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平山賢一さんの「ハートで感じる長期投資の始め方」を読みました。「投資」を、社会との関わりと捉えている点は、とても共感します。わくわくする投資、経済的だけでなく、心も豊かになる投資というメッセージは、普通の投資ノウハウ文には全く、出てこない話です。また、長期的な視点ということで、過去50-400年くらいの経済指標のチャートなどが出てくるのが嬉しいです。時間軸を長く考えると、普段、見逃していたことが見えてくることがあることに気づかされます。凄いバリューです。良い本なので、お勧めです!【さとう 2007,08/31】
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タイトルからは想像できないくらい中身がしっかりしている。世の中に出回っている資産運用の入門書ではちゃんと書かれていないインフレ対策を丁寧に説明されている。今まで読んだ投資入門書のなかでベストだ。資産配分の仕方は特に参考になる。
さわかみ投信の澤上氏も絶賛している。
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知らないことが多すぎる。一読では覚えきれない。
長期投資の概要が何となくわかった程度。だが再読の価値がある。読むだけでなくやってみないとわからない。
ぶっかの上昇率が重要、貨幣が貨幣を生む仕組みを作る、自立とは企業や国からも自立すること。
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長期投資に関する書籍をだいぶ昔に読んだのでそのメモ。
●自分自身の人生のステージと経済のステージは必ずしも一致しない
・人生のステージ
資金流入期 30〜40年
年金収入期 20年
・経済のステージ(50〜60年サイクルの物価の長期変動)
物価上昇のスピードが早くなる時期
物価上昇のスピードが遅くなる時期
●長期投資に必要な視点
・鳥の目:日本だけでなく世界で何が起こっているかの目
・虫の目:現場の目
・魚の目:時代の流れを見る目。自分の経験と歴史から考え抜く
→金融の歴史を学ぶ
●長期投資のPOINT
・物価の変動に負けない投資
・株価の変動を生かした投資
・自分の思いや価値観を反映させていく投資
●金融の格言
・相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく
→逆を言えば、多くの人々が書く楽観と悲観を逆手に取って株式の比率を調整していく
●物価上昇率
前月または前年を基準にした価格変動の指標
●インフレ率
前年と比べた場合の、1年間での物価の上昇率のこと、1年間でどのくらいインフレになったかを表す指数。
●株式投資で勝つ確率を上げる
・個別銘柄選択:個別銘柄を選択して上昇する株を買う
・機動的な資産配分:株式の組入れ自体の時期を選んで下落するときには株式の保有そのものを減らす
●物価の変動
・物価の推移は
急激な上昇→緩やかな上昇→安定期→(物価下落)→急激な上昇…
・この循環は50〜60年ごとに繰り返す:コンドラチェフサイクル