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離島で起こる儀式と伝説の謎。ちょっと…、トリックがブッ飛び過ぎのような…。ホラー+ミステリとしてはまぁまぁ。
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横溝テイストなミステリーを書くと評判なので気になって読んでみたり。
あー、うーん、時代とか孤島や古い儀式とか、設定は確かに金田一チック。
なんだけど、特に可もなく不可もなくというか……。
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ホラーよりミステリ色のが強かったものの、鳥女の表現はなかなか怖くて良かった。あと海の怪事の話とかもゾクゾクした。
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読みながらいろいろ考えてたけど、まさかこんな落ちだったのかー!?
全く予想ができず。
宗教とか、地域の呪術的な風習が恐ろしい。
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刀城言耶シリーズ2作目。なかなか味のある主人公ですね。謎解きは意外な内容で最後まで思い至りませんでした。
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このシリーズに求めるもの3つといえば、
ホラー・ミステリ・民俗学。
ミステリ・ホラーは近しい雰囲気を持っていそうで
地面と平行のシーソー状態レベル均衡を
保たないとエセっぽくなるのでお互いの重量が大切。
孤島の拝殿で執り行われる鳥人の儀式で大鳥様と巫女が交わる。
しかし、儀式に失敗すれば"鳥女"が現れ1人1人を
神隠しのごとく中空へさらっていく…
・・・なんて作者お得意の怪奇譚で
鳥女が見せるヒタヒタ迫りくる霊的な恐怖以上に、
珍しくも人間が作りだす婉曲的な恐怖が凄まじかった。
儀式前の巫女の穏やかな描写を事件の真相を知った後、
思い返しその狂信と妄執に覚える気味悪さの方が勝っていた。
密室の思いもよらない"黒い"オチは残された者には
残酷過ぎて、その発想にすら震え上がる。
ミステリ寄りだけど、別の意味でもホラーしていて硬い。
ただし、序盤で儀式の成形過程と困難さを説いた割に、
儀式に対する民俗学的な講釈は乏しく、
「贄をささげる」というもっともベーシックな意義だったのは
若干物足りなさを感じてしまった。
そんなわけで、今回はミステリ6、ホラー3、民俗1な印象(笑)
この割合、シリーズ他作でもつけようかしら??
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厳密に言ってこの作品、土着宗教の儀式や田舎の因習などの和ものホラー要素は取り込んでいるものの、中身は純粋な密室ミステリであり、結末前まではそう陰惨な描写はない。従って普通にミステリを読みすすめている気になるのだが……最後の最後に明かされる真相(といっても探偵役の推理に過ぎないのだが)の地獄絵図はなかなかに凄まじい。
このトリック、ミステリに疎い自分にはけっこう新鮮に思えたのだが、実際は斬新なアイデアってほどでもないんだろうか。
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怪異譚を求め、日本中をたずねまわる小説家・刀城言耶のシリーズ。
今回は、瀬戸内にある鳥坏島(とりつきじま)の秘儀<鳥人の儀>が18年ぶりに行われるということで、取材に行くことになった言耶。
しかし、18年前の儀式の時と同じく、儀礼中に巫女が消えてしまった。
大鳥様の奇跡か?はたまた鳥女(とりめ)と呼ばれる化け物の仕業なのか?
島の断崖絶壁の上に建てられた拝殿で執り行われる<鳥人の儀>とは一体何なのか?
う~ん、ちょっと私には合わないかなぁ・・・。
孤島の拝殿で行われる儀式、そしてその拝殿や島からの人間消失。
鳥女と呼ばれる怪異など道具立てはとてもわくわくさせられるのですが、推理する過程がとても退屈。
というか、探偵がいないの!?
皆で膝を突き合わせてひとつひとつ可能性を考えていくなんてのは別に読みたくないんですけど。
伏線も細かすぎて、後で説明されても「ふーん」。
メインのトリックは驚かされましたが、真相に至る部分がいきなりといった感じで全体的に美しくない印象をうけました。
オカルトな謎を合理的に解決してくれる点は好きなのですが。細かい粗ばかり目についてしまいました。
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怪奇小説作家、刀城言耶シリーズ二作目。
今作で言耶は、瀬戸内の孤島で執り行われる神社の儀式を巡る謎に直面し、その真相を追います。
民俗学に大変精通しているからと思われますが、怪異譚を収集し執筆する小説家であるにも関わらず、事件に対して最初に論理的・かつ合理的な解釈を含めた“あらゆる可能性”を徹底的に検討し真相に迫る、という、安易に事件における“怪異性”を煽らないそのスタイルに好感が持てます。民話や伝承、風習、信仰等をを客観的に検討・解釈する必要のある“民俗学”的な考え方が彼の中で生かされているのだと感じました。
今回の話の真相部分、正直少し「あれ?」と思わなくもありませんでしたが、解決編を読み進めていくうちに疑問も消化しきれたので大方満足です。
大変読み応えのある小説でした。
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刀城言耶シリーズ
『厭魅』と比べると、いささか不気味さの面で
パワーダウンのような気も...
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ちょっと物足りなかったかなという感じ
今作はホラー要素は他と比べるとちょっと薄めかも
あと最初の方は民俗学などについての話が長いので、苦手な人はそこで挫折しちゃう可能性も高いと思います
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謎にしろ「あらため」にしろ、外連味に溢れる。トリックの切れ味もすばらしい。ノベルスで読んだが、文庫化されるときは図を入れてほしい。
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読了したシリーズの中で一番、「何とか文字を目に入れていった」感が強かった。一作目は怖い場面がリアルに想像できたし民俗学的要素の絡め方も興味深く読めたけど、今回はホラー要素と民俗学要素とミステリ要素がきちんと馴染んでいないような。儀式の真相は確かにショッキングだけど、そこに行き着くまでに体力を消耗して飽きてしまっていたので、「そういうことだったのかー!」みたいな感覚は得られませんでした。もう一度読み直す時間は取れないかも。
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あら、これシリーズの刊行順からいったら2番目なのね。だからか、と納得。なぜなら全く怖くないのがちと不満だったからだ。
短編集はともかく、このシリーズの中では一番と言っていいくらい怖くはない。幽霊の類を信じてないわたしでさえ恐怖に陥れた「厭魅(略)」を頂点として、常に一定の「何かいる!」という感覚を与えてきたシリーズの中では、異例ともいえるくらい本ッ当に怖くないのだ(念押ししすぎ)。恐怖体験を味わう側の視点が抜けているからもあるのだろう。でもあの感覚を楽しみにしていた一読者としてはだからこそちと不安。
だが世界観はもうこれはいつもながらに凝ってる…! そして「衝撃の真相」と表現してまったく差支えがない謎の部分。謎解きではなくあくまでも、動機がこの古くからの伝統を守り抜いている隔絶された島での世界観とマッチしていて、思わず眉を寄せたくなるような、それでいて魅力に満ちている。あんなことがあり得るのか…! とね。
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やっぱりシリーズものは読まなくちゃ!
ってぐらいで始まってますが、どの本をとってもパターン化せず、
楽しませてくれるのがありがたいです。
とはいっても、怖いので夜は読めません。
無人島ミステリー、
使い古されているシュチエーションではありますが、(他の方含む)毎度毎度怖がってドキドキして、のめり込んで
驚かされて、味わって。
自分の素直さに(?!)いい加減呆れてしまうけど、
ミステリーの世界は奥深くてありがたいです 合掌○o。.