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実践的なノウハウが書かれています。「人を動かす」メソッドが無い以上、ケースバイケースで人は切り抜けていくのですが、その共通部分を抽出できます。頑張れば。
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内容が充実していて、かみ締めながら読みました。一つ一つのことが明確ではっきりと理解でき、小さなことから実際できそうな気がします。
プロジェクトに携わる人には是非読んでほしいと思う本です。いつも隣に置いておき、工程ごとに読み返すととてもためになる本です。
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副題が "マイクロソフトで培われた実践手法" であり、オライリーから出ているというのがきっかけで読みました。プロジェクトマネジメントをいちから学びたいという人向きの本ではないと思うし、そういった類の本であればもっと他に良い本が沢山あるはずです。しかし、マイクロソフト開発グループのプロジェクトマネジメントやプログラムマネージャ(以下PM)という仕事に興味がある人や、まさにマイクロソフトで働いているがプロジェクトマネジメントで何か参考になるものやヒントが欲しいと思っている人にはお勧めできます。
PMは誰よりも多くメンバーと話し、誰よりも多く意思決定を行い、チームの仕事がうまくいくように懸命に努力する人とある。プラスの成果を生み出すためならありとあらゆる手段を講じる。つまりは何でも屋さんなのである。プロジェクトマネージャはうまくいっていることと、うまくいっていないことを他の誰よりも知っていなくてはならないので、忙しいのは避けられないでしょうね。著者が愛用している日々のマントラは「いい仕事をしよう」だそうである。これは使えるのでぱくらせてもらおう。(^^)
開発チームのメンバの中には、ビジネスの視点が弱い人がよく見受けられるが、そのビジネスの視点についても少し触れられており、そこで書かれている自分たちへの9個の質問も当たり前のことではあるが、常に頭にいれておく必要があるいい内容である。
要求定義、顧客調査、ものの見方、アイデア、優れた質問、仕様書の使用によって出来ること、レビューによって本当はそれほど価値のないものを見抜く、精度と正確さの違い、コミュニケーション上のよくある問題、ミーティングの注意点等は興味深いトピックでした。個人的には、必要以上にメールでのみのコミュニケーションを好み、メールだと強気になるタイプは要注意だと思っている。でもそういうことも含めてうまくやっていかなければならないので苦労するわけですけどね。そういう人はきっと10章の「人を不快にさせない電子メール」を読んでもまず自分のまずさに気がつくことはないんだろうな。(これ、別に特定の人を指している訳ではありません。念の為。)
自ら意思決定を行い、その責任とプレッシャを引き受ける人たちよりも、他者の意思決定を批判したり嘲笑する人たちの方が多いというのが世の常です。
意思決定というものは勇気のいる作業です。というのも、プロジェクトにとっての最良の意思決定は、メンバーの不評を買うことも多く、チームの中核メンバーを動揺、あるいは失望させ、ものごとが悪い方向へと進んだ際にはあなたが針のむしろに座ることになるためです。
こういった重荷は、リーダーシップを発揮しようとするすべての人が負うものです。(中略)優れたリーダーになろうとするのであれば、勇気を持って意思決定を行う必要があるのです。
確かにもっともである。もしプロジェクトマネージャだけでなく、チームのメンバがこれを理解してくれていたら、そのプロジェクトはどんなに楽しいことか。
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仕事でPMをやることが多いので、手に取ってみたもののオライリー本にしては、普通すぎていまいちでした。
残念ながら、ちょっと期待外れかも
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http://blog.setunai.net/20061229/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88/
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「ものごとを成し遂げるためには何を行う(あるいは行わない)べきか」
スケジュール、ビジョン、要求定義、仕様書、意思決定、コミュニケーション、トラブル対策、リーダーシップ
政治力学といったさまざまな角度から考察しています。
確実に名著!!! 全社員に読んで欲しい〜〜。
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社会人2年目の終わり(1月)頃に読み始めた書籍の一つである。
私は一介のサラリーマンである以上、自分の思い通り好き勝手に仕事をできる訳ではない。昨今では入社5年目ともなると、仕事にも慣れてきて迂闊にも「今の会社で働き続けて良いのだろうか、もっと自分のスキルアップに繫がる企業があるのではないだろうか?」という考えから転職しようとする現代人が多い。しかし、今いる会社で出来ることはもっとあるのではなかろうか。その出来ることについて、本書では具体的な事例を用いて記述されている。そもそも企業においては部課長も一サラリーマンであり、それぞれ役割があり、政治的な力が働いたりして悩まされる場面も多々あるということを著者が経験談を用いてリアルに描写している。
自分一人の判断で仕事を進めるということには大きなリスクを伴う。当然その判断を先輩なり上司なりに仰ぐ場面は多々あると思うが、本書はそのような場面に直面したときの手助けとなり得るかもしれない。
入社1年目~3年目くらいのSEであれば、個人的には9章と16章だけでも読む価値はあると思われる。
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システム開発のみならず、計画を立てる上で、学ぶことの多い良書。
IEの開発チームのプロジェクトリーダである著者が、様々な角度からプロジェクトを捉え、生きた経験を記述している点が素晴らしい。
この本を大学の時に読んで、特に良かったと思うのが12章から16章で、プロジェクトの指標になることばかりで感服した。
また、読み返してみて、再発見することが多いぐらいのボリュームがあるため、一気に読むより、関心のあるところから読んでいく方がいいかもね。
12章~16章で特に良かった所の抜粋
