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表紙につられて読んだ。文章も綺麗だったし読みやすかったし、とにかく、さらり、と読めてしまう。でも読んだあと少しぼーっとしてしまう感じ。
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表紙に惹かれて買いました。でも内容も表紙に負けず劣らず、とても表現がきれいで、とても切ない。でも面白かったです。
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わたし、川村七竈十七歳はたいへん遺憾ながら、美しく生まれてしまった
鉄道を愛し、孤高に生きる七竈。淫乱な母は、すぐに新しい恋におちて旅に出る。親友の雪風との静かで完成された世界。だが可愛そうな大人たちの騒ぎはだんだんと七竈を巻き込んで。
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淫乱な母から生まれ、異形のごとく美しいかんばせを持つ少女七竈と、友人で同じようにうつくしいかんばせをもつ少年雪風。そして、七竈の周りの可愛そうな大人たち。淡々としていながらも、女に対する残酷なまでの描写には圧倒的なものがあります。どちらかというと女性向けかもしれません。読む性別年代によって印象は違うと思います。
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歩くことすら当たり前だったから、その終わりも当たり前。だから、心はそれほど痛みを伴わなかったのだと思う。
彼女曰く、たいへん遺憾にも美しく生まれてしまった少女七竈の、素朴な別れの物語。
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21日所見。
すごく綺麗な話だった。ジャケ買いもはずれじゃなかった。
雪風は七竈のことを姉弟(兄妹?)として好きだったのかな。どうなんだろう。禁断の恋的な?
てか桜庭一樹は女なんだよ! 驚き。
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この著者の作品は初めてだったのですが、予想外に良かったです。一気に読んでしまいました。母親が犯した罪にさいなまれて生きる17歳の美しき少女の話。
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ジャケ買いしました。
切なくて、美しい恋愛物語。
表現も素敵。
一日で読みきってしまった。もったいない。
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美しいと思う作品は多々あるけれど、こんなにも胸を潰されるように美しいと感じたのは久しぶりです。
いんらんな母から生まれその麗しいかんばせを厭う少女七竈。同じようなかんばせを持つ唯一の親友雪風。
2人の絆が痛々しいほど胸につき、そして哀しい。
淡々としているのに狂おしいほど美しい作品。
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辻斬りのように男遊びをしたいな、と思った。ある朝とつぜんに。――そんな文章ではじまる『少女七竈と七人の可愛そうな大人』は、「GOSICK」シリーズで知られる桜庭一樹さんの最新作。七日間燃やすとよい炭になるという七竈(ななかまど)の木をモチーフに、奔放な母と美しい娘の物語を、季節ごとに語り手を変えながら、独特のリズム感のある文章でつづる。少女のこころの痛みや閉そく感を繊細に描きだすことで定評のある桜庭さんが、今回の作品では “可愛そうな大人”の恋も切実に描いている。新境地を切り開いた一冊といえそうだ。
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淡々とした小説なのに、全部がものすごく、苦しくて、美しい。独特の台詞回しがすごく好き。地方都市の閉塞感とか、読んでいるだけで息がつまる。読んだ後、何だかほうけてしまう。結婚式のシーンが好き。
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主人公がずっと丁寧語で新鮮。独特のリズムを持っている文章だけど、読みやすくてするっと終わった。こんなふうに、自分が必要じゃない感情をすぱっと切り捨てる人になりたいと思った。
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美しい少女は言う。男なんて滅びてしまえ。
表紙にそぐわないと怒られるかもしれないが、鉄道マニアさん、案外楽しめるトコありかもです。
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桜庭さんの本はこれが初めてでしたが、すいすい読めました。
美少女七竈の母・優奈は、娘か自分かの二者選択で自分を選んだ。
残された人生を、自分を変えるために費やすことを決めた。
それは悪い事ではないけれど、やっぱり世間の目は冷たいのだなぁ。
美しいのに、それを鼻にかけず自分がどう生きたいかをこの一冊を通して決めた彼女が最高です。
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これ、凄く好きです。何か綺麗な表紙だなーと思ったのですが、シーン自体が本当にそうだった。色素が奪われた、鮮やかさ。「七竈」「雪風」ってくり返すとこが凄く苦しくなる。かゆい言い方だけど、切なくなりたい人は読んだらいいと。特別に奇抜なアイディアなわけでも不思議な描写があるわけでもないのにすごく好きです。