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ほとんどのドラッカーさんの本の日本語訳を手がけた著者のドラッカー紹介本。
ドラッカーの思想に精通してる著者だけに、よい入門書に仕上がっていると思いますし、著者とドラッカーさんとの交流と信頼関係が浮かび上がってきます。
これを読むとドラッカー氏がどれほど日本を好きで、日本を評価してくれていたのかが感じられます。
これから刊行予定の新訳ドラッカー・エターナル・コレクションに期待して星5つ
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ドラッカー自身の著作ではなく、ドラッカーの和訳では第一人者である上田惇生氏による、ドラッカー解説書。
しかし、ドラッカー本人からドラッカー自身の理論の解説を求められるほど、厚い信頼を寄せられていたという。
ドラッカーを学ぼうと思ってる方は、まずこの本を読まれることをオススメする。
全てのドラッカーの著作からの引用があり、その後どの著作から読み始めるかの示唆にもなってくれるであろう
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60年以上にわたって世界のビジネス界に影響を与え続けてきたマネジメントの巨人ドラッカーの思想の全貌とその魅力を、長年その主要作品のすべてを翻訳してきた著者が、一般読者向けに解説する。
その解説は、ドラッカーがその生涯を通じて問題提起し、解決策を探ってきた課題の多くが、いよいよ21世紀において重大な意味をもってくることを明らかにして新鮮である。
著者はドラッカーを評して、「20世紀に身を置きながら21世紀を支配する思想家」と述べているが、なるほど本書は、ドラッカーの数々の指摘が、21世紀を生きるわれわれ一人ひとりの人生に深くかかわる問題であることを実感させる内容となっている。
本書を読むならば、社会、経済、組織、そしてそこに働く人々が現在直面している問題とその対処法がよくわかる。学生、ビジネスマン、とくに20代から30代の人たちに読んでもらいたい一冊である。
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ドラッカーは、コンサルタントとして働いていく上でのマインドやスキルといったものを教えてくれます。
ビジネスやIT、コンサルティングが何かをあえて学ぼうとしなくても、ドラッカーの本をすべて読破して理解し、実践できるようになれればいい。それぐらいの価値があると僕は思います。
この本は「ドラッカーを読みたい」という人が最初に手をとるべき本です。
著書の中から心に残ったエピソードを1つ。
ドラッカーはコンサルタントとして乗り込むと最初に「お宅の事業は何ですか」と尋ねるそうです。
あるクライアントが「ビンの製造です」と答えたことに、「容器の製造なのではありませんか」と返したところ、その瞬間にクライアントには問題のすべてが見え、コンサルティングの90%は終わってしまったという。
「事業とは何か」という一節なのですが、こんなことが本当にありえるのでしょうか・・・・でもなんだかよく分かないけどめちゃくちゃ感動してしまったんです。そんなエピソードがたくさん出てきます。
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ドラッカー氏は学生時代のあたしにとって、
本屋さんの経済書コーナーに必ず登場する人ってイメージでした。
国から脱して、移住し異国の地で大勢を築いていく様は
当時のあたしには偉大でおとぎ話でしたね。
これ、読むと最後に年表があって、そこに載ってる本読み荒らしてました。
全部は読めてないなぁ・・・
このドラッカー氏の3年に一学問と知識を増やしていくストイックな姿勢、すごいな、と思う。
考え方はシンプルだけれど、頭ん中の枝はすんごいことになっているのでしょうか?
基本的にはわかりやすく、読みやすい言葉で書かれていると思うので好きですね。
でも、やっぱ日経新聞とか必読。
多少知識を踏まえた上で読むと理解が深まるし、すらすら読みやすくなりますね。
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ドラッカーのエッセンスが詰まっている本。
入門と題するだけあって、網羅的に書いてあるので、何も知らなかった僕でも、なんとなくわかった気になりました。
上田先生のドラッカーに対する愛情が伝わってきます。
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興味のない本を読もう期間の真打ち。
今まで縁遠いと思ってたドラッカーがバリバリのバーキアンということで急に親近感を覚えたりする意外性。かといってなんか他のを読もうという気にはならないんですけれども。
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いきなりキラーパス、「何をもって覚えられたいかね」を自分に問いかける。
キラーパスのオンパレード。
・人に位置付けがなければならない、一人ひとりに役割がなければならない。
・自らをマネジメントするための知識
・ミッションは何か、顧客は誰か、彼らは何を価値ありとするのか、われられは何を成果とするのか、では何をするのか、
・ポストモダンの到来とそれに対する対応の追究
・コミュニケーションとは知覚である。
・なぜ「ない」のか問うことが重要である。
・そこに存在する権力に正統性がなければならない。
・企業とは社会のための道具であり、社会のための組織である・
確かにドラッカーの課題は、「きわめて深遠な洞察を簡単にいいすぎるところにある」ですね。
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マネジメントの神様、世界のCEO(最高経営責任者)が
教えを請う存在であるピーターFドラッカーの解説書。
長年、氏の本を翻訳し氏と密接に関わってきた著者が、
ドラッカーの考え方、予測を余すところなく説明しています。
今後の学習の指針として読んでおきたい一冊です。
帝王学を学ぶなら、やはりドラッカーだと思います。
