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【ただ、走る。走る。走る。他のものは何もいらない。この身体とこの走路があればいい「1本、1本、全力だ」。すべてはこのラストのために】
ドラマ化決定。2008年2月。
http://www.fujitv.co.jp/kaze/index2.html
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新二の2年間の努力の集大成。
総体で力一杯戦う巻。
この物語は、選手の心境が良く書けてて臨場感に溢れていた。
合宿の辛さも、招集からスタートまでのあの緊張感も、スタートしてからのがむしゃらになってしまうところなんかも、試合で最高の走りが出来る喜びや、本来の力を出し切れないもどかしさも、競技は違えども、大変覚えのある感覚が読んでて蘇ってきた。
これからというところで話が終わっているが、始まる為の終わりという感があって良い。
新二にとっては、やっとここでスプリンターとしてのスタート地点に着いたのだ。
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あのぉ・・・最高、としか言いようがありません。ほんと好き。新二も、連も、みんな。文庫になったら買ってしまいそうな位ハマった。「成長」が手にとる様にわかって。すごく輝いている物語だと思う。こんな本に出逢えて、すごく嬉しい。
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(3つあわせて)すっっっっっごくおもしろかった!わたしもスプリンターになりたいと思ったぐらい!ってか、読み終わると走りたくなります。陸上っていいな、ってそう思わせる作品は本当にすごいと思います。この本を読んで本当によかった。主人公や部活の様子がすごくリアルで、すごくリアリティがあって緻密で、作者はしっかりと主人公を描ききれていたので、一緒に悩んで、笑って、つらくて、そして走る、努力は報われるとかいうことじゃなくて、頑張るってすごく素敵なことだと思える。陸上やスポーツの魅力がわかる。そして、自分は違う部活だったのに、高校時代の部活のことを振り返ることができる。ほんとうによかったです。リアリティでは、いままでのなかで一番だと思います。すごく好き。そして、主人公視点からだけど、連や根岸や桃内や谷口や鎌山やみっちゃん、仙谷や高梨といった他校のヒトまでしっかりと、ものすごく魅力的に描かれているのがすごかった!!!三冊あるとはいえ、どの人物もあますところなくしっかりと魅力があるのは本当にすごいと思いました!!!
ただ、惜しむらくはラストがちょーっとだけもったいなかったこと。これだけ内容が素敵だとラストが大変なのはわかるけど、正直、もっとべつの終わり方があったと思う。最後の最後は、そんなどこかありきたり?でいいのか、というのがちょっとだけ悔しくて、すごく楽しかっただけに、ちっちゃい小骨がちょっとだけつっかかってしまったような違和感を覚えています。だけど、すっごく好きだし、できるものなら続編読みたいし、シリーズにしてほしいです!!!
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谷口と進展が・・・!やっぱり新二も男だね!(意味不)
でもやっぱ最後の優勝は感動!
リレーって奥が深いなぁと思った。
ただ走るだけだと思っていたけれどそんなこと無いんだね。
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あくまでも新二の『ドキドキ』に視点がおかれていたので、陸上ではなく水泳でもいいんでは?もう少し陸上そのものの魅力を引き出せれば良かったのにね。
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青春色満載の熱血&爽快高校陸上(短距離)物語・第三部。
「だた走って、跳んで、投げて。それのどこが面白いの?」
高校時代どんな部活動をしていたかで話題になり、『陸上』と答えると、割と多い反応。少しムッとするも、一旦呼吸を置いてふと考えてみる。
どこが面白いか。そんなの一言で表せない。ただ走ることが面白かった。そして、今も尚そういうふうに思える自分自身に少し驚いた。どんな理由であれ、『陸上』を「面白い」と思えたのは、『陸上』という競技に出会えたから。そこで、色んな仲間と出会い、先輩・後輩と出会って、『走る』ことの楽しさを覚えたから。
自分が変わることって、何も人との出会い、触れ合いだけじゃない。何か一つのことに熱中することでも、感銘を受ける書物とか音楽とかに触れることでも、人は変化する。もっともっと違う『自分』を実感できる。そして、自分の存在が、人に影響を与えることも。
『出会い』は本当に不思議ですね。こんなにも人を『変える』力を持っている。
第二部までは、そのほとんどが主人公の視点で描かれ、主人公が色々な人に触れ、競技を重ね、成長していくところが描かれていた。
第三部は、変わらず主人公の視点だけど、主人公自身だけでなく、他の登場人物のことも丁寧に描かれている。まるで、主人公に影響されたかのように。触発されたかのように。
彼にとっては知ってか知らずか、でも、確実に皆が成長している。それぞれが呼応しあうように。自分は、単純に誰かから何かを『受ける』だけではない。自分も誰かに何かを『与える』ことができる。できている。そうやって、皆前に進んでいる。一歩一歩。
