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日本人が最も好きな100人の偉人のNO1は信長だとか。文庫版最新刊は信長を徹底的に分析の盛りだくさんな内容です。
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井沢さんの「逆説の日本史」シリーズ10作目の文庫版。
1作目からすべて読んでますが、どうも近辺のものは
やや退屈な感じが否めない。
なにせ歴史小説などでなじみのある時代であっても、
・展開がちょっと退屈かな。
・決め付けが以前より激しくなっているよう。
こんな感じで、ちょっとついていけない。
まあ、考え方は非常に参考になります。
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丸々織田信長のことだった…^^井沢さんが信長好きすぎて面白い。逆説シリーズ癖になりそう…がんばって読破していこう
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凄い信長!!ほとんど神だと思っていましたが、本当に神です。
いままで表面的な活躍のみ伝えられていて、裏に隠れてしまったそもそもの理由が明らかになりました。
ただ、ただこの本能寺だけは納得いきません(…)
本能寺は、いろいろですが…
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企んだのは朝廷か将軍義昭か、はたまたイエズス会か?謎に包まれた本能寺の変の真相に迫る第10巻。信長は残虐な無神論者ではなく、敬虔で寛容な政治家だった。歴史学界の定説を覆し、「信長論」の新たなる地平を切り拓く野心的な歴史ノンフィクション待望の文庫化。
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2007/10/2 Amazonにて購入
2008/5/18~6/1
電車・バス等移動用であったが、家で一気読み。
日本史の主役の一人、織田信長について、いつもながらの井沢氏独特の歴史観でもって斬っている。何が歴史の真実かは難しいだろうが、信長という人間は本当に興味深い人であったのだ、と思えてくる。この前に読んだ阿刀田氏の小説にも出てくる、安土城を描いた屏風がどこかで発見されないかなぁ。
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歴史がいかに宗教と大きな関わりがあるかということがよくわかります。
信長は世界にも匹敵する偉大な人物であると思います。
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怨霊、言霊、穢れから日本史を見据える《赤松正雄の読書録ブログ》
日本史をおさらいするうえで比類なき面白本をようやく見つけた。歴史の書というよりも歴史推理小説といった方がいいかもしれない。かねてからの「歴史通」や、今はやりの「歴女」には、何を今更と言われよう。このシリーズが世に出てもう10有余年も経っているのだから。しかし、恥ずかしながらその存在を私は知らなかった。井沢元彦『逆説の日本史』1~12である。未読の方は、まず文庫の第一巻を購入されることをおすすめしたい。
日本史を追う井沢さんのキーワードは、怨霊、言霊、穢れの三つ。彼はことごとくをこれで抑えていく。見事なまでに。彼にかかれば歴史学者は形無し。木っ端微塵にやっつけている。宗教の本来的な役割を知らずに、文献至上主義に陥ってることの弊害を事細かにまた繰り返し飽きもせずに説く。読んでる端から忘れがちな私のようなものには、まことにこれは助かる。しかし、この手法ではさぞかし正統な歴史学者や同業他者から嫌われよう。であるがゆえに、あまり世の中に評価されていないように思われるのは、著者ならずとも口惜しい。
近眼の人が寝ぼけ眼に顔を洗ってメガネをかけた時のように、ぼんやりしていた歴史絵巻が忽然と姿を現すのは嬉しい限り。というのは少々ほめすぎかも。だが、古代から中世にかけての日本人たちにとっての、様々なる神社仏閣の存在や「和歌」の持つ意味が判明するのは大きな収穫であった。軍事について現代日本人がとかく敬遠しがちなのは、何も戦後に始まったことではなく、古代からの歴史に根ざした伝統であることを知ったことも大きい。
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天下布武と信長の謎
・天下一統のグランドプランⅠ
織田信長の変革編―「政権の三要素」を巡る将軍義昭との抗争
・天下一統のグランドプランⅡ
信長VS宗教勢力の大血戦編―安土宗論に見る「宗教弾圧」の正 当性
・天下一統のグランドプランⅢ
新しき権力の構築編―信長の「大阪遷都」計画と安土城の謎
・本能寺の変―神への道の挫折編―明智光秀「信長暗殺」の真相
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この人の主張が全て正しいということは勿論ないだろう。しかし、著者が言うように専門家の主張が必ずしも正しくない、時にはとんでもない主張が通説になるというのは事実である。私が大学時代に専攻した法律学の世界でもそのようなことが見受けられた。若い歴史研究者がこの作品に触れることにより、将来の歴史研究が今までとは違ったものになることを期待しています。
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出た時に買ってからチマチマと読んできてやっと読了。
とある人権の講座で「今の教科書では『士農工商…』なんて教えてないのだよ」と聞かされて、「俺が学校で習った歴史って何だったんだよ〜」ということで、改めて日本史へ入れ込んで、網野善彦や井沢元彦にめぐり合ったわけですが。
史料絶対主義に抗い宗教や言霊に拘る井沢史観は、私みたいに人から言われることを何の疑いも持たず聞いてしまう人間には、いつも興味津々です。
この巻は信長っていうことで、ここでもまた独自の「逆説」が展開されるわけですが、結構身近な場所で起こった史実も多くあることに気づかされ、暖かくなったら安土や石山まで出掛けてみようと思うのです。
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戦国時代に生きた者全員が天下統一を目指していたわけではない。言われてみるとそのとおりだが、これをはっきりと教室で学んだ記憶はない。
現代に当てはめればすぐに理解できるのだが(日本国民全員が首相になりたいわけではない)、下克上という言葉に引っ張られてしまっていた。
天下統一を目指すには、確固たる意思と計画、そして運が必要である。そのどれもを備え、成し遂げる寸前まで到達したのは、戦国時代といえども織田信長ただひとりであった。
本巻では織田信長の業績を通じて、今では当たり前のことを初めて達成するのはどれほど困難なことであるかを実感させられる。
また後世の我々は、結果という回答を知った上で織田信長の施策を批評する。しかし読み進めるうちに、そういった態度では一向に真実に近づけないことを思い知らされるのだ。
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私にとっての天才信長レジェンドのキッカケ本。
革命家とは、頭脳明晰、能力もさることながら、明確なビジョンを描ける溢れる創造力と柔軟性?
