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元は普通の会社員。それも大会社に勤めていた普通の人がホームレスになってしまった経緯と今の生活をインタビューしたノンフィクション。
誰にでもこういう事態はありえるし、でもそのきっかけが起こってしまった時に最善の道を選びたいなぁと思いました。
当たり前ですが、ホームレスの人も人間で。好きでそうなったわけでもなく、生きるために暮らしている。私たちは何が出来るんだろう?日本人、みんなが健康で幸せな暮らしが出来る世界ってどうしたら出来るんだろう?って考えちゃいました。
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ちょっとしたことでホームレスになってしまうんだな。私も明日はホームレスかもしれない。と考えこんでしまいました。
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今までサラリーマンだった人が、一気にホームレスまで転落する話です。
あなたもいつホームレスになるかわかりませんよ!!?
この本を読んで勉強してください。
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パンフ作業をしている学館の部室にあったのを、パンフの仕事そっちのけで読破してしまった。
呼んで恐ろしい話が満載だ。もうこれからは迂闊にオワタなんて言ってられない(と思う)。
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有名私大等からホームレスになった人の転落人生。人ごとではないと思った。
長期の計画と様々な知識(保険など)が必要だと思った。また、中途半端な人脈は役に立たないことがわかった。
とりあえず、わからないことはどんどん聞くべきだと思った。
でも、この本を読んだだけでは、ホームレスになったひとたちの共通点がわからなかった。
とりあえず、ホームレスには定住タイプと移動タイプがあり、特に後者は本の回収などを収入源としており、収入は数千円/日だそうだ。
リサイクルショップが大いに役立っている。
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上ばかり見てないで、足元見なさい。
足元の幸せ、そして足元の脆弱さ。
足元をみることで
上を見るパワーを得られるって考え方
少しずつですが、重要と認識している。
感情を抱くために読むのではなく
知るために、この本を読むべき、かと。
気付くために、この本を読むべき、かと。
(現在進行形含む)歴史を知ることって
そういうことなのかなぁ。
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サラリーマンからホームレスになった13人のルポ。リストラにあったり、脱サラしてうまくいかなかったり・・ホームレスになるかどうかはほとんどのサラリーマンが紙一重のところにいることが実感される。彼らは仕事ができなかったわけでは決してないのである。帯には「絶対に辞めちゃ駄目だ」とある。たぶんそうなんだと思う。
僕自身、勝ち組になる、そんな生活をしている自分自身はまったく想像することもできないが、ホームレスになっている自分は簡単に想像できる。今の仕事をいつまでもやっていられるわけもなく、それではその後どうなるのか・・・・。その時のためにイメージトレーニングしていたほうがよさそうである。
この本によると、行政もホームレスの方へのいろんなサービス(?)や対策を行っているわけだが、その広報がネットだったり、広報誌だったりして、ホームレスに方々に届かない。どうして行政はこうなんだろうなー。
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銀行員、外資サラリーマン、金融マン
たくさんの「順風満帆」な人生が
「解雇」の一言で岐路を大きく変えてしまった13の実例。
「自分もいつかこんな風に落とし穴に嵌ったらどうしよう」とビクビク怯えながら読むのではなく、
なぜそのようなパスを歩まざるを得なかったのかという理由によく目を凝らして読みたい。
やはり家族成員同士の相互扶助の欠如や、
雇用リスクの偏り(夫がただ一人の働き手として機能する家庭など)が
一時的な失業者で済んだかもしれない彼らの人生を変化させたように感じた。
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社会の最底辺の階層を「ホームレス」と名づけたことは、それほどに居住が保証されていることが重要であるということの裏返しである。
制度的な問題として、住所がないと生活保護が受けられないという問題がある。ゆえに、セーフティネットーの上で生活していくには住むところが不可欠である。
インタビューを受けたホームレスの転落のきっかけは、不景気やテロなどの外的要因であるが、多くのホームレスで住宅ローンを組んでいたという事が共通している。あえてそういう人を選んだかのように。
ホームレスから抜け出すためには家が必要、しかしホームレスになるためにも家が必要だというのはなんとも滑稽であり、家を他の商品と同等に扱うことの危うさを感じる。
本書は2006年に上梓されたもので、登場するホームレスはバブル時代を生きた中高年層。その後の不景気の影響で学生も就職難だったから、喧嘩両成敗といったところなので中高年層が首を切られる代わりに若者が就職できるという現実もあるため、リストラなら全然歓迎したくなる。 「給料は新卒並でいいんで!!」って食い下がっても無理なんだろうか。たぶん無理だろう、年功序列の給与体系なら。
高度経済成長で積み上げてきたへんな自信やプライドが邪魔してリストラされる。そのプライドを捨てられたら、家が無くたって生活することができる。雑誌拾いや粗大ごみあさりで1日6000円なんて現金収入があるホームレスもいる。もっと早くプライド捨ててればよかったのにね。
ここに出てくるのは、まともな会社勤めからホームレスへと転落した人たち。営業職やホワイトカラー職が多かったような気がする。転落のきっかけは不景気やテロなどの外的要因と、住宅ローンを組んでいるという事が共通している。あえてそういう人を選んだかのように。収入源が無なくなってしまい、にも関わらずローンの支払いは毎月やってきて、持家を売却してローンの残りを返して、なんだかんだで路上へ転落。それなりの蓄えだってあったはずなのに、生活レベルはなかなか下げられず転落。この持ち家売却の時期に決まって離婚している。女はホントに薄情だと思う。その離婚した元奥さんはちゃんと生き延びているんだろうか、路上ではあまりみないけれど。
「ああなったら終わりだな」とホームレス見下していた人たち。自分だって常日頃から見下している。というか、ちゃんと存在を意識しないと彼らが空気みたいに見えなくなってしまうから、あえて見つめている。あえて見下している。
ホームレスは目がうつろで羞恥心とかが無いように見えるけど、あれはホームレスになってから出来上がった姿であって、身の回りにいるホームレスの中にもまともな元部長とか元社長とかが混ざっている。そこから徐々に心が崩れていく。
あの、真っ黒な体で駅に横たわっている人たちは確実に私の延長線上にいるのだ。
この本を読むと、住宅ローンってほんとに恐ろしいと思う。ローンさえ組んでいなければ、もしかすると狭いながらも住む場所があり、住所があるから生活保護も受けられ、なんとか再就職できたのかもしれない。
不況は自分じゃどうしようもできない。真面目に働いていたからと言ってリストラされないとは限らない。この本で学んだことは住宅ローンは組まないってこと。政策的側面があるから住宅ローンは超ロングで低金利だけど、騙されちゃいけない。
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自分が失業中だったころはまだ若かったから、気軽に無職やっていたけど、もうそうはいかないな。これ読んであらためて再就職は無理だと思った。
数か月に1度、今の仕事辞めて再就職しては後悔する夢を見るが、覚めたあとはこの本の読後感と似ている。簡単に離職するなといっているようで。
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ホームレスたちへのインタビュー集。エピソードの堀り下げがやや食い足りないが、路上生活の詳細よりも、普通の生活から滑り落ちて行く過程や、ホームレスたちの前歴から、それぞれの業界の抱える事情が浮かび上がり、社会の縮図としても読める。
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普通の人がある日突然ホームレスになるという現実。
決して特別なことではない。
ホームレスになって人生をあきらめてしまう人、もう一度と頑張る人、それぞれに違いはあるが、他人事ではないと感じる。
ホームレスを生み出す社会の状況・経済の動きなどにも注意しながら読んでいくとなるほどと思うところもある。
ホームレスとなる以前の生活を考えると、特別なことではない。
時にはドキッとする場合もある。
経済の動き、社会の状況、あるいはまたタイミングなども影響してくるのだろうか・・。
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人生なんていつどうなるかわからないと実感した。
いつのまにか転落してどうしようもなくなる。
それは他人事ではないよなぁ。
2012.4.30読了
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ホームレス自立支援法のかいがあってか、最近は東京でもそんなに見かけることのなくなったホームレス。「ナンデホームレスニナッタノダロウ?」と思っていた。
自分とはまったく無関係だと思っている人へ、誰でも起こりうる恐怖としての警告本かもしれない。
「仕事がない・できない」という意味では、ただ家の無い中年ニート(ニートの定義では34歳まで)であり、より身近な社会問題であることを認識する。
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妻が図書館で借りていたのですが、ちょっと内容が気になったので読んでみました。
2006年発行の本なので、紹介されている多くは、バブル崩壊を契機としたリストラ等で失業した方のレポートとなっています。もちろん、インタビューに登場する13人の方々のケースの一部には「自己責任」と言わざるを得ないところもありますが、とはいっても100%本人に非があるわけではありません。
帯には「自分が彼らのようにならないという保証はあるのか」とありますが、「不況」の底深さが痛切に伝わってきますね。