その気持ちがひしひしと伝わり、一読者として感動する反面、羨ましくもある。
あの頃のようには、もう戻れない。
でも、あの頃の想いやつながりは、ずっと大切にしていきたい。
明日も、明後日も、その次の日も、「よし! 頑張ろうっ!」 そんな気持ちにさせる、最高の作品です。
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延々と走って、走って、走っての小説なのに全然飽きない。ラスト一行が好き。
去年の本屋大賞「東京タワー」よりいいと思う。
個人的には「夜は短し歩けよ乙女」に取ってほしかったが。
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書名 [一瞬の風になれ] ?〜?巻
著者 [佐藤多佳子]
出版社 [講談社]
定価 [??1470円 ?1575円]
コメント・・・
「速くなる」
ただそれだけを目指して走る。
白い広い何もない、虚空に向かって…………。
春野台高校陸上部。とくに強豪でもないこの部に入部した2人のスプリンター。ひたすらに走る、そのことが次第に2人を変え、そして、部を変える。「おまえらがマジで競うようになったら、ウチはすげえチームになるよ」思わず胸が熱くなる、とびきりの陸上青春小説、誕生。
久しぶりに小説読みました。
3巻ありますが、ぐいぐい読めます。会話文も多いし、空白も多い。まだ続きがあってもいいくらいです。
主人公含め、チームメイトの成長が読むスピードを速めてくれます。
いわゆる「少年ジャンプ」の方程式=「友情+勝利+正義」がこの作品にもあてはまりますね、ど真ん中が気持ちいい。
試合の記述より、練習のやりとりが多く割かれていて、周りを気遣ったり、自分との戦いだったり、努力、色々な悔しさ、失敗、恋愛禁止の部活内での恋バナだったりが、泣き笑えます、ほほえましい、うらやましい。
「青春とは人生のある時期というのではなく、心のあり方をいうのだ」
と誰かが言ってますが、、、
やはり高校生活にしかない青春はいいですね。
顧問の先生もいいこといいます。
-「コンプレックスってやつは、使い方次第ですげえ武器になるな」-
-「一ノ瀬のそばにいるのが幸運なのか不運なのか、それはおまえの考え方一つで変わってくるぞ」-とか。
単行本で3冊買うのはちょっとね高いね・・・(庶民のオレには)。
図書館か、友達から借りるとか、文庫になるのを待つとかでもいいかも。
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2007.05. 妹が大学で借りてきてくれて、うれしいうれしい3巻は一気に完走。文章の勢いが断然変わってくる、やっぱり試合の雰囲気って違う。主人公も1年から3年へと成長してて、後輩の指導にも真剣にあたったりして感動してしまう。なにより、部の仲間!個人競技なんだけど仲間意識が素晴らしい。もう読んでいてうるうるしてしまった。最後の南関東大会では「位置について」を読むと私までハッと息を飲んで、思わずクラウチング・スタートの姿勢を取るような気持ち。臨場感溢れる爽やかな小説だった。
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読み終わって正直走りたくなった。新二の走りは試合毎にアスリートとしての成長をとげみているこちらも応援したくなっていた。そして南関東大会100m決勝での走りは感動を覚えた。ただここからが始まりのような終わり方だったので新二と連の陸上の情熱はこれからも続くだろう。自分があんまり部活に参加してないだけに青春を疑似体験してしまった感じがして良かった。本当にお勧めできる作品です。
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もう早く先が読みたくってドキドキしながら読んだ。彼らの成長がほんとに0,1コンマみたいに細かく丁寧に描かれてて、まさに「一瞬の風になれ」だった。
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まさに青春を駆け抜けた3部作。
新二の走ること、仲間へのひたむきさが爽やか。
一部と二部は2006年12月に読みました。
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ただ、走る。走る。走る。他のものは何もいらない。この身体とこの走路があればいい「1本、1本、全力だ」。すべてはこのラストのために。
読んだあとにさわやかな気持ちになりました!がんばらなくても自然に話しに入り込めて、すごくよかったです!!100mと4経の決勝までで終わってしまって、その先も読みたいような気もしたけど、アレはアレでいいのかもしれません。
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大会が多すぎて、どれがなんだかわからなかった。
それだけ陸上の大会ってたくさんあるのな。
一人称は男の子だけど、やっぱり女の人が書いたなあと思う。
表現がなんとなくやわらかい。
読んでいるうちに、いつのまにか新二が成長している。
それぐらい自然に、滑らかに物語りは進んでいく。
3巻になると、よく新二が自分を振り返っていて、そういえばそうだったなぁと思う。
不自然さが無い。読みやすい。
ちゃんと挫折しながら進んでいるから、受け入れられる。