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縄文時代の人々の暮らしをテーマにしたマンガ。
単なる歴史マンガにとどまっていない。しっかりとした知識を基礎にして、緻密な考証に立脚した想像もかなり取り入れて、縄文時代の生活を大胆に描いている。
素朴ではあるが、ほんわかとしたストーリーに心がなごむ。
巻末の「縄文うんちく講座」もよい。
著者はかつて発掘現場で作業員をしていたこともあるらしい。
考古学に関する知識の他に、地元岩手で親しんだ民俗学的知識を駆使することで、なかなか面白い内容になっている。
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縄文時代を舞台にした異色のストーリー。
現在の東北地方のあたりに位置するデランヌの村に暮らすニタイとキナナという一組の夫婦を中心にその時代の生活をリアルに描いています。
古代の人々の生きる知恵に脱帽・・・。
特に、古代に冬は「長(なが)の祭り」といって、秋までにためこんだ食料で冬中食っちゃ寝する伝統があったというのはオドロキでした。(しかも世界的にそういう伝統があったそうです)
う、うらやましい。
もちろん生きること自体が現在とは比べ物にならないぐらい厳しい時代だったとは思いますが、読み進むうちに果たして現代の生活の方が絶対的に幸せだと言えるのかどうか考えさせられます。
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既読。
縄文時代ののんびりとした日常。
どうも遠野のあたりの話らしい。なんだかすごく「うん、そうだよね、わかるわかる」という感じ。
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縄文時代に興味がある人には、食べ物や小道具ひとつとっても、わくわくが止まらない。
ストーリーは、まったりほのぼの。豊かな自然と一体化した人々の、日常の生活を描いている。
波瀾万丈の事件もないし、だめっ子が劇的に成長する興奮もないけれど、こんな時代に生まれるのも悪くないなあと思わせてくれる良作。
絵的にもっと、表情の差異や、人物の描き分けが際立っていれば、より楽しめただろうと思う。
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縄文といえば、何が浮かぶだろうか?
土偶、狩猟生活、縄文土器
だけどそれだけじゃない。
そこには現代と変わらない人間の生き方がちゃんとある。
ある東北のムラに暮らす若い夫婦とムラの人々、四季を緩やかに描いた作品。
ただの歴史日常マンガとして読むだけではもったいない。