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10年越しの約束。待ちきれなくて早めに家を出ちゃうアヤコの気持ちわかるなあ…。豊島さんの描く女のコすごく共感できるから好き☆07'09'19
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10年後の出会いの瞬間を楽しみに読んでたら本当に早く読み終わったよ…
微妙な距離感がすごく愛しい。
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まず帯にやられた。表の北上次郎氏のコメントも良かったし、なにより裏の著者自身のコメントが凄く気にいった。この作品は恋愛がどうとかではない。ピュアな青春小説。すごく心地良い。登場人物の1人1人の悩みや葛藤がまでも心地良かった。
読みながら・読み終えて、思い出を切り取って歩いていく勇気の欠片を、もらえた気がする。
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2人をつなぐものは…約束。中学校の卒業式で、10年後の再会を約束したシンとアヤコ。夢をかなえるため、シンは地元に残りアヤコは東京に向かう。それぞれの日常の中で、時間も距離も離れた2人の心は、揺れていた
【その他読んだ本】
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地方に暮らすミュージシャン志望のシンと、漫画家志望のアヤコ。夢をかなえて十年後に再会する事を約束していた二人でしたが、夢を実現することができたのはアヤコだけでした。ひょんなことからそれを知ったシンは、焦りを感じて夢を取り戻そうとあがきます。一方アヤコは、彼氏ができたのをきっかけに、大切にしていた約束が揺らぎ始めるのを感じていました。
どこにでもありそうな普通の恋と人生を、キラキラと輝かせて見せてくれる作品でした。人生に疲れる年頃になってから読んだら、もっと感じるものがあるように思います。
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中学の卒業式に少年少女が交わした「十年後それぞれミュージシャンと漫画家になって再会する」という、なんともイタイ約束。自信に満ち溢れていた少年は、平凡な毎日に忙殺されながらも、それなりに幸せな毎日を送っており、自分に自信はなくとも、少年はミュージシャンになれると信じていた少女は漫画家になるが、少年を忘れぬ毎日を送っていた。そんな彼らの、本当の意味での青春からの卒業を描いた作品。二人の対比が面白いし、けっこう青春に対して辛辣ですよね。この本で初めて豊島さんの本に出会ったンですけれど、この本で出会ったからこそ、豊島さんの作品を全部チェックするようになったとも思えます。
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キラキラした切なさとときめきと、それから『リアル(現在)』がまぜこぜになってせまってくる、なんとも言えない青春へのレクイエム本。
中学校の卒業式の日に交わした約束を中心にすえて、まったくもってほころびのない筆力でもんのすごくキレイにまとめあげてある。
10年後の約束の地にてお互いがお互いを見つけたときの描写、わたしのハートは痛いくらいキュンキュンした。
もう、恋にはならないってわかってるのだけど、あまりにも二人がきれいすぎて涙腺がちょっと緩んだり。
ストーリーや、登場人物の魅力はともかくとして・・・
「ああ、この人、ものをかくために生まれてきたんだなあ」と思わせる部分がストーリーのあちらこちらに丸裸のまま配置してあって、もうそれだけでドキドキする。
文章がよすぎる。
評価が高いの、うなづけます。
とにかく、一度読んでみて欲しい。
読後、自分の毒がすっきり抜けたような気持ちよさが残る一冊。
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十年後の約束をして、別々の道を歩み始めた二人の男女の物語。
前半は学生時代特有の、甘酸っぱい純愛を感じさせ、そのままの流れで十年後までいくのかと思いきや、そう簡単にいくわけでもなく。夢を叶えられずもがこうとするシンと、思い出に縛られたまま動けないアヤコ。
人を想うこと、夢を追いかけ続ける事の難しさを思った。
自分はこんなもんじゃない、と田舎でくすぶっているシンの気持ちも、いつまでも十五歳のシンとその思い出たちを忘れられずにいるアヤコの気持ちもよくわかって、わかるからこそ読んでいて、何だかじれったいような思いがした。
ところどころ馬鹿だなぁと笑えてしまう台詞や仕草が心地良く、アヤコと伊地知の二人のやり取りは読んでいて微笑ましいものがあった。
ハッピーエンドとは言い切れないような印象を受けたラストだけど、現実ってこういうもんだよなとも思ったり。
「三日月、やっぱり焼きついてる。」
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高校時代の淡いカップルが10年後に再会する。女の子のほうは夢を叶えて。
『青空チェリー』の時の印象とは少し違う。等身大の自分で勝負していて爽やかだ。
作成日時 2006年11月26日 10:24
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女の子のセリフというか書いてある仕草がとてもかわいらしく、楽しく読み進められた。
ふたりの会話がいい。
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すごくきらきらしている。切なさと優しさが入り混じった感じのラストに泣きそうになった。こういう幸せの形もありだと思った。
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主人公の一人は、結局早々に音楽の夢を諦めていた。
自分より凄いやつがいる現実。その凄いと思った奴でさえ、夢破れて帰ってきていた。
でも彼らは音楽に賭けたのだ。それが出来た奴と出来なかった奴。
でも届かない音楽なんて。
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約束の全ては果たせなくても、思い描いてたことは起こらなくても、10年後に会えたというだけでそれはもう奇跡だと思う。
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どんなに好きでも、ずっと好きでも、いつかはほかに好きな人は出来る。
けど約束がある限り、生きていける。
ちょっと切ないようなしょっぱいようなお話。
どんな恋愛をしても忘れたくない恋愛があるって素敵やと思う。
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本を好きになった大切な一冊。
読んだのはちょうど中3だったから、この本の背表紙を見るだけで、あの頃の苦い気持ちを思い出す。
それからもう10年ちょっと経って、近いうち自分も主人公たちに再会してみたいと思う。