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ものすごく密度の濃い小説でした。
テンポか悪くなるのでアイユーブのターンいる?と思ってたけどこういう狙いがあったのかー。
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はぁぁあ、、
久しぶりにこんなに読書に耽溺しました。
なかなかアラビアの世界から出られなくなる幸せ。
大団円と、最後の一文に驚く。
構造や文体にも脱帽です。
いやー、すっかり騙された!
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ストーリー自体は難解ではないけど、すらすらと読める文章じゃない。でも、ゆっくりと噛み砕き咀嚼しながら読み進めるとなかなかな表現に感動します。
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最後まで読んでやっとわかった。面白いのだけど読みにくいし、ちょっと表現が何度もくどいと思いながら読んでいた。翻訳だから仕方ないかと思い、あとがきまで読んで、ちょっと待て、でも。カテゴリーをSFに変えました。(空想科学小説 科学がちょっと違うか、、、)そう言えば文庫本のカバーまでアラビア的で、、完全に、、、された。
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文庫本によって三分割された物語は読者の手によって一冊に綴られる。
読み終えた者は一冊の書となる。邂逅された『空白』を語るのは読者の割持ち。
夜が朝(あした)に代わり、朝(あした)が夜に代わる。
さあ_
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徹夜本。
エジプトに迫るナポレオン軍。起死回生の一手は、読んだ者は身を亡ぼす「災厄の書」をナポレオンに贈る事。本の内容は、夜の種族が口伝で伝えるのみ。アイユーブは夜の種族を探し出し、書の編纂を始めるが…。後日談があるらしいので読みたい。
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『おおきな森』を買ったので再読。
スケールの大きさと、偏執的とも思える緻密さが絡まり合っている。こういう長篇はちょっと見たことがない。
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今までに出会ったことのない類の本。本当に翻訳なのか?翻訳を騙った創作なのか?
でも、物語には引き込まれる。語られる物語にも、エジプトでの出来事にも。
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著者の古川日出男さんが中東旅行で発見した本を翻訳したとばかり思っていたら、書評家の豊崎由美さんのお話によると、「偽書もの」のスタイルを取っているのだそうで、すっかり騙されてしまいました!アイユーブの物語が始まるところで終わり、ゾクッとさせられました。面白いのに何故か数行で寝落ちる不思議な文体!
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「読み終えたのに、読み終えた感じがしない」※個人の感想です。
三人の主人公の話が繋がり、混沌とした展開が続く。そして現実世界はジリジリと追い込まれていく…
「語ること」によってつながっていく物語の姿と、読むことによって自分の身体に取り入れて変容していく感覚などについて考える。
物語が紡がれて浮かび上がるもう一人の主人公…
真夜中に読み終えて、朝起きた時
「読み終えたんだよね?」と夢から覚めた様な…なんだか落ち着かず。
続編があるとかではなく、なんだかまだ続いている気分。
何故かはわからないけど「私達は物語の断片にしか触れることはできない」という言葉が頭に浮かんだ。
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あとがきを読んで困惑する。これは本当に翻訳なの?作者の創作ではないの?語り?それとも騙り?もうすっかり筆者の術中にはまっている幸福な読者だ
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非常によかった、大円団だ
いくつもの伏線が、読者がそうであると認識しているか否かを問わず、新たな展開を迎えるにしたがって結びついていく。
こうも緻密に深く高く組み上げられた物語は、知恵の輪で組み上げられた摩天楼のようで、これほどの物語を読める悦びは筆舌にし難いものがあった。
この本に出逢えずに終わる人生なんて考えたくはないが、やはり、物語は必要とする者の前に自ずと現れるといったところか。
もし興味がある方がいれば、鳥夫さん制作のjavardry the kingというフリーゲームをやってみてはどうだろう?
wizardryをはじめとする数々のファンタジーゲームの提供を受けており、この作品からもヒントを得て作られたシナリオ。
公共の場で語ることは憚られるインターネットミームの要素こそあるが、ファンタジーに惹かれる人間であれば楽しめるのではないかなと思う。
結末だけは少し肩透かし感はあったけど、本編の作中劇は手放しでおもしろかった。
語り手と聴き手の逆転でアイユーブの身の上が明かされるのには驚いたし、そこに至るまでの違和感と空虚さを伴う描写には驚かされた。
よってⅠとⅡは星5つ、Ⅲのみ星4つとさせてもらう。