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楽器別のおススメ曲を挙げてくれるコーナーは(いつかきっと)「使える」ところです。
チェレスタが印象的なのはこの曲、コントラバスが主役になるのはこの曲、トロンボーンを堪能するならこの曲と教えてくれています。
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相変わらず著者の切り口の多彩さと、解説のわかりやすさはスゴイ。
それぞれ“オススメ”としていくつもの曲が紹介されているが、ある程度のマニア(?)じゃないとわからないところもあり、個人的には入門書というよりはもう少し先に位置していると思う。
各パートで内容が変わるのでどこから読んでも楽しめる内容。
でも『あとがき』に一番ヤラレタかもしれない。
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私は初心者なので、曲名は知っていても、実際どんな曲だったかわからないものが多いのですが、それぞれ、是非聴いてみようという気持ちは大いにそそられました。
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茂木さんの著作はほとんど読んでいますが、どうも面白くない。文章を書くことに向いていないんだと思う。指揮者になるんだったら、寄り道をやめて、N響を退団してでもやるべきだと思いますが。
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TPO別、血液型・星座別、聴きたい楽器別といったように色々なカテゴリーから茂木さんオススメの曲、作曲家が紹介してある。
例えば、さそり座でB型の私にはショスタコーヴィチがオススメらしい。その根拠たるや軽薄なことこの上ないが、そう言われるとショスタコーヴィチが気になって彼の色々な曲を聴くようになったし、ショスタコーヴィチに関する本を読んだりもした。
よっぽどのクラシックファンでなければ、聴いたことのないクラシック曲があるはずなので、この本を読めば「へー、そんな曲があるんだ。聴いてみよう」と音楽との出会いを提供してくれるのではないだろうか。