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空気というより日本語(空気を生み出す日本語)のことが書かれています。私はどちらかというと最初から空気を考えるより、最後に空気を考えるほうがよいのではないかと思いました。というと、もうその時点では手遅れなのだよと言われそうですが、最初から考えるのはもっと手遅れだと思うからです。だからこの本も日本語のことをメインに書いているのだと勝手に解釈してしまいました。読解力ありません。
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「空気」という言葉で、普段何気なく肌で感じている、或る場の雰囲気(つまらない会議、ちょっと席を外した後の疎外感、世間の流れ等)について分かり易く解説。「言葉」の使い方で「空気」が変わるというのが良く分かり、「なるほど」と思う部分が多く、なかなか考えさせられる本。普段の話し方での間合いの取り方等についてもなかなか参考になり、日本人として一読の価値有り。
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空気はことばの背景にある共通認識のこと。1対1での「関係の空気」は日本人の美徳。1対多の「場の空気」は日本人の害悪。
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二人における空気が題名の前者で三人以上のそれが後者。基本的には後者の指摘が多かった。読み終えてからの感想としては、ちょっと論旨が一貫してないんじゃないか、というもの。第四章で「場の空気」に阻害されやすい者の例として「中途入社」、「海外帰り」、「産休明け」などを挙げているが、それが第五章で書かれている今後の具体的な提案、例えば「ですます調を使用する」ことで回避できるのかと考えたら無理ではないか、と思う。さらに、立場の上下を超えて対等性を作れ、と言っても、そもそも日本はタテ社会が古くからあるからそこを精神論のみで変えろと言っても困難な気がする。もう少し文化的な側面も考慮してほしかった。まー「空気を読めるようになりたいけどなぜかいつも読めない」と思っている人は一度目を通してもいいかもしれません。
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大学時代にはまった山本七平の「空気の研究」を日本語という切り口から説明しています。2者間の「関係の空気」と3名以上の「場の空気」に分けて,日本語の特性という視点で書かれています。
日本語の特殊性である高コンテキストという概念がありますが,これを異なる表現で解説している感じです。
個人的には面白く読むことができました。
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日本における場の空気ってのはただでさえ排他的なのだから、しっかり空気読まなきゃね。
それにしても上の人とも下の人とも、“対等に”話すってのは難しいなー。一人じゃどうにもならんもんね。
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一対一の時、複数の時、それぞれの場面で使われる日本語は、「関係の空気」「場の空気に左右される。そんな日本語の特性を考察した本。
コードスイッチ話法など、自分の意識的に気をつけようと思いました。
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最初の方は、曖昧な「空気」の話なのに、なんでもかんでも「空気のせい」にしてる感じ。第二章も、「空気の窒息」とかいって、これまた根拠なし。ただ、三章の山本七平氏の引用から、第四章の日本語と空気についての説明あたりからおもしろい。「です、ます」調と、「だ、である」調の違いなど。(コードスイッチ)
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http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50915924.html
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興味深かった。空気っていうものを、もう少しわかりたいと思った。私の「ダンス」でもきっと、こういうことをなんとか形にしたい、あるいは感じたいと思ってるんだろうな。
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個性や個人の自由が叫ばれる中で、世の中の問題の中心にはいつも人間関係があり、人々は良好な人間関係を維持するために、学校や職場で常に「空気」を読んで生活する事を強いられ、それに疲れているという矛盾した現象を常々疑問に感じていましたが、そんな私の疑問に日本語が作り出す空気という観点から答えてくれた1冊です。
「です・ます」調に重点を置いた解決案には疑問は残りますが、「空気が読めない」人種である私には大変参考になりました。
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日本語でコミュニケーションをとるときの空気の重要性について。
対等の語り口調でないと、空気が窒息してしまう。最近は空気が窒息してるとのこと。
考察は弱い。自分の説に沿って話を作って、それを考察してるので、自説を吐露してるだけ。
です、ます調は一定の距離を取るために有効。
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人と人との間に生まれる見えない「空気」。日本独特のこの「空気」というものがなぜ生まれるのか、これが現代の日本人のリレーシップやコミュニケーションにどう影響し、されているのかを解説した本。
特に最近よく「KY」などという言葉が使われるけれど、日本人ほど空気という見えないものを人との関係であったりコミュニケーションをとることにおいて重要視している人種はないだろう。この空気の傾向がどう変化し、歪んでしまっているのか、現代のコミュニケーションについての課題に、色々な局面から分析しているのがとても興味深い。
ただし、ところどころに入る会話のサンプルが、実際に起きたものではなく、想定できるものが使われていることから、なんとなく現実味がなく、単に筆者がすでにもっている議論に持っていこうとしている、と感じる箇所がいくつかあった。
実際にあるものではなく、「空気」について議論するのは難しいとは思うけれど、もう少し実際の何かをベースに議論されていると、説得力があったのでは。
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日本語ってすごい。
対応力があるコミュニケーションの仕方、敬語の重要さ。
敬語とは話し手と聞き手の対等性を持った言葉である。という著者の主張はもっともだと思う。
コードのデコーディングも、難しいけど、職場で実践したい。
なかなか興味深い本だった。
2008年03月24日読了
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同期から借りて読んだ本。少し空気空気言い過ぎだと思った。あと何だか何でも空気のせいにしすぎだと思った。僕はこういう本は鵜呑みにしないように気を付けて読んでいるので少し捻くれてるのかもしれませんが・・