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和歌を古事記,万葉集,古今集などから説明している。
長歌,反歌
枕詞
序詞
掛詞
縁語
という形式、作りを説明している。
歌の種類として、
万葉集における東歌,防人歌から
挽歌と哀愁歌
抒情歌
望郷の歌
祝賀の歌
を紹介している。
題詠という与えた題で詠む方法。
歌合という左右に分れた競技。
一人で詠む独詠歌,二人で詠む贈答歌、三人以上で詠む唱和歌がある。
簡単な用語解説もある。
3時間で和歌を楽しみ始めるのによい。
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和歌の基本的な事柄が、実例を挙げながら解説されているので、とても解りやすく、また、和歌を楽しみながら学べます。
個人的には、在原業平の素晴らしさや与謝野晶子の力強さを再発見でき、とても満足しました。
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161210 中央図書館
高校で習って以来、すっかり忘れていた有名な歌を読みながら、序詞、掛詞、本歌取りなどの用語を復習。落ち着いた感じのいい本。
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和歌を深く読み取りたい人にぴったりの本。
短い章立てで読みやすく、気になるところから読めます。
それなりに和歌を知っているつもりでしたが、この本で新しい発見がいくつもありました。
基礎知識とありますが、基礎を支える知識も学べてとても楽しかった。
和歌の世界を深く読み取れるようになる一冊だと思います。
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以前谷知子さんの別の著書を読み興味が湧いたため。
31の項目で和歌を紐解いていく。31項目なのは和歌が31文字で詠まれるから。これはすぐわかった笑
「基礎知識」とあるが入門ではないなと思う。和歌を知る上で必要な知識だけど、例題?の和歌が結構難しいので、ある程度和歌に触れた経験があるとより楽しめそうな気がする。
和歌は人によって感じ方や捉え方も違うものだと思っているので、最初は筆者の主観的な感想にあまりついていけなかったが、だんだんとそれにも慣れてきて世界観に入り込めるようになった。
最近少しずつ和歌を読んでるけれども、やっぱり掛詞と縁語は難しい。。
そして和歌は自由なモノだと思っていたが、意外と制約のあるものだなと、「題詠」の項目で感じた。
和歌と絵画や漢詩との関係性など、知っているとより楽しくなる知識を学ぶことができて嬉しい。
万葉の時代〜江戸時代までの和歌をピックアップしているため、時代ごとに和歌の立ち位置や詠まれ方がどう変化していくかという歴史もわかって面白い。
谷知子さんの著書とても好きなので他の本も読みたくなりました。
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2021/9/11
面白かったー。散々古文を勉強していた高校生の自分が、なぜ和歌の魅力に気がつかなかったのか。やっぱりそれは経験に尽きる。恋すること、失恋すること、誰かと別れること、人が死ぬこと、いろんな経験が和歌の鑑賞を深めてくれるし、人間の普遍性を31音に包み込んだ歌人たちの素晴らしさに開眼した。
自然と人間を対立関係にあると捉える西洋文明とは違い、それらを結びつけるところに日本らしさがあるんだな、とも。
和歌の沼に一歩踏み出してしまった…。
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日本の古典文学において大きな位置を占める和歌についての基本的な知識を、わかりやすいことばで解説している本です。
本書の解説は、「三十一文字」の和歌になぞらえて、31の項目で構成されています。「枕詞」「序詞」「掛詞」「縁語」といった、高校の古文の復習となるような内容もあれば、「数寄」や「幽玄・艶」といった和歌の美意識を理解するための説明、さらに「和歌とジェンダー」など近年の研究動向への目配りがうかがわれるような内容まで含んでいます。
古文のテクストからの引用には、ルビの形式で現代語訳が添えられており、古文にアレルギーのある読者にも読みやすいように工夫がなされています。