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好きといば好きな部類に入るのかもしれないけれど。
なんかこう、あともう一歩何か心に残るものがほしかったなぁ。
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なんでも屋でバイトをしている主人公とバイト屋の娘である幼馴染の女の子がメインで家族やほんのりした初恋が描かれている。ほんのり読める。
2009/12/31
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複雑な親同士の事情に翻弄される、少年少女。
親としてはきっと話すことに抵抗があったんだろうと思うし。
子供としては、話してくれないことに憤る。
難しい年頃なんだろうなー。多分。
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今年度の中学生の課題図書。はさておき、
表紙がゾーヴァだ! と思って手にしました。
鎌倉・湘南を舞台に、中学生の大月翔太の目線で
話は展開してゆくのですが、ドイツの「恋樹(こいのき)」の
伝説からはじまって、印象的なタイトルにもなっている
「一億百万光年先に住むウサギ」もたまに登場、
さらにほかにも主軸となるようなエピソードがあったために、
少し話が散漫になってしまった印象を受けました。
(単に私の頭がついていかなかっただけかも・・・。)
謎解き部分は、先が気になってどんどん読み進めましたが、
恋愛部分については、翔太自身の感情も、ケイの気持ちも
あまり書かれていなかったので、気持ちが読んでいる側に
すっと入ってこず、そのためにふたりの関係性の展開が
少し唐突に思えてしまいました。
たとえば主人公の語り口なんかが、ちょっと読んでいて
ひっかかるくらい硬い箇所もあって、その雰囲気と、
星磨きウサギが具現化して目の前にあらわれたりするような
ファンタジーっぽさとがちぐはぐに思えたり・・・
そのアンバランスさがこの年代らしさだ、といわれたら
そうなのかも、と思えなくもないのですが、うーん。
私はちょっと入りこめないまま終わってしまいました。
でも、1冊読んだだけだと、著者の書き癖なのか
わざとなのかがわからないので、
今度は『ペーターという名のオオカミ』も読んでみたいです。
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ヤングアダルトというジャンルに入る作品だと思うが、
難しい言葉が多く使われているのが象徴するように、
従来のヤングアダルトにない表現のうまさが目立った。
ファンタジー的な面を織り交ぜることによって、
作品世界に良いアクセントを加えているが、
青春小説としての展開が若干雑に感じられ、
そこがヤングな人たちには物足りなく感じてしまうところだと思う。
もったいない。
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青春でした
いつも読んでる本と、何かが違うな、と思ったら
ルビがありました
行間広かったです
さすが、中学生向け本棚にあっただけあります!
でも、おもしろかったです
一目惚れという言葉があるが、それこそ、じつは、恋の正しい形なのではなかろうか。人を好きになるのに理屈などないのだと思う、ほんとうのところは
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案外なるようになるものかもしれないし、運命ってヤツはもう決まっているのかもしれない。必然の出逢いだからこそ自分と関わり合う人たちを大切にしたい。自分の過去がどうであれ、今傍にいてくれる人を大切にしたい。少しずつでいいから歩み出してみようかな、そんなことを思わせてくれる作品でした。
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精霊の宿る樹に手紙を託すと恋が成就するという『恋樹(こいのき)伝説』。星を磨くウサギと、自分を探す少年少女の物語。
ファンタジーかと思ったのですが、悩める少年少女の成長記でした。
本当の父親は別にいるのではないかと疑う少女、彼女に惹かれる少年の父親は失業してから無気力な日々を送っている。子どもにとって親は大きな存在で、特に年齢が小さいほど世界そのものといってもいいでしょう。この中には親のことで悩む子ども達が出てきますが、世界はその外にも広がっているということに気づくのが大人への一歩なのかなと思いました。
所々に出てくる星磨きのウサギの話しも結構好きです。彼は無事に任期を終えて、彼女に再会できるのかが気になるところです。
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すごーく時間かけて読んでた本
としあけちゃったな~^^;
前から読もうっておもってたのがいつのまにやらあらら
恋樹とかうさぎとかドイツ人の留学生とか好きなんだけどさっぱりしたかんじというか うーん
うさぎでてくるひつようあんまりなかったんじゃないかなとか
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全く内容も知らず、作者の名前も初見だったけれど、何かが気になり気にとまり手にした本です。そうやって出逢った本が面白かったら、宝くじに当たったような嬉しさがありますね。
あらすじも何も知らずに読んだので、これが物語の核かな? と思ったものが次々に軽く流されてしまうことに戸惑いましたが、辿り着いた先はなるほどと納得させられるものでした。「自分探し」という言葉で片付けてしまえば簡単ですが、自分の世界を自分で確かめて広げていく、少年少女たちの姿はいいものですね。
淡々としてクールな文体が、中学生の瑞々しさと初々しさを表しています。ちょっと格好よ過ぎな気もしますけどね。何せ作中にキーアイテムとして出てくるのが、ジャズだったり、ドリス・デイの「ケ・セラ・セラ」だったりするのですからね。
そういうちょっと背伸びしたような(でも作中ではごく自然体として描かれている)部分が、過ぎ去りし青春の煌めきになって感じるのは、年をとった証拠ですかねえ。
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ゾーヴァのの兎に惹かれた。生真面目にちゃりんこ乗ってるぞ。話は、最初親探し兼自分探しの話かと思ったら、途中なんだかとっ散らかって、名探偵コナンと恋愛物アニメとが合体したような展開になり、何とか無難に終わってやれやれ。課題図書だったんだね。これ読んで適当に感想文書くのは、楽かもしれない。
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ストーリー :☆☆☆☆
世界観 :☆☆☆
ビジュアル :☆☆☆
キャラクター:☆☆☆
読みやすさ :☆☆☆
オススメ度 :読んで損なし!
おもしろい物語の条件、みたいなものを挙げるとすると、
まぁ人それぞれだろうけど、
・先が読めない
・すべての登場人物が魅力的
・最初から最後まで軸がブレない
・文章が多すぎず少なすぎない
・空想やファンタジー的な部分が、現実と地続きになっている
・危険と戦いがある
・女の子が強い
うん、挙げるときりがないんだけど。
ジャンルにもよると思うんだけど。
言いたいのは、この本はあらゆる事柄が
不思議なバランスで保たれていて、
そのバランスがなんだかとても居心地がいいんだということです。
それは表紙にもありありと出てますね。なにこの素敵な表紙!!
白い部分は帯ではありません。「目には見えないもの」です。
だめだ、面白い部分を紹介したいけど、
全部おもしろいし全部つながってるから説明できない!
ちょっと待って、考える…
女生徒とのゲームで、悩み相談の手紙を入れると答えてくれる
桜の仙人を演じる、初老の大学教授。
彼の手紙を代筆するところから、大月翔太の短く、長い夏が始まった。
職を失った音楽家の父と、家族を支えるため、
喫茶店を切り盛りする母。そしてその喫茶店に集まる人々…
いつもある疑問や不安は、やがて日常に溶けて風景の一部になっていく。
置き去りにされた時間に手を伸ばしたとき、翔太が見たものは……
私が星みがきのウサギに会えるのはいつなんだろう。
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ドリス・デイの「ケ・セラ・セラ」を流しながら読むといいですよ。
以前中学生の課題図書に選ばれたこともある名作です。
中学時代、友達と夢中になりました。
なんといってもとても読みやすく、感情移入し易いところが一番のセールスポイントですね。
読み直してみたのですが、やはり面白い。
「これ映画化しないかな」なんてよく話したものです。
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父親がリストラされて中学受験を断念。その後、家庭の事情で横浜から鎌倉の中学に転校することになった翔太。
翔太の同級生で自分の出生について疑問を抱いているケイ。
よく考えたら、かなり不幸な境遇の二人。
グレたり、心の闇を抱えて悶々としてもおかしくない状況なのに、明るく爽やかな二人の青春ストーリー。
『恋樹の話』や『星磨きのウサギ』、ドリス・デイの『ケ・セラ・セラ』なんていうステキなエッセンスが散りばめられていて、とても心地よいお話でした。
表紙のかわいいイラストを見れば、どんなストーリーか想像できるのでは?
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読みながら繰り返し押し寄せる思いは、日頃子供たちに話していることと同じ。おかげで甚だ共感を持って読んでしまった。読むなら思春期以上。
翔太をとりまく人たちの過去をたぐる糸が、古い「恋の樹」の周囲に見えてくる。
ケイの父親は本当は誰?
そしてぼくはなぜ彼女をすぐに追わなかったのだろう。
先のことはわからない。
人生の分岐点と銘打つような大げさなものではなくて、むしろ日常のささいな選択の積み重ねが人生を形づくってゆく。歩道橋か、横断歩道かというような。
ゆったりとした時間の流れの中で、一億百万光年の彼方へと思いを馳せよう。ひそやかに。