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新規購入ではなく、積読状態のもの。
2011/5/21〜5/24
久しぶりの黒星警部シリーズ。密室大好きな黒星警部が、七つの密室に挑む短編集。各編は、過去の密室作品のパロディにもなっている。個人的には島田荘司風の「邪な館、1/3の密室」が良かった。
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連作ミステリー短編集。全7話。
密室殺人事件など、不可能犯罪が起こると欣喜雀躍して現場へ駆けつける黒星刑事。彼はミステリー好きが高じて、単純な事件でさえも不可能犯罪へとねじ曲げて解釈し、ことごとく仲間をミスリードし、事件を迷宮入りにしてきた。そんな彼、今日もまた不可能犯罪が起こると「ウヒョ」と喜びの声をあげて小躍りして現場へ向かうのです。
おもしろすぎます(笑)黒星刑事のキャラクターにすっかり心酔しちゃってる(笑)
不可能犯罪以外には興味がなく、警察官でありながら「何かおもしろい事件は起こらないかな〜」なんてぼやいてる。単純な殺人事件なんかだと食指が動かないらしく、やる気ゼロ。単細胞キャラがもう、最高です(笑)
ほとんど事件を解決することができず、むしろ捜査をミスリードする始末。部下が手柄を立てるとひがみ、「あんなのたまたまだ」なんて言う子供みたいな刑事。
これはもうキャラ勝ちですね。もちろんトリックもすごいんですけど、これだったらトリックがあり得ないくらい稚拙でもきっとおもしろいと思う(笑)
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黒星警部シリーズ。
ま、簡単にいってしまえば、有名密室殺人のパロディ。
元をしっていた方が、確かに楽しめるけど、知らなくても面白い。
多分に、密室殺人に対して楽しんでいる<本格派>がどうのと肩ひじはってないからなのだろう。
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折原さんらしい陰湿さが全くなくて、でも読んでいる最中
これどこかで読んだことある……とずっと思っていた。
倉知淳さんの「星降り山荘の殺人」にすごく似てる。
時間つぶしには良いけど、逆に言えば読んだ時間を返して~
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密室殺人事件が七編収められた連作短編集です。黒星警部の個性的なキャラクターは相変わらず健在で、部下の竹内刑事や虹子とのドタバタなやり取りが楽しいです。コメディーとして読むなら良いと思います。
トリックはどれもイマイチな出来で消化不良でした。
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密室事件が何より見好きな黒星警部。なんでもない事件でも密室だと騒ぎ、怒られる始末。そして、本物の密室が起こると見当違いな推理をして、部下に手柄を取られてしまう。火事の現場から見つかった密室バラバラ死体、退去を拒否したアパートの一室から見つかった遺体と頭部だけの遺体、横溝正史の「本陣殺人事件」に似せた密室などなど様々な密室が起こる。
黒星警部、本当に密室以外の事件には見向きもしない。田舎では自分が求めている事件は起こらないって。でもまぁ、今回は密室が起こるんだけど、最初と2番目の事件はなんとなく「うーん」ってかんじだった。特に2番目。そんなにうまくいくかな?と思ったり。
逆に好きだったのは、「本陣殺人計画」と「邪な館、1/3の密室」。本陣殺人計画は、あーみんながみんな疑っているのね。余計なことしなければ良かったけど、彼女はまぁラッキーだったのかなと思った。
邪な館はちょっとコナンに出てきそうな話だった。というか、コナンぽい子出てきたww面白い。警察官から見たら、コナンって邪魔だよなぁと関係ないのに思った。
今回思ったのは、密室というのは外野はそう思うだけで、実際加害者は意図してなかったりするのかなと思ったり。
2018.10.1 読了