・リーダーシップが信頼に基づく理由
権力と言う付与された力に頼らず、信頼をもとに説得する
・物事を成し遂げる方法
抜け目なく振舞い、場合によっては、正当でないゲリラ戦術も活用すること
・終盤の戦術
終盤になると苦しくなる理由として、人ではやりたくない物、プログラムのバグでは複雑なものがタスクとして残るため。
・社内の力関係と政治
必要なものを与えてくれる力を把握し、彼らの観点を理解すること。
目次
1章 プロジェクトマネジメントの簡単な歴史(なぜ気にかける必要があるの
2章 スケジュールの真実
3章 やるべきことを洗い出す
4章 優れたビジョンを記述する
5章 アイデアの源
6章 アイデアを得た後にすること
7章 優れた仕様書の記述
8章 優れた意思決定の行い方
9章 コミュニケーションと人間関係
10章 メンバーの邪魔をしない方法:プロセス、電子メール、打ち合わせ
11章 問題発生時に行うこと
12章 リーダーシップが信頼に基づく理由
13章 ものごとを成し遂げる方法
14章 中盤の戦略
15章 終盤の戦略
16章 社内の力関係と政治
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物事をやり遂げる方法として、まず項目の一覧を作成する。優先順位を決める。という言葉が印象的。PMは優先順位決定マシーンとなる。
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ヒューマン系のプロマネ本。
具体的に著者がやってきたことではなく、オープンなマインドでメンバーと接するというスタンスがプロマネには求められるのだろうなと思った。
火がでたプロジェクトの最中に、ゆったりと構えて確実に着地点におとすようなマネジメントがやれるようになりたいものです。
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プロジェクトマネジメントについて、PMBOK的な教科書的ではなく、筆者の経験に即した現実的にプロジェクトをどう進めるべきか、一般的にどのような問題がおこってどのように対処すべきかについて記述されています。
プロジェクトマネージャーとしてのキャリアを積もうとしている方は必読だと思いました。
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一遍通りプロジェクトマネジメントの本ではないですね、この本。かなり文章がぎっしり詰まっています。おおむねPJの流れが理解でき、PMやPMO経験あるいはPLクラスの人であれば、PJのマネジメントの方法論以外のノンバーバルな部分をしっかりと教えてくれる本という位置づけで読まれるとかなり理解が深まると思います。
著者のScott Berkunは、以前MS社で仕事をされていた方で、そこで習得したことをわかりやすく丁寧に記述してくれています。MS社の宣伝でももちろんなく、MSで習得したマネジメント方法を自分なりに実践し、その中で自身で積み上げていった経験値をプラスしてレクチャーしてくれています。中でも私が大好きなコンサルタントのトム・ピーターズがでてきたのにはちょっとびっくりしました(笑)。
この本では、PJマネジメントではなく、コミュニケーション術とは?を問う本であるということがよくわかります。結局、PJの成功はチーム構成とコミュニケーションが十分深くなければ無理なんですよね。『人』がいればいいのではなく、その人がどういう意識でここにいるか・・が問題だといつも思います。
PMなどの仕事はステークホルダーとの調整や訳わかんないエンジニアとのやりとりであんな仕事は誰もやりたくないと思っている若い人たちが多いと思います。著者も書かれていますが、マネジメントクラスになると、『資質』というものも重要になり、実は誰でもなれるものではないということ、そして、向いている人が必ずいるということがわかります。
いろいろな意味でこの本は特にIT業界の人でなくても、これからリーダークラスになるかもしれない層の人にもお勧めです。
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読み始めたばかりです。前回読んだ著者の「パブリックスピーカーの告白」が個人的にツボにはまったので、Berkun氏はいったいどういう仕事をしているヒトなんだろうと興味を持っていました。そう、私はプログラミングの専門家ではないんですよ。私は絵を描くヒト。
この本は買って良かった!もう最初の1ページから(個人的に)オモシロイ。オライリーの棚にありますが、基本的にはビジネス書のくくりかと思われます。(ちなみに、この本は章が始まってからページがカウントされています。「はじめに」も超オモシロイですが、目次と共に、ページ数は数字でカウントされていません)
物作りに関わったり(一人でも大人数でも)、プロジェクトに関わったり(学校の係活動からなんかデカイ構想まで)、そういう経験のある方ならば「あーーーー、うんうん」みたいな?カンジが書籍のそこかしこから香ってきます。
何でこんなに面白く感じるのかうまく説明できません。ささやかな経験から来る懐かしさなのか、単に個人的にツボにはまっているだけなのか、今こういうのが流行ってるからなのか(流行に乗れたことは一度もありませんが)。少なくとも「流行」という点から言えば、「表紙が地味で買いやすい」ので、この点は皆さんに堂々とお勧めします。
また、「プログラミングの知識が無くても読める」点も広くお勧めできるポイントかと思われます。
読み進んでガッカリまたは歯が立たなかったら、書評書き直しますね・・・。
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タイトルのプロジェクトマネジメントと聞くだけで嫌なものだと誤解して、食わず嫌いだった。しかし、アートオブとついているので、管理が技術だという視点からすれば、ちゃんと読めば良かったと後悔している。
第10章は、特によい。人の仕事の邪魔をしないで、人の助けをするのが管理の基本である。しかし、多くの管理者、管理本は、人の仕事の邪魔をするようなことを平気でやったり書いたりしている。基本を外した本が多いなか、本書は要点を得ているので読む気になる。
飜訳が日本の文化への移転を十分していないのは、外資系の企業だけでなく、日本の企業でもソフト系の企業はカタカナ語が氾濫しているので仕方がないかもしれない。
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欧米のマトリクス組織構造ならではの発想が多く、日本の組織構造での実践は難しそう。細かいTipsは役立ちそうだ。