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いや〜★面白かった!今回のテーマはギリシャと古代の日本。
昔実在した人の遺した言葉を巧みに物語の中で用いて、それがよりいっそう「リュウ」の存在を現実的に引き立ててくれるという感じがしました。
こんなに歴史を軸にした物語が楽しいなんて♪
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2009/11/16〜11/18
龍の黙示録シリーズの第3弾。近作は龍の昔語り。古代ローマと飛鳥時代の日本で経験した邪魅たちとの戦いが語られる。伝奇かつ幻想的な物語。透子の今後が気になるエンディング。続編も楽しみである。
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「龍の黙示録 唯一の神の御名」篠田真由美:詳伝社文庫
建築探偵でもお馴染みの篠田さんの「龍の黙示録」第3作。
ちょうど塩野七生さんのローマ人の物語でハドリアヌス帝あたりを
読んだばかりのところでシンクロしたかのようなお話でした。
龍が透子とライラ(ライル)に語る形で2人に皇帝に出会った話や、
西へと流れ厩戸皇子に主の影を見るなど
歴史好きに楽しい作品です。
ここまで文庫で買ったのでガマンと思いつつ
先行してノベルスで出てる新作に手が伸びるのを
必死に押さえてるところです。
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龍の黙示録シリーズ。何千年も生きるいわゆる吸血鬼もの。普通の人間である 透子 の存在がほほえましい。 なんとなく面白く読んでしまう。
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とりあえず3冊集中して読みました。
が、面白くは読んだけれど夢中にはなれない。
高橋克彦さんの龍の柩と比べちゃうからかな。
伝奇としてもキャラ萌えとしても中途半端なような、、、
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龍緋比古シリーズの3作目です。
今回は大きく分けて2部構成でした。
龍が透子さんとライラから乞われるままに昔語りをしてました。
前半はローマ皇帝ハドリアヌスとの遭遇、
後半は厩戸皇子、あの後に聖徳太子と呼ばれた人と過ごした日々。
そりゃあ2000年も生きていればいろいろあるよねという話でした。
ハドリアヌスと逢ったのはまだイエスとの別れの記憶も生々しい時代、
といっても100年以上経っていると思われますが、
時代を超えて龍をつけ狙うリリトの策略から、
人間サイドからすれば巻き込まれる形で遭遇します。
厩戸皇子とは龍が流れ着いた先の倭の国で出会い、
その魂の有り様がイエスと似ているということで、
すわ生まれ変わりか?!と、しばらく共に過ごすことになります。
二人とも龍が黄金の血を与えようとした人物ですが、
どちらも永遠の命を生きるということの過酷さを理解し、
自分の人生を全うしようとする意志から断りました。
(何だか私が言葉にすると薄っぺらく感じますが・・・。)
それ故龍の記憶に留まった訳です。
最後におまけの様な小話があって、
ライラが透子さんを誘います。
僕らと同じものになろうよ・・・と。
ライラはやはり形無き存在だった頃、
龍から黄金の血を与えられて実体化した齢200年以上の男の子(?)。
男の子の姿の時はライル、
その他小型の哺乳類なら何にでもなれるという、
便利なんだかよく分からないジェンダー無視の存在です。
一人称は「僕」で、ライラの時はゴスロリかメイドファッションの様です。
さて、透子さんはどう決断するのでしょうか。
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龍の黙示録シリーズ 第3弾
ライル(ライラ)の嫉妬交じりの心の呟きから始まって、
ローマ皇帝ティベリウスの時代に思いは飛び、更に
皇帝ハドリアヌスの時代に突如として現れ、今度は
高句麗から倭の国:日本の厩戸皇子(後の聖徳太子)の前に。
どの時代にもスッタモンダがあるものの、血を分け与えたいと
思うくらいの相手に出会うが、そのモノ達はやはり断る。
かなり宗教色の強い内容になっております。
ライルが龍のところに来たきっかけの話でお終いで、
最後は柴田よしきさんとの対談でした。