して現実離れしている所がありましたが,そこに目を瞑れば非常に面白い作品だったと思います。現代人が少なからず感じている閉塞感を元にした悩みを上手く描いており,また女の醜さの描き方はピカイチかと思います。女がこういった生き物であることは皆知っておくべきなのではと思いました。
身近にありそうな犯罪ばかりで,自分も気をつける必要があると改めて感じる作品でもありました。面白かったです。
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もっと恐ろしいかと思っていましたが
なるべくしてなっていった結末だったので
ラスト近くなってからは少し冷めてしまいました。
本名以外にハンドルネームがたくさん出てきて
少し読むのに疲れた(笑)
年ですね。
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どこまでいっても隣の芝生は青いというお話。他はまったく正常なのに、味覚だけを失ってしまった人間の悩み苦しみというものを興味深く読んだ。マザー云々よりそこだけが印象に残った。
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嫌な女しか出て来ない、低俗な女の話。
女性週刊誌を読んでるような気持ちになるかも。
妬み嫉みでちょっとした悪意をもったいたずらを仕掛けるっていう
女の嫌な部分全開で救いのない話でした。
キャリアウーマンの女性と専業主婦で暇な女性が
秘密サイトで出会い、そのサイトの秘密を探りつつ
周囲の人々にいやがらせして自分の鬱憤を晴らすという
なんか性格悪い話。
サイトの主催の女性も神秘的でもなんでもなく。。
オチも無理やり。。。
と私は感じてしまいました。
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明野照葉の作品としては、物足りなさを感じた。
不感症になった女と味覚障害の女。
生きている意味を見いだせなくなった。
本能でやりたいことに走ったら、悪の道。
実は悪道を本能的に求めていたのだ。
インターネットでのプチ犯罪に染まる。女性ならではの付き合い意識や安易な裏切りとどんでん返し。
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嫉妬や羨望、女のドロドロした部分が話の主軸。その辺を理解出来ないことはない、というか分かってしまう自分もいやだ。しかし黒い話だなー!
持っているしあわせをきちんと大切にしていないと痛い目をみるんだよ、という警告をたぶんに含んでいるような。
いろんな意味でこわかった。
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誰にもさらせない弱味を抱えて、隠しサイトで出逢ったふたり。
現実から“はぐれていた”女同士が、見知らぬままに本音をぶつけあう。
不感症、味覚障害、ストレスの果て、虚勢を張り続けることに倦み疲れ、共振しあった女たちがいきつく黒い罠。
悪意に染まる歓び。
インターネット社会の闇をえぐる驚愕の書き下ろしサスペンス長編。
(アマゾンより引用)
最後怖かったなぁ…
ネットの世界ってああいうのが本当にあったら怖い( Д |||)
ちょっとした歯車が狂って、最高の友だった人が最大の敵になるというか…
やっぱり人間ってのは相手のことを信用できるかどうかがすべてだな、と思った(´・ω・`)
相手を信じることの出来る自分自身の強い心を持つことが
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女の世界のいやらしさ全開だった。
あまりにもありそうすぎて、読むのが辛かった。
練られていて、作品としてはすごいと思う。
近付きたくない世界だ。