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最後の並木の手紙に涙です。
彼の精一杯のやさしさがあふれ、胸を打たれる。
この本に出会えてよかった…
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200703 森山未來さんが主演したテレビドラマ「僕たちの戦争」を観て初めて特攻魚雷「回天」なるものを知り、読んでみました。ちなみにそのドラマの原作は荻原浩さんの「僕たちの戦争」。何故そこで違う本を読んだのかはさて置き。自分と似たような歳(むしろ若い)の少年達がお国の為にと命を投げ打って戦争に出向いた心情を見事に表現しています。泣けました。世界が平和でありますように。。。
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読んだ日:2007/5/8〜9。すっかり横山作品の虜に。まだ途中だけどやはり面白い。
人間魚雷なるものがあるなんて知らなかった。
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最後まで戦争に疑問を持ちながら生きた男の話。
どこまで行っても戦争を正当化することは出来ないけど、男達はどんな気持ちで戦い、戦わざるをえなったのか少しわかった気がした。
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いい作品だと思います。重い、重すぎる話です。戦争の無い、平和な世界が続くことを願うのみです。「敵兵を殺さずに死ねる」・・今の時代に生きる私たちが聞くと胸にグッと来るものがありますが、当時の異常な世界観の中ではそんな考えができたのでしょうか?
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戦争によって散っていった沢山の命。恥ずかしい話だが、この本を読むまで人間魚雷「回天」の存在を知らなかった。自ら志願して出撃していった彼らの心情を想像すると、なんともいえない気持ちになります。どんな形であれ、戦争の悲惨さ・愚かさはずっと伝えていかなければならないと思う。DVDもオススメ。
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横山作品にドはまりしていた十年前。
手当たり次第に読んで、著書に辿りつきました。
神風特攻隊はあまりにも有名で、戦争の知識が余りない私でも知っていましたが、
海でも同様の事が行われていた事を初めて知りました。
映画化され、観に行った記憶があります。
余り映像に興味のない私にしてみればかなり珍しい事。
映画は、うーんな感じの出来でしたが。
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加藤哲太郎さんの終戦記念ドラマ見たときに思ったんだけど、戦争の時ってあんな国を超えた平等の心を持ってる人がいるんだということに驚いた。この本を読んで、軍事教育が段階的に色濃く占めていったことを知って納得した。そして、教育の重大さ、恐ろしさを実感した。〈2007/9/11)
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05年4月。
回天って知ってますか?
第二次大戦で米艦船に、体当たりするために作られた人間魚雷。
高校野球で全国優勝し、大学での活躍が期待された並木はひじを痛めてしまう。
彼は魔球を開発したいと願うが、やがて軍隊に。
周りに影響され、運命のいたずらもあって
回天に乗ることになった並木は…。
回天に載る事は即ち死を意味する。
並木は言う。
「俺はな、回天を伝えるために死のうと思う」
「俺は人間魚雷という兵器がこの世に存在したことを伝えたい。」
果たして彼は目的を果たすことができたのか?
恋人との別れ:この時代にはこういうことがたくさんあったんだろうな。心と心が結ばれているってこういうことかな、いいよね。
親との別れ:父との別れの朝の会話が印象的。男と男は言葉を交わさなくてもわかってしまうのか。
横山さんて警察や新聞記者物しか読んだことなかったから新鮮だった。
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あたしにしては珍しく、映画が先だった小説。いつもは原作が先で映画はその補完みたいな感じだけれど。ストーリーは太平洋戦争でやってた人間魚雷「回天」の乗組員となった元ピッチャーのお話。必ず死ぬ運命を背負って陸を離れた彼らはどんな気持ちだっただろう。少なくとも「お国のため」というくだらない理由で並木(主人公)が回天に乗ったのではなくてよかったと思う。ただ、後ろの解説に「甲子園優勝投手が回天乗組員に志願したのはなぜ!?」とか書いてあったのに、理由は単に「募集されたとき、特攻だと知らなかったから」という理由はあんまりではないかと。
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基本的に、戦争物はあまり読みたくない。
だが…。
著者の描く戦争が、どんなものなのか・・・
新刊を追っている作家さんでもあり、
やはり読んでみたい気持ちが強く、
結局、単行本刊行当時、読んだ作品。
読む決意は、大正解だった。
映画化されたため、あらすじは省略します。
(私は、主人公に海老蔵のイメージを持てません)
映画はともかく、小説が戦争を描くとき、
そこに悲しみのドラマだけが浮き上がるのは、嫌いだ。
戦争を利用しただけなのではないか?
何故かやたらと陳腐に感じてしまう。
しかし、本書は違った。
声高に戦争を非難するわけではなく、
かといって
お涙頂戴の月並みなドラマ仕立てでもなく、
変なあざとさも、なかった。
並木浩二という男の半生を、真摯に描いていた。
野球という、
青春と若者の象徴のようなスポーツと、
「回天」という、海の特攻兵器。
戦争の“陰”を表すものを対比させたところが、
この作品のうまさの一つではないだろうか。
誰もが知る、ラヴェルの「ボレロ」。
戦争に、この音楽を合わせるとは…思わなかった。
ひっそりと始まり、ラストにクライマックスを迎えるこの音楽は、
特攻隊として命を散らした人たちの、
人生そのもののようでもある…。
なんて効果的なのだろうか。上手いですね〜。
小学校の音楽室で、オルガンによって奏でられた「ボレロ」を、
並木はどんな想いで聞いたのだろうか。
おそらく彼は、
特攻隊のはかなさを連想したのではなく、
自由の素晴らしさを思い、
また生きる躍動を感じたに違いない。
私はそう信じたい。
魔球がミットに吸い込まれる瞬間が、
この音楽のクライマックスに相応しい。
予想外だったのが、回天の大きさ。
2m前後だと思っていたが、いやはや大きい。
14.75mもあったんだ……。
人間魚雷「回天」 脱出装置なし。 合掌
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突撃時の故障が立て続けに起きるというのは、現実的にどうだったのか、頻繁だったのかわからないが、ちょっと無理な設定では?と思った。
でも好きな話。
主人公のあのラストも。
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出口が無かったのです。
彼らが生きた時代には
もう他の生き方は許されなかったのです。
でも、それでもなお彼らは何かを
生きるとは何かを残してくれました。
自分の人生に何が残せるのか。
そんな深読みが出来た本
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戦争中の人間魚雷「回天」の話。
戦争で失われた若い命。
本当に戦争は起こしてはいけない、、、
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戦争,人間魚雷回天のお話…
どんどん話に取り込まれていきました。
実際に乗った人たちは何を思っていたんだろうと思いました。