確固たる目標は、方向性や手段を鮮やかにし、確信的な実行力、目的のためなら手段を選ばない厳格化を生むのか?
そして、信長の「グランドデザイン」、意志は、秀吉、家康と後世に引き継がれることになる。
信長の残虐性の象徴である「延暦寺焼き討ち」が、宗教の特権意識、弾圧、争いを払拭し、日本の歴史上における宗教の自由の道筋を作るという発想は目から鱗。
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「日本の歴史上の人物の中で誰に一番惹かれるか?」と問われると躊躇することなく「織田信長」と答えてきた KiKi にとってこの巻は実に楽しみだった巻でありました。 そういう意味では一気に読み終えたかったにも関わらず途中で突発事項が発生し、読みかけ状態で放置せざるを得なくなってしまったことがあの理由によるものでなかったら、ひょっとしたら本気で怒り出しちゃったかもしれません(笑)
宗教心が希薄だと言われる日本人の気質の大元には信長が戦闘的な宗教集団と徹底して戦い、結果、この時期以降の大半の日本人が異なる宗教もしくは宗派間での血なま臭い争いから解放されることになったことにも起因するという井沢氏の分析には、心から賛同します。 世界中の歴史を見てもこの時期以降の日本の歴史ほど「政教分離」が徹底できていた世界はそうそう滅多にあるものではありませんから・・・・。
個人的にちょっと不満だったのは以下の2点です。 一つは「本能寺の変の黒幕に関する考察」の部分、そしてもう一つは「信長は最終的に天皇家をどうしようと考えていたのか?」ということに触れている部分です。
KiKi はもともと本能寺の変に関しては世に数多ある「陰謀説」のどれにも与する者ではなかったんだけど、この本ではかなりあっさりと「明智光秀単独犯行説」を唱えて終わっちゃっていて、しかも「昔は僕も○○説だったけど今はね・・・・」的な文章で終わらせてしまっていて、正直なところ「へ??」という感じ・・・・・。 巷にあるいくつかの「○○説」への反証らしい反証もなく、せっかく自説を変えたにも関わらずそのなりゆきさえもがちゃんと書かれているとは言い難い筆致なために、さらっと読んで終わっちゃった・・・・・ ^^;
文庫本の裏表紙で「企んだのは朝廷か将軍義昭か、はたまたイエズス会か?」な~んていう風にある意味読者を煽っておいてそれはないだろう・・・とちょっと肩透かしを食らっちゃったような気分なんですよね~。
そして「天皇家をどうしようと思っていたのか?」という考察部分では、現代的合理精神の持ち主であり、ある意味で一本筋が通っている人として1巻丸々描かれている信長にも関わらず、「vs. 天皇家」となった瞬間に井沢氏の歴史観である「怨霊信仰」でチャンチャンというのはちょっと安直な感じがしちゃいました。 少なくとも、旧来の権威である天皇家を超える権威である「神」になろうとした男として描かれている信長像と「怨霊信仰」ではどことなくミスマッチ感が漂うような気がするのは KiKi だけかしら??
少なくとも、信長がなろうとした「神」と「怨霊」の相対的な位置関係をもうちょっと説明してくれないと、信長公のおかげ様で「宗教的なものの見方」の基礎がまったくできていない現代日本人の KiKi には井沢氏の結論がある意味で唐突に感じられてしまいました。
(全文はブログにて)
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もともとこのシリーズは図書館で借りて読んでいました。そしたら偶然会社の常務が10巻を持っていて、「私も読んでるんですよ~」って話をしたら、しばらくして常務が私にこの本をくれました(!)なので、私の家には10巻だけがあります(笑)