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社会貢献という言葉を聞くと、お金儲けとはすぐには繋がりませんよね!でもこの書には、持続可能な社会を志す中での、成功している事業家、社会起業家たちが多数紹介されています。今をもっと楽しむためのヒント・インスピレーションがふんだんに詰まっていますよ。
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環境破壊・貧困などと戦う人たちのルポ。おどろくべきところは、その多くが、寄付などにたよらず、採算がとれていることだ。新しい形として勇気をもたしてくれる。
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環境問題や貧困をなくそう!なんて話題は、簡単に手を出してはいけないのかな、なんてちょっと思ってた。
この本は、二人の若者が世界中を旅して、そこで出会った未来の地球を夢見る人たちの物語が載っている。
何が面白いかって、だってその人々はボランティアや活動家じゃなくって、企業人なんだよ。
エコは経済活動を制限するものじゃなくて、促進するものだなんて知ってた??
貧困をなくす企業で利益をあげれるって知ってた??
人間らしく生活し、利益を目的としながら、地球を守る企業なんて素晴らしいじゃない♪♪
登場した人物はもちろんだけど・・この旅をし、読者に希望を教えてくれた二人に、賞賛を送りましょう。
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世界をよくしようと活躍する人はこんなにも素晴らしいことをやっているのだなぁと感心する本です。これはかなりすごい本です。
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そっか。こういうやり方もあるなあ、って思った。
本の中に出てくる社会起業家もそうなんだけど、
この本を書いた人に対して。
「伝える」という仕事が最近おもしろそうだなあ、って思っていたので。
良かった。
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著者の、80人に出会う旅を実行したパワーもステキだし、旅自体に憧れる。
そして何より、たくさんの(すばらしい)人に会いに行っている。私も会いたい、そんな旅をしたい、そんな人になりたい。
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若者2人が世界を旅しつつ、世界中で社会起業家へのインタビューを行い本にまとめたもの。僕のテーマでもある「旅に社会的な意味を付加する」ことを成し遂げた2人はすごいです。しかもほとんど同世代。負けていられません。旅行形態も素敵。
80 Hommes Pour Changer Le Monde. 登場する80人の社会起業家の話は、読んでいて力が出てくるものばかりでした。
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グラミン銀行で有名なムハマド・ユヌスの自伝にインスパイヤされ
二人の若者が世界中の社会企業家をインタビューした記録。
もう少し掘り下げた内容を欲していたのでちょっと物足りなかったが、
エネルギーに満ちた一冊であるし、入門本としては良いかも。
そしてたくさんの事例に共通する、個別でありながらもそれを貫く何か。
それこそが僕らの世代の焦燥感を解決する助けになるのかもしれない。
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商品の説明
未来を変える80人
フランスの若者2人が、世界を旅しながら取材した社会起業家を紹介するエッセイ。登場するのは、様々な分野でサステナブル・デベロップメント(持続可能な発展)に尽力する80人。貧困や情報格差を是正し、資源枯渇を食い止め、絶滅の危機にある生物を守り、廃棄物や殺虫剤による公害を防ごうと格闘する世界中のリーダーたちの思想、仕事ぶりを描く。日本からは、雑草や害虫を食べるカモを活用した農法で有機米を実現した古野隆雄・古野農場主宰、生分解率 99.9%の洗剤を販売すると同時に、水、燃料、紙などの資源を毎年5~10%削減しているというサラヤの更家悠介社長が登場する。
(日経エコロジー 2006/12/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
出版社/著者からの内容紹介
2006年ノーベル平和賞受賞、ムハマド・ユヌス(グラミン銀行総
裁)らとの出会い!
読めば読むほど希望がわいてくる!
フランスの若者ふたりが、世界を旅して出会った社会起業家80人の仕事ぶりを紹
介するエッセイ風ビジネスノンフィクション。
登場するのは、マイクロクレジットの提唱者ムハマド・ユヌス、
スローフード運動の創始者カルロ・ペトリーニ、社会起業家の父
ビル・ドレイトンといった革命的な偉業を遂げた著名人をはじめ、フェアトレー
ドビジネス、環境重視のホテル経営、環境重視の洗剤メーカーなど、貧困の解消
から環境保護まで様々な社会問題の解決に挑み、サステナビリティ(持続可能性)
を追求する各国の起業家たち。「21世紀型ビジネスは、利益追求と社会貢献を同
時に追求することである」という熱いメッセージが全編にあふれ、魅力的な起業
家たちの独創的で革新的なビジネスモデルと生きざまは、驚きと静かな感動、そ
して未来への希望を与えてくれます。
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グラミン銀行に代表されるように、メディアなどでその功績が讃えられてやっと知る世界の貧困というのは本当にたくさんある。先進国からの寄付という形よりも、途上国で事業をし独立採算にするという形がこれからももっともっと進んでいくのだろう。将来、どのタイミングかわからないが、私がいつかする仕事はこれだと思った。
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実家の近所のアイガモ農法の人が載ってた。笑
世界にはいろんな人がいるんだなぁ。
エコホテルの社長の話が面白かった。
企業活動においては社員全体の意識改革が必要。
実際に働く人でないと分からない細かい現場の声を積極的に取り入れるべき。
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ユヌスのように「経済的に成功した起業家」と「信念に基づき効率的に行動する活動家」を両立させたハイブリッド起業家は、世界に沢山居るのです。
何よりこの旅を思いつき、実行に移した20代の二人、シルヴァンとマチューのような若者が僕らと同じ時代、同じ地球のどこかに居るってこと、素敵じゃないですか。
ヒトとしての身体感から滲み出てくる自然な心で、世の中をまっすぐに見てみよう。
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・三分の二の患者を無料で診察し、従来より五分の一も安価な装具を使う病院のネットワークがある世界
・都市部に快適で便利な公共交通網が普及し、年間数時間しか自動車を運転する必要がなく、しかもその自動車の燃費日は従来の半分で、使った分だけはらえばいい世界
・起業が数十万ヘクタールの森を書いたいくして超大国へ木材を供給しながら、森に暮らす動植物が守られている世界
・職場や自宅の建物が、消費する量を超えるエネルギーを生み出し、クリスマスでも暖房不要、七月の猛暑でも冷房不要の世界
・毎日のように消費する商品の梱包財が、土中や河川に堆積することなく分解されて肥料となり、自分にも子供たちの世代にも有害物質を出さない世界
・融資した顧客の四分の三を極貧生活から脱出させ、しかも採算が取れている銀行のある世界
・有機農法によって、集中農法と同等、もしくはそれ以上の生産性を達成し、農家にある高収入をもたらすことができる世界
・科学工場が、有害物質の販売量ではなく、環境にも健康にも負担の少ないサービスを競い合う世界
・才能あるスタイリストが、画一的なモードを拒否し、自分の会社をつくって、Tシャツの市場リーダーとなり、しかも、スタッフには最低賃金の二倍の給与を支給している世界
ユートピアだって?
そんな世界が実際にあるんだ。僕らはそこを旅したのだから。
この導入の文章が大好きです。
「小さな一歩でいい、自分も踏み出さなければ」
そう思わせてくれる人が、この中にはいっぱいいます。
特に私が感銘を受けたのは、ファーストフード式白内障治療を生み出したインドのゴビンダワ・ベンカタワミでした。
“グローバルな上場企業は投資額を早期に回収することばかりに気をとられていて、悪気はないにしても、要求を高めてくる株主たちの顔色を窺うことが優先してしまっている” だが、彼の新たなアプローチはまったく別のものを目指している。デビッド・グリーンは技術や方法論をできるだけ多くの人に無料で公開し、マーケティングもロイヤルティーも不要にしたいのだ。世界中の社会起業家が、自分の確立したシステムをさまざまな分野に導入し、経費節減に成功してくれればいい。彼はそう思っている。(本文より)
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企業で社会貢献をしている起業家のお話。
不可能を可能にする人の熱意に感動です。
また、自分も未来を変える一人に追加される予定です。
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80人の社会起業家のインタヴュー集であり、調和を目指す人たちの発想と行動の物語集です。
人と人とを隔てる貧困問題あるいは人と地球とを隔てる環境問題。人が人になった瞬間から立ちはだかり続け、宿命とさえ思える壁を、「自分の価値観を、日々の行動に結びつける喜び」に突き動かされる実践主義者が突き破っていきます。
貧困だ環境だとなるとつい身構えてしまいがちですが、彼らは何というか「肩ひじ」張らずにやりましょうよ、と言っている気がしました。
貧困は何で起こるのだろう?
元手がないから?じゃぁちょっとだけど貸しちゃいましょう。署名も担保もなくていいよ。取立てもしない。でも5人で連帯責任ね。
治療費が払えないって?
いいよいいよ、タダで。払える人に払ってもらうから。その代わり順番待ってね。
電気がない?
それならソーラーパネルをリースしようか。これなら電線もいらないし安いよ。まずは村長さんちょっと試してみない?
え?土地くれ?
では、あそこの土地を一年間使ってみなさい。一年間立派に使えたら差し上げよう。
何だか気前のいい話ばかりで絵空事のようですが、彼らはあくまでリアリスト。融資業務の返済率は98.9%を誇り自己資金だけで運営しているし、病院だって黒字だ。彼らの行動は犠牲を伴わない。犠牲とはつまはじきであり、調和に反するものだからです。
環境問題に取り組むとき、この姿勢が鮮明になる。
例えばある企業にとっての廃棄物が他の企業にとってのエネルギーになる。異業種間の連携による廃棄物循環は自然界の食物連鎖を彷彿とさせますし、田んぼに鴨を泳がせて生産性を向上させる合鴨農法は食物連鎖そのものを取り込んでいます。
「環境保全とコスト管理は根底で強く結びついている」
彼らの概念にゴミなどないのです。
他にも工場に併設する保育所、公営公園でのゴミ処理、自国内Tシャツ生産など日本で応用すべき事例もたくさんあり、今後自分自身が何らかの形にできればと思うヒントが満載。
自然界に不要なものなどなく全ての何かが何かにつながっている、と強く感じた本でした。
と言いつつ、この本に旅行記述は不要であったように思います(笑)