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久しぶりに目頭が熱くなった。
多くは書けません。是非読んでください。
書店で手に取った瞬間から私は、BT21号呼ばれていたのかもしれません。
『デコンプレバーを引け!!』
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小説としての勢いはあったので一気読み。史郎や鏡子さんの過酷な運命や振るかかる災難に歯ぎしりし、応援というか祈るような気持ちで読み進めた。ラストの締め方はこれしかないんだろうなあという感じ。これだけの長編にしてはやや物足りないか。個人的には昭和30年代とはいえ、これだけ異質な殺人事件が多発する状況に違和感を感じてしまいました。特に暗殺者?「猫虎」のキャラクターは物凄く怖さが伝わってきたしその意味で著者の筆力はなかなかだと思うのですが、、、やっぱり白装束に義足とか、現実感がなくてどっちかというとオカルトホラーっぽく感じた。相馬運送の倒産に関わるくだりとかがさすがのリアルさを放っているだけに、そのギャップが少し残念。
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過去と現代の交錯の設定に無理があるように感じたのは最初のうちで、その設定を受け入れられるようになってからは、池井戸潤の新たな魅力を発見。結構マルチプレーヤーなんだなぁ、池井戸さん。
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めちゃくちゃ恐かった。それでもこれはもう過去の事というのが救われる。壮絶な父親の過去、無念な思いが時空を超えて受け継がれた。読んでいる間ドキドキしっぱなし、物語の中にどっぷり入ってしまう一冊。
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企業小説を多く書いている池井戸潤が描く父と子の絆を描いた感動のストーリー。
過去と現在、父と自分を交互に描く構成で、多くの登場人物のストーリーを並べて語る筆致は池井戸潤の得意とするところ。
上下巻で壮大な物語だけど一気に読むことが出来た。
仕事に携わる人々の苦悩には共感する部分が多数。
家族の愛情と、働く勇気をもらえる作品だ。
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最後にグッときた。
いい感じに後半あがってくる。
好きな感じ。
過去と現代を行き来するのも心地よかった。
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かなりの長編だ。現在と過去を交互に描く二重構造と壮大なストーリに最初少し戸惑った。
読み進むうちに思わず寝るのも忘れ深夜まで読みふけってしまった。
真面目に働く過去の父と現在のその息子が主人公。
父史郎の哀しいまでの純愛と、ドロドロしい闇の社会との対比が何とも言えない。 ともかく面白かった。
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上巻は
下巻のための伏線・・・
すっかり夢中になってしまった。
若い頃の父親と出会ったら
自分はどんな感想をもつのだろうか。
ゆっくりと想像してみたくなった
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だんだん話の構成に慣れてきて読み易くなってきた。夢の中の出来事が過去の現実に繋がっていくストーリーだが、なかなか楽しめた。池井戸バンザイ!
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基本、父と子。
ときどき
母と子。
悲しいお話だった。
鏡子さーん!父の気持ちを思うと胸が爆発する。
悪い奴らとは関わりを持たないことが一番だね!
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社会派な物語が多い池井戸潤さんにしては、ファンタジーチックな要素があり、新鮮ではあった。
読み終えて、理屈よりも感性に訴えかけてくる言い様のない切なさが残った。
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過去を生きる父親と、現代を生きる息子2段階で進められていくミステリー作品。東京オリンピックの前年を描いた闇の部分に、読んでいるうちに引き込まれる。純粋に面白かった。
猫虎の不気味さ、成沢の冷徹さ、柳瀬のクソっぷりがすごい。途中、エグさがハンパない部分は目をつぶりたくなる感じだったが、頁を捲る手が止まらなくなる。
鏡子と柳瀬がなぜくっついたのか?等の疑問は残るが、面白い作品だった。
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今までの池井戸潤とはまたちょっと変わったテイスト。
主人公が現在と過去を行き来するという非現実的な話ですが、実際に起こっている事件自体は、お父さんが経験した現実。
戦後の高度成長期?の話ということでより非現実っぽい感じでしたが
物語はリアルですごく楽しめました。
読み進めていく上でお父さんがどうなるのか心配で心配で、下巻の最後は涙が止まりませんでした。
良い作品です。
銀行絡みが苦手、という友人にはこれから進めたい!と思います。
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「平凡な家庭でいいから、可奈に築いてほしいと思うの」そう語った鏡子の言葉にすべてが凝縮されているのではないでしょうか。
小さな幸せを願う人々からそれを奪うのは、いつだって金と欲にまみれた世界の人間です。
倒産寸前の相馬運送を立て直そうと奮闘する大間木史郎もまた、闇にからめとられた人間たちに巻き込まれ、事件の渦中の人となる。
その軌跡を父の死後に辿る息子は、ボンネットトラック・BT21に導かれるように、寡黙な父の秘密に迫る。
読み終えた後、高度経済成長期から現在を駆け抜けたグリーンのボンネットトラックの姿が脳裏を離れなくなります。
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上巻はなかなか乗れなかったが、下巻でフルスピード出して読みました。途轍もなく暗い話です。光の射す場所を探してもがく。苦しんで苦しんで見つけた救いはほんの一条。ですが確かに明るくて暖かい。