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僕の好きな人たちに皆そろって幸せになってほしい。それぞれの願いを叶えてほしい。温かい場所で、あるいは涼しい場所で、とにかく心地よい場所で、それぞれの好きな人たちに囲まれて楽しく暮らしてほしい。最大の幸福が空から皆に降り注ぐといい。僕は世界中の全ての人たちが好きだ。(本文より)
ゼロ年代デビュー、”ゼロの波の新人”の第一走者が放つ、「恋愛」と「小説」をめぐる恋愛小説(ラブストーリー)。
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愛は祈りだ。僕は祈る…書き始めが印象的。私にとっては6冊目の舞城小説。表題作は愛する人の死をテーマとしている。「ニオモ」では正直泣いてしまった。
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あいかわらずの舞城節。帯にもある「愛は祈りだ。僕は祈る。」という書き出しは秀逸だと思う。
舞城初心者にはこの「好き好き〜」か「世界は密室でできている。」をオススメする。
ただこの「好き好き」同時収録の「ドリルホール・イン・マイ・ブレイン」は舞城初心者にはキツイかも。「好き好き」を読んだノリで次にコレを読むと受け入れられないかもしれない。
それにしても装丁が派手。ドぴんく。弟に「これ自分でピンクに塗ったやろ?」と言われた。んなわけあるか。
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喪失とか自己の存在とかにまつわる小説。舞城作品の楽しみと言えばなんといってもドライブ感のある擬音。本書の中で個人的にヒットしたのが「ンンンンンンンナ!」ですかね。それにしても装丁に手が掛かってるなぁ。
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愛は祈りだ。僕は祈る。僕の好きな人たちに皆そろって幸せになって欲しい。それぞれの願いを叶えてほしい。暖かい場所で、あるいは涼しい場所で、とにかく心地よい場所で、それぞれの好きな人に囲まれて楽しく暮らしてほしい。(中略)名前を知ってる人、知らない人、これから知ることになる人、これからも知らずに終わる人、そういう人たちを皆愛している。なぜならうまくすれば僕とそういう人たちはとても仲良くなれるし、そういう可能性があるということで、僕にとっては皆を愛するに十分なのだ。
……この冒頭部が全て。大好き。同時収録の話の気持ち悪さと気持ちよさもいい。マイジョーやっぱすごいよ。
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このお話大好きです、ほんと。「愛は祈りだ。僕は祈る。」ここでまず引き込まれます。
舞城さんの独特な世界観が、とっても不思議で面白い。愛と死についての本というべきでしょうか。純だけれど酷であるところに惹かれます。わたしの頭がついていけてないだけかもしれませんが、最後まで読んでも納得するのに時間がかかったり、いくつかの可能性があって、「え、ここでおしまい?」と思ってしまいます。どのお話も続きを読みたくなる、こんな小説に出会ったのは初めてです。
本当、とても素晴らしい。この世界観は癖になります。
全部好きだけど、「佐々木妙子」「ニオモ」「柿緒?」がとっても好き。佐々木妙子は本当にあるんじゃないかって思えてくるし、ニオモはとっても不思議で切ない、柿緒?は純愛ですね、美しい。
本当に、好きです。
ただ、「ドリルホール・イン・マイ・ブレイン」はエグくて相当苦手でした…。
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タイトルと書き出しがいいなァ、と思って買ったのですが、いざ読んでみると、私にはちょっと難解…でした。んー。時間が経ってからもう一度読んでみます。
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感想が書きにくいw 思想的ヒキコモリに対しては結構堪える本でした。一応世界の中心〜とかで本気になってる奴は死ねっぽい感じがして気分良かったけど、その矛先が「そうやってイメージ凡庸を批判してるけどお前らも同類だからね」っぽい感じでこっちにも向いてる感じ。そういう意味では面白いけど最初に書いたように自分の心情的に厳しいのと相変わらず考えないと面白くないのと読みにくいのとで星2つ
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すごいんですね、舞城さんって。アクの強い方だと聞いていたんですけども結構平気でした。唯「ドリルホール・イン・マイ・ブレイン」はグロくて気持ち悪くなってしまいました。表題作はやっぱり好きです。
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ドリルホールとの二本立て。ドリルホールは支離滅裂な感じが受け付けられなかったが、好き好き〜は本当に感動した。〜だから好き、とかじゃないんですね。もう一度読んでみたい作品。
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新書版買っちゃった…。作家が主人公の小説でどれが一番好きかと尋ねられたら間違いなくこれ。恋愛小説でもこれ。改めて読んだら本当に凄かった。舞城さんは自分の中で合う合わないの差が激しいのですが、これは本当に胸に来ました。素晴らしい。この一冊で他がどんなに合わなくても「好きな作家さんです」といえます。でも他のもすきなのすごく多いんで結局「すきな作家さんです」になっちゃうんですが。天才なんだ本当に。
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素直に面白かったです。舞城恐るべし。
でも、同時収録されている「ドリルホール・イン・マイ・ブレイン」の方が印象が強すぎだったりします。
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すごくイイ話だなあ。世界に引き込まれる。ニオモのお話泣いた。同時収録の「ドリル・ホール・イン・マイ・ブレイン」はなんかもう、なんだろう。えろいのかぐろいのか。でも両方ともおもしろかった。イイ話だ。
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なんかリアルだった。
こうゆうのは初めてだったから最初はひいたけど、なんだかんだ面白かった。
どの話も、どの主人公もド本気だな と思った。
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「愛は祈りだ。僕は祈る。」っていう言葉は凄く好きなんですけど、同時収録の「ドリル・ホール・イン・マイ・ブレイン」はなんかもうエログロで吐き気が…学校で読んでたのがいけないんだ。ド派手なところは大変よろしい。