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旗本の若妻が、全身びしょ濡れの若い女が枕元に座っている夢を見た。添い寝する娘も「ふみが来た」と叫び、夜ごと同じ夢の恐怖に怯えるようになった。ついに実家に駆け込み離縁を頼む半七捕物帳「お文の魂」。岡っ引きが素人芝居の舞台上で殺された謎を追う右門捕物帖「南蛮幽霊」ほか、顎十郎、貧乏同心など、有名主人公が大活躍。時代小説の巨匠・池波正太郎厳選の捕物シリーズ第一作集。 (「BOOK」データベースより)
これも確か有栖川氏がなにかでオススメ本にあげていらしたのだったと思います。
一応いつも記録をとってあるはずなのですが、発見できませんでした……。
そうでなければ手に取ることもなかったと思います。
有栖川氏のオススメは基本的に食わず嫌いをせず、読んでみることにしているのですが、さすがに時代小説なので、ダメかなあと思いながら手にとりました。
が、これがびっくり、おもしろかったです。
今のように科学捜査なんてできないし、連絡一つも人間が走らなくてはならない、そんな中でのお話ならではの面白さがあって、一気に読み終わりました。
好き嫌いせずなんでも読めばいいことがあるんですねー。
食事と一緒(笑)。