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桜庭 一樹・作。「少女七竈と七人の可愛そうな大人」ジャケ買いしました。レトロで軽くて重い、そんな感じ。テンポが良くて読みやすいけど、まだ読み終わってませんが。 んー、10代で読んでいたら影響受けそう。ねじれた大人にはそんな感想。
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題名に惹かれて読みましたけれど・・・なにこれ!すっごいやりきれない 切ない!せつな過ぎるよ!!あああああ、読んでから放心状態 文章とか言葉がすごくすごく綺麗で切なさを倍増させております・・・ つらいなあ 痛いなあ でもこういう話、すごく好きみたいです
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私、七竃17歳は遺憾ながら、美しく生まれてしまった。大人の男たちからじろじろと眺めまわされるたびに私は怒りを感じる。母に、世界に…。気鋭の作家が描き出す最高の恋愛小説。
雪風の『七竃がそんな顔に生まれてしまったのは君の母がいんらんだからだ。』という言葉は深い祈りの気持ちが込められていてとても切ない。
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平凡な女性だった、川村優奈は25歳になった数日後、突発的に男遊びがしたくなる。彼女は気持ちが赴くままに、1ヶ月の間に7人の男と寝て、娘の七竈(ななかまど)を身ごもる。生まれてきた七竈は、異形といわれるほど美しい女性となり、町の中で際立った存在になっていった・・・17歳になった七竈と、彼女の友人でかつ美しい少年に成長した雪風を中心に進んでいく、摩訶不思議な雰囲気が漂う物語。(2007.3.17)
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とにかく切なくて、泣きそうでした。遺憾ながら美しく生まれてしまった七竃と同じく美しい容貌の雪風くん。二人が会話でやたらと相手の名前を呼ぶところとか、最後の場面とか、とにかく哀しい。そして美しい。一つ一つの文に心奪われます。桜庭さんってすごい女性の描写がうまいんですね、びっくりしました。色んな人に読んで欲しい。そして奥底にある哀しさを感じて欲しいです。
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淫乱な母親から生まれた異形の美少女「七竈」(ななかまど。凄い名前!)と美少年「雪風」。北国の田舎にあってとても目立つ二人を取り巻く世界のお話。大正文学的な文体と設定とが合わさってほんとうつくしい小説だった。
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とっても美しい女の子の話です。
美しいゆえの迫害や、親をめぐる苦悩や、同じように美しい男の子雪風との関係。
そんな話しを切なく描いた、青春小説の異種と見ても…よいのでは?
七竈と犬の関係がとっても可愛らしいです。
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台詞の言い回しや言葉が古風で素敵な作品した。
なんとも言えず切ない…
一部登場人物の名前がちょっと変わってて最初はあんまりしっくりこなかったけど(七竃と雪風…うーん。)、慣れたら美しい名前だなーと感じるようになりました(´∀`*)
きれいな話です。大好きです。
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文学的なような不思議な雰囲気の漂う話。普通の世界のようで、流れているものが何かちがう。きれいです。古い日本的なようなそうでもないような・・・説明が難しいけれども、そのぶ流れている文学的な雰囲気はよかったです。
そして七竈さんは、どこかしらおかしげでもあり、ものすごく美しさを感じさせてくれました、本を読みながらの漠然とした妄想するキャラクターでは今まで読んだ本の中で一番の美少女です。あー、どんな人か見てみたいな。
文章もキャラクターも美しさが際立った話でした。
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切ない、切ない。 美しい人間のはかなさとは、こういうモノなのですね。 蛹が孵化したような、蛇の脱皮のような、成長を見た気がする。 ラストの真っ白い別れの余韻に泣きそうになります。 雪風は昨今稀に見る本当の美少年だ。
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七竈の母、川村優奈は平凡な女性ながら数多くの男と交じり、子を宿した。
昭和の田舎にあってこの行為は忌むべきものであり、その結果生まれた七竈は肩身の狭い思いをすることとなる。
輪をかけて不幸なことに、母に似ることなく彼女のかんばせはあまりにも美しく狭い田舎社会では悪目立ちしてしまう。
しかし、そんな彼女にも唯一心を許せる幼馴染が居た。
同じように美しすぎる美貌をもった男の子 雪風 である。
ちょっと古風で丁寧な話し方をする七竈。
あまり口を開くことはないが、多くの時を七竈と共に過ごした雪風。
家を空けることが多くなり、遂には育児を祖父に任せ放浪を続けるようになる淫乱な母。
小さな彼女らは青春期特有の永遠感を抱き、この時がずっと続くものだと信じていたが…。
優奈の奔放に巻き込まれた大人たちと、最大の被害者である子供が織り成す少し悲しく儚い恋愛物語
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切ない。ほんとに切ない。なんなんだーこれは。七竈も雪風も大好きだー。お母さんの一途な恋愛もなんかすごいわかるから、また切ない。もぉほんとに綺麗!美しい!そんで切なくて哀しい。みんなに幸せになってほしいよ。
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美しい、美しい話。
ラストシーンを読んでふと、愛しいと書いてかなしいと読む、そんな事を思い出した。
個人的には、七竈と雪風よりも母親の優奈の話がとにかく切なかった。
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切ないです。何だか胸が「キュー」となるような、大人になる過程での、慣例のようなものが描かれている。
ものスゴイ昼メロ仕立てになるような設定にも関わらず、さらっと描写しているのは、桜庭さんの筆力の成せる技なのかなぁ。女子の共感度高し。
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他著作品に感化されて読んだ本。
女流作家ならではの話の進め方とやや古風な話口調が好きだった。
良くも悪くも透明でどこまでもあっさりとしているような。
七竈の花の匂い。