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恩田さんの書く学園ものはどれもこれも狂気じみてますね…怖かった…。スリル感あふれ始終はらはらできておもしろかったですが、なんとも言えない読後感です。今回もオチの「成仏」がなんなのか大体読めてしまったのがちょっと残念。いやそれにしても日本人だけ地球に取り残されて廃棄物の後始末をしているというのはなんとも皮肉な設定ですね。
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勢いがいい。テンポがよくてトントン進んでいったので読んでて面白い!!
おもしろい設定だな〜と思った。けっこーするどく現代社会?を皮肉ってる感じだけど…。まぁこうなることは絶対!100%ないとも言い切れないからちょっとこわいなー
巻末の辞典いい…おもしろい…そこらへんの時代については無知な私でも楽しめた!
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日本人だけが地球に居残り、膨大な化学物質や産業廃棄物の処理に従事する近未来。エリートへの道は唯一、「大東京学園」の卒業総代になることであった。しかし、苛酷な入学試験レースをくぐりぬけたアキラとシゲルを待ち受けていたのは、前世紀サブカルチャーの歪んだ遺物と、閉ざされた未来への絶望が支配するキャンパスだった。やがてアキラは、昔大東京学園から「脱走」し、行方不明になった兄のことを知るために最下級の「新宿」クラスと接触するようになる。
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人類による環境破壊。
滅び行く地球を再生させるため、
廃棄物処理や地雷撤去の作業を日本人だけがやるって設定は、
今の日本を考えたらありあえない話じゃないような・・・
学園内の部活動の裏には、この時代では禁制の「俗悪な」文化
映画、雑誌、音楽といった昭和時代のサブカルチャー。
20世紀に捧げるオマージュと言ってるくらいだから、
確かに色んな昭和の顔がそこここに転がっている。
映画の題名をつけた章のタイトルや、文中にさりげなく出てくる
ちょっとした描写にニヤリとしてしまいました。
だから、昭和末期から平成生まれの人は、あまり楽しめないかも・・・
それでも昭和の匂いをいたるところに散りばめながらも
主人公二人を目の敵のように付け狙うブサイクな巨漢とか
クラスメイトとか仲間とか、学園物として押さえるところは押さえてます。
今回の作品は一風変わったSF学園物って感じなのかな?
ノンストップで勢いに乗って一気に読んじゃってください。
最後をもう少し詳しく描いて欲しかったかも・・・
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舞台は近未来の日本。荒れ果てた地球の後始末を押し付けられた日本人は、そのほとんどが肉体労働に従事している。残りのほんの一握り、いや、一つまみ程しかいないホワイトカラーになるため、そして家族が安定した生活を送れるように、少年たちは、最高学府“大東京学園”のトップ、“卒業総代”を目指してしのぎを削る。しかし血の滲むような努力をして入った学園の実情は、政府側による厳しい統制と弾圧が徹底されていた。
結構スリルのある冒険劇。キャラクターは魅力的だし主人公などの感情描写も細やかで、ぐんぐん作品世界に引き込まれる。
ただ、多少居心地の悪さのようなものを感じる野は何故だろう。
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読み始めたら引き込まれて一気に読み通してしまった。圧倒的なエネルギー量、逃れられない青春の狂気をここまで書ききられるとなんだかこちらも消耗する。ラストシーンが印象的。時代や社会や抗えないものに散っていく若者たちというのはなぜこうも胸をさすのか。
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まだ読み中だけど、今までに読んだことないような話で独特。近未来の世界で、今好き勝手やってることがいつかこんな世界になっちゃったら怖いなぁと思うよ・・
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日本人だけが地球に残り、人の罪の結果である化学物質や産業廃棄物の処理をする近未来。そしてサブカルチャーの禁止された世界。
カルチャーはサブカルチャーがあるからカルチャーなのであるということ、閉ざされ支配される生活の辛さをとても感じた。アタミの夜の表現場面が好きです。
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古本購入。
タイトルに惹かれてずっと気になっていて古本で見つけて即購入した1冊。
なんだか分からないが恐ろしいほど読みやすかった。
絶対にありえない設定なんだけど妙にリアルで、先が気になってどんどん読んでしまう。
ここで終わるのかっ!!?てとこで下巻に続いてる。ニクい。
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こんなストーリーを書く作家さんなんだ〜。と感心しつつ、大好きな作家さんに加えさせていただきました。
それにしても80年〜90年代を知っている人にとってはストーリーと別でも大いに楽しめると思います。
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恩田陸のSF.
なぜか日本人が汚染された地球の掃除をする近未来.
20世紀への憧憬と現代への反骨.
気持ちハード.
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父からオススメされて読んだんですけどはじめホモかとおもってゾンビガールなのばれたかと思った記憶ありますね
冗談はおいといて、面白いです
コネタが秀逸すぎる
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「日本人だけが地球に居残り、膨大な化学物質や産業廃棄物の処理に従事する近未来。エリートへの道は唯一、『大東京学園』の卒業総代になることであった。しかし、過酷な入学試験レースをくぐりぬけたアキラとシゲルを待ち受けていたのは、前世紀サブカルチャーの歪んだ遺物と、閉ざされた未来への絶望が支配するキャンバスだった。やがて最下級の『新宿』クラスと接触したアキラは、学園の驚くべき秘密を目にするが…」 【2007年9月、読了】
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恩田さんにしては少しいつもよりハード?アクション?なお話でした。
設定も面白いしちょっとはらはらしてしまった。
((下巻に続く…
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20世紀のサブカルチャーてんこ盛り。観覧車送りとかネズミ狩りとか、恩田さんの発送はやっぱりすごい!シゲルのカッコよさは異常!新宿組のみんなも個性的。少年たちが力を合わせて脱出する展開は鳥肌もの。