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あらゆる動物の中で人間だけが意識して進化する。すなわち道具をつくる」アルフレッド・ラッセル・ウォレス
ボランティアは3つのことを求めている>1、訓練 2、責任 3、昇進
組織について大事なことはただ1つ、構造は戦略に従うということだけである。
未来について言えることは2つしかない>1、未来は分からない 2、未来は現在とは違う
未来を知るもう1つの方法は、自ら未来をつくることである。難しいようだが、実は誰でもできる。子供を一人つくれば、人口が一人増える。たとえ小さなものであっても、事業を起こせば世の中が変わる。歴史はそうやって作られる。歴史は、ビジョンを持つ一人ひとりの働く者が作っていく。
明日というものは、平凡な仕事をしている無名の人たちによって今日つくられる。
真理や正義というものを、人が直接手にすることができるとは考えない。正義とは人のものではない。正義や真理を手にしたと称する人や政党が現われる時代は、社会にとって間違いなく危いときである。
世の全体が目にみえないものである以上、われわれは見えないもの、聞こえないものに注意し、そこに意味を見なければならない。目に見えるものは、目に見えない重要なものを基盤として成立していると考える必要がある。
ドラッカーはぜひともアクションプランをつくれという。緻密にアクションプランをつくり、状況の変化に一歩先駆けて修正していけという。歴史上、ナポレオンのアクションプランほど緻密な作戦計画はなく、ナポレオンのアクションプランほど修正されたものはなかった。
心理学には物欲、性欲、食欲はあっても、利潤欲なるものはない。しかも、物欲によって事業をしている人さえ、どれだけいるだろうか。利潤欲とは、経済についての学問の根幹に据えるだけの、普遍性のある欲求だろうか。しかも、利潤動機という言葉が、企業活動に対する無用の反感と誤解を招いている。従業員の信頼を損ない、社会の反発を招き、経済政策の間違いをもたらしている。困ったことに、経営者自身金儲けのために働いていないのに、この利潤動機という言葉を軽はずみに使い、自らの行動を誤り、その挙句に不祥事を引き起こさせている。前途有為の優れた若者が金まみれとなる。自己暗示の末に、である。
「目標管理」という言葉の重点は、「管理」ではなく「目標」の方にあるという
成果をあげる人とあげない人の差は才能ではない。いくつかの習慣的な姿勢と、基礎的な方法を身につけているかの問題である。
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【感想】
ドラッカーの本を訳している上田氏がドラッカー入門書として一冊にまとめた本。
悪い本ではないのですが、ちょっと中途半端な本になっている気がしました。
初心者向けの本もいいですが、やはり苦労してでも原作を読むのが効果が良い気がしました。
次はマネジメント、経営者の条件の順に読んでみる予定です。
【内容】
(P155)
「成果をあげる人とあげない人の差は才能ではない。いくつかの習慣的な姿勢と、基礎的な方法を身につけているかの問題である。しかし、組織というものが最近の発明であるために、人はまだ、これらのことに優れるにいたっていない」
(P160 継続学習が慣行となる)
これからは、誰もが自己啓発に取り組まなければならない。そこでドラッカーは、おくべき場所に自らをおかなければならないという。
(P161 いつでも戻れる)
新卒採用に年齢制限などあってほしくない。問題は、どこまで本気で人材の多様化を求めるかである。こうして社会全体が知識社会科を進めないことには、世界においてどころかアジアにおいてさえ、先進的な地位を保つことはできない。
(P163 自らの価値観)
~本当に鬼に金棒となるのは、自らの強みを知り、それが自らの価値観と一致したときである。
自らの強みは何か、自らの仕事のやり方はいかなるものか、自らにとって価値のあるものとは何か、という三つの問題に答えがでさえすれば、いわゆる得るべき所もあきらかになる。
ただしこれは、働き始めたばかりの若者に簡単にわかるものではない。
~相当の能力を秘めていてさえ、自らの得るべき所を知るのは20代後半過ぎである。
しかもフィードバック分析によってである。あるいは人に聞くことによってである。
そうしてはじめて得意なことや自らの仕事の仕方がわかってくる。
これらのことがわかれば得るべき所もわかってくる。逆に、得るべきでないところも明らかになる。
(日本の再設計)
「私は、21世紀の日本が私たちに多くのものを教えてくれた40年前、50年前の、あの革新的で創造的な勇気あるリーダーたちに匹敵する人たちを、再び輩出していくことを祈ってやまない」
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読み終わった
糸井重里と上田惇生の対談から興味を持った。ドラッカーの入門としては最適。もっと彼の思想の深いところまで読んでみたいと思わせる。
「仕事」に対しての自分の疑問を打ち砕いてくれた。自分が思っているようなことをもっと主張して良いんだ、我慢しなくて良いんだ、と思わせてくれた。
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ドラッカーの翻訳者、上田惇生氏が書き下ろした、ドラッカーの入門書。
様々に論じられているドラッカーの著作が俯瞰でき、ポイントをついて、内容を解説してくれてます。
これからドラッカーを読みたいけど、何から読めばいいのかわからないという方におすすめです!
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日刊イトイ新聞の記事を見て、ちょっと気になっているところ。
問題は、最近簡単な本ばかり読んでいたから切り替えができるかどうか。
プラス、未読本の山。値段も。
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良書。
また何度もぺらぺら捲り返したいが、
図書館で借りてしまったのでしばらくは無理。
自分自身のことに当てはめながら、
どこがどう当てはめられるか考えながら、
読み進めていきました。
経験を重ねた後で、
また見え方が変わる本らしいです。
ドラッカーの著書全体がそうみたいです。
また読むときが楽